福祉型キャッシュレスサービスのKAERU、国内最大級の障害者グループホームフランチャイズ「tocotoco」と業務提携
〜全国400法人・1,200施設を対象に、新規開設ホームへの標準導入と既存ホームへの順次展開で入居者の金銭管理をキャッシュレス化〜

介護・障害福祉におけるお金のやり取りをなめらかにする福祉型キャッシュレスサービスを提供するKAERU株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:岡田 知拓、以下 KAERU)は、「tocotoco」ブランドのもと全国で障害者グループホーム等を展開するtocotoco株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:山本 裕貴、以下 tocotoco)と業務提携を締結したことをお知らせいたします。本提携により、tocotocoが運営・支援する全国のグループホームにおいて、入居者の金銭管理のキャッシュレス化を推進し、ご本人にとっても支援者にとっても安全で、現代のニーズに即した金銭管理の仕組みづくりを進めてまいります。
■取り組みの背景
障害者グループホームの現場では、入居者の日用品購入や外出時の費用、医療費の支払いなど、日常的に現金のやり取りが発生しています。とりわけ入居者の金銭管理は、ご本人とご家族からお預かりしている大切なお金を扱う業務であり、ミスの許されない、慎重さが求められる仕事です。現金や通帳を施設で取り扱うことには、紛失・取り違えといったリスクが常に伴います。金融機関の支店統廃合や窓口縮小が進むなかで、現金を引き出し、手渡しし、記録するという一連の作業の負担は年々高まっています。
そのため支援者は、出納のたびの記録、現金の保管、領収書の管理、といった事務を日々積み重ねる必要があります。
一方で、社会全体ではキャッシュレス化が急速に進み、現金を持たない暮らしが当たり前になりつつあります。障害のある方が地域で自分らしく暮らし続けるうえでも、金銭管理を現金前提の仕組みから、より安全で時代に即した形へと見直していくことは大きな意義を持ちます。キャッシュレス化は、ご本人にとっては「お買いものの自由の確保」や「使いすぎの防止」につながり、支援者にとっては「事務負担の軽減」と「利用履歴の見える化による透明性の向上」につながります。
tocotocoは「トコトコと、一歩ずつ。」を理念に掲げ、一人ひとりの人生に寄り添う新しい福祉のかたちを全国に広げてきました。両社は、金銭管理のキャッシュレス化が、入居者・ご家族・支援者の三者にとってより安心できる暮らしの基盤になるとの認識で一致し、このたびの業務提携に至りました。
■業務提携の目的と展望
本提携では、tocotocoのグループホームにおける入居者の金銭管理について、KAERUの福祉型キャッシュレスサービス「KAERU Biz 介護・障害福祉」の活用を進めてまいります。具体的には、以下の取り組みを柱として推進します。
新規開設するホームにおける、KAERUのキャッシュレス金銭管理の導入
既存の全ホームへの導入推進
支援者の現金取扱業務の削減と、利用履歴の見える化による金銭管理の透明性向上
ご家族による遠隔での残高確認・利用状況の把握の実現
両社は、まず一部のホームでの運用を整えながら、新たに開設されるホームには標準的にキャッシュレスでの金銭管理をご案内し、あわせて既存ホームへの展開を強力に進めてまいります。これにより、tocotocoのネットワーク全体で、現金に依存しない新しい金銭管理の仕組みを広げていくことを目指します。
■期待される効果
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ご本人がお買いものを楽しみ続けられる「お金の自由」の確保
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ご本人・ご家族にとって透明性の高い、安心できる金銭管理の実現
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入居者一人ひとりの金銭管理にかかる記録・出納等の事務負担の軽減
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事務にかかっていた時間を、入居者へのケア・生活支援の時間へと振り替えることによるサービス品質のさらなる向上
■KAERUの解決したい社会課題
日本では高齢化の進行とともに、認知症当事者の数が増加を続けています。厚生労働省研究班(九州大学・二宮利治教授ら)の推計では、2030年時点で認知症の高齢者は約523万人、その前段階とされる軽度認知障害(MCI)の方を含めると約1,100万人に達する見込みです。さらに2040年には認知症の方だけで約584万人にのぼり、MCIを含めると高齢者の約3割が認知機能に何らかの低下を抱えると推計されています。加齢に伴う認知機能の低下は誰にでも起こりうるものであり、金銭管理に支障をきたすケースも少なくありません。
一方、知的障害や精神障害のある方にとっても、日常的な金銭管理は大きな課題です。障害のある方が地域で自分らしく暮らし続けるためには、適切な金銭管理の支援が不可欠ですが、現状では現金を前提とした仕組みが中心であり、支援者の負担も大きくなっています。
高齢者も障害のある方も、その人らしく安心して暮らせるインクルーシブな社会を実現するためには、お金のやり取りそのものを見直す必要があります。
KAERUは、高齢者や障害のある方の金銭管理を支える福祉型キャッシュレスのインフラとなることで、ご本人が安心してお買いものを楽しみ続けられる環境と、支援者にとってもサステナブルな仕組みを提供することを目指しています。
■tocotoco株式会社 代表取締役 山本 裕貴からのコメント
私たちtocotocoは、「トコトコと、一歩ずつ。」という理念のもと、障がいのある方が地域で自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。
