PagerDuty初の体験型技術カンファレンス「PagerDuty Tech Hub 2026」を開催
200名以上の参加者が竹芝に集結。NewsPicks CTOのキーノート、8社のショートセッション、eスポーツ形式の「PagerDuty Challenge Cup」、アンカンファレンスで実践知を共有
インシデント管理ソリューションを提供するPagerDuty株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山根伸行、以下「PagerDuty」)は、2026年9月29日(火)、東京ポートシティ竹芝 ポートホールにて、インシデント対応と運用設計をテーマとした技術カンファレンス「PagerDuty Tech Hub 2026」を開催しました。当日はエンジニアを中心に200名を超える参加者が来場し、キーノート、ショートセッション、PagerDuty Challenge Cup、アンカンファレンスを通じて、各社の障害対応の実践知を共有しました。

■ 「Tech Hub」イベントコンセプト「運用を、もっとおもしろく。」
システム障害への備えと対応は、どの企業でも日々行われています。しかしその進め方は、事業の性質や組織の体制によって大きく異なり、他社がどのように備え、どう判断しているかは外からほとんど見えません。本イベントは「運用を、もっとおもしろく。」をコンセプトに、各社の実践者が自らの経験と、その判断に至った背景を持ち寄って語り合う場として企画しました。名称の「Hub」には、人とツール、そして知見をつなぐ結節点になりたいという思いを込めています。
オープニングでは、当社代表取締役社長の山根伸行が次のように挨拶しました。

「"サービスが止まらない”日常を裏側で支えているのは、深夜のアラートにも向き合っているエンジニアの皆様です。先日、あるお客様から『PagerDutyの導入による効率化やコスト削減の効果はもちろんだが、それ以上によかったのは、エンジニアのエンゲージメントが高まったことだ』というお言葉をいただきました。こうしたお客様の声をもっと増やしていきたいと考えています。Tech Hubを、現場で奮闘するエンジニアの皆様にスポットライトが当たる象徴的な場として育ててまいります。」
■ キーノート
本イベントのキーノートでは、株式会社ユーザベース 執行役員 NewsPicks CTO 安藤 裕紀氏に「『全員インシデントコマンダー』の、その先へ 〜 全員障害対応の文化をつくる NewsPicks流 Failure Fridayのご紹介」と題してご講演をいただきました。NewsPicksでは、特定の担当者に頼らず、すべてのエンジニアが障害対応の指揮役(インシデントコマンダー)を担う体制を構築されてきました。安藤氏はその取り組みに加え、過去の障害を当時の担当者とともに振り返り、調査の手順や判断の根拠まで共有する隔週の社内勉強会「Failure Friday」をご紹介されました。「対応した人を称賛し続けること」と「『前にも似たことがあった』と思い出せる知識を全員に広げること」が、障害対応を一部の人の技能に留めないための鍵だとコメントされました。

■ ショートセッション
続くショートセッションでは、KDDIアイレット株式会社、KINTOテクノロジーズ株式会社、NECネッツエスアイ株式会社、株式会社グリー、株式会社サイバーエージェント、株式会社Finatext、弥生株式会社の7社の皆様にご登壇いただきました。大量の通知のうち本当に対応が必要なものをどう見分けるか、監視の仕組みを入れ替えた際に何がつまずいたか、社内共通の基盤で複数のツールと当番体制をどう組み合わせるか、監視やAIを整えてもなお障害発生直後に迷ってしまう現実、AIに初動の調査を任せる範囲と人が責任を持つ範囲の線引きなど、ツールの使い方ではなく「なぜその方法を選んだのか」に踏み込んだ経験が共有されました。
■ PagerDuty Challenge Cup

3名1組のチームが、架空の人気飲食店「ペイジー食堂」のシステム運用担当となり、次々と発生する障害にPagerDutyを使って立ち向かうeスポーツ形式の競技です。競技が行われる部屋とメイン会場が中継で結ばれ、客席の大型スクリーンには、各チームのスコアボードと、障害に向き合う参加者たちの様子がリアルタイムで映し出されました。画面上では、復旧が遅れるほど来店客の行列が伸び、口コミ評価が下がる様子が映し出されました。実況・解説が「この一手は効くのか」をその場で読み解き、復旧の瞬間にはスコアが動いて客席から拍手が起こるなど、会場全体が一つの障害対応を見守る空間となりました。

競技では、サービスの入口となる通信経路の消失や、データベースの通信遮断・ロックといった障害が次々と注入されました。採点は復旧の速さだけでなく、アラートを確認するまでの時間、経営層や広報役からの問い合わせへの対応、誤った対処による減点までを含み、「組織としての対応力」が問われました。各チームは「インシデントコマンダー」、「レスポンダー」、「スクライブ」といった役割分担を徹底し、途中には長時間の障害対応を想定した引き継ぎを体感する役割交代も設けられました。
■ アンカンファレンス
プログラムの終盤には、参加者がテーマごとにテーブルを囲んで語り合うアンカンファレンスを実施しました。テーマは「障害対応の指揮役をどう育てるか」「大規模な障害が起きたときの体制」「障害後の振り返りを形だけにしないには」「障害対応の価値を経営にどう説明するか」など、登壇者から一方的に学ぶ形式ではなく、同じ悩みを抱える参加者同士が互いの意見を持ち寄る形式で、予定時間いっぱいまで議論が続きました。

「障害時の備え」では、全員が一箇所に集まる体制や定期的な訓練の重要性が共有され、「大規模障害だと宣言するには勇気がいる。事前に基準を決めておく必要がある」との声が上がりました。経営への説明では、コスト削減を重視する経営層との認識の差を埋めるために、障害対応への投資を成長投資として位置づけ直す切り口、などが提案されました。時間が足りず「もっと議論したい」といった