その中で、金銭管理は日々の暮らしを支える非常に重要なテーマです。しかし現場では、現金管理や立替精算、帳簿管理などに多くの時間と労力が費やされているのも事実です。また入居者様としても金銭管理は単なるお金の管理ではなく、「自分で選ぶ」「自分で決める」「地域で暮らす」という自立した生活そのものを支える大切な基盤だと考えています。
今回のKAERU様との業務提携は、単なるキャッシュレス化ではありません。
入居者様の自立を後押しし、ご家族に安心を届け、そして支援者が事務作業ではなく支援そのものに集中できる環境をつくるための挑戦です。
これからの福祉は、「想い」だけでも、「制度対応」だけでも成り立ちません。テクノロジーの力を活用しながら、支援の質を高め、現場を持続可能なものにしていくことが必要です。
私たちはKAERU様とともに、全国のグループホームから新しい福祉のスタンダードを創り上げていきたいと考えています。そして、入居者様、ご家族、支援者の皆さまが、今よりも安心して未来を描ける社会の実現に向けて、一歩ずつ前進してまいります。
■KAERU株式会社 代表取締役 岡田 知拓からのコメント
KAERUは、加齢とともに認知機能が低下した高齢者や、知的障害・精神障害のある方を含め、誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にすることを目指し、やさしい金融サービスを提供しています。
国内最大級のネットワークを持つtocotoco様と連携できることを大変嬉しく思っております。障害のある方が地域で自分らしく暮らし続けるうえで、金銭管理の支援は欠かせません。その支援を、ご本人にとっても支援者にとっても安全で、現代のニーズに合った形へとキャッシュレスで支えていく。この取り組みを、新規開設ホームでの標準導入と既存ホームへの展開を通じて、tocotoco様と共に全国へ広げてまいります。
【「KAERU(かえる)」提供サービス概要】
■介護・障害福祉施設向けキャッシュレス金銭管理サービス「KAERU Biz 介護・障害福祉」
サービス紹介ページ:https://kaeru-inc.co.jp/services/care
■行政機関・社会福祉協議会・成年後見人向けサービス「KAERU Biz 権利擁護」
サービス紹介ページ:https://kaeru-inc.co.jp/services/team
■アシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」
ご本人様向けサービス紹介ページ:https://kaeru-inc.co.jp/services/user
■離れて暮らすご家族がサポートできる遠距離介護者向けの「KAERU」
ご家族様向けサービス紹介ページ:https://kaeru-inc.co.jp/services/partner
【tocotoco株式会社について】
tocotoco株式会社は、「トコトコと、一歩ずつ。」を理念に掲げ、福祉・医療の「tocotoco」ブランドの運営およびフランチャイズ展開・コンサルティングを通じて、地域における複合的な福祉ネットワークの構築を支援する総合福祉事業者です。介護サービス包括型障害者グループホーム「tocotoco home」、精神科訪問看護「tocotoco nurse」、就労継続支援「tocotoco work」などを通じ、障害のある方が地域社会のなかで自分らしく安心して暮らせるための包括的な支援を全国規模で提供しています。
会社名 :tocotoco株式会社(tocotoco corporation)
代表者 :代表取締役 山本 裕貴
所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-25 平安堂ビル3階
設立 :2016年8月
事業内容:「tocotoco」ブランドの運営および福祉・医療のコンサルティング事業
URL:https://to-co-to-co.co.jp/
【KAERU株式会社について】
KAERU株式会社は、高齢者や障害のある方を含むすべての人にとってやさしい金融サービスの提供を通し、安心して暮らし続けられる社会の構築及び、誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にすることを目指しております。
■サービス名「KAERU(かえる)」に込められた想い
社名にもなっているKAERUには、3つの意味を込めています。
自由にものを『買える』
利用者ご自身やお財布がちゃんとおうちに『帰る』
お金の管理が難しくなるとお買いものをできないと言われている常識を『変える』
■KAERU株式会社 代表取締役CEO 岡田知拓プロフィール
新卒で決済ベンチャーの法人営業・事業開発を担当。海外に拠点を移してからは、東南アジアのスタートアップにジョイン。その後、日本に戻りLINE株式会社に入社。LINE Payサービスの立ち上げ初期から、戦略立案から個別のプロダクト企画など、広範にグロースに携わる。利用者にとって、より付加価値のあるペイメントサービスを創りたいと考え、福田とKAERU株式会社を創業。
■KAERU株式会社 取締役COO 福田 勝彦プロフィール
公務員、ボストンコンサルティンググループ、株式会社ネットプロテクションズを経て、株式会社メルカリ/同メルペイの新規事業で、コールセンター、オペレーション部門立上げに、責任者として従事。立ち上げに関わったプロダクトは、メルカリ カウル、メルカリNow、メルペイなど多数。
【KAERU株式会社 会社概要】
社名 :KAERU株式会社
代表者 :代表取締役 岡田知拓
所在地 :東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階
設立 :2020年10月
事業内容:福祉型キャッシュレスサービス「KAERU」の企画・運営
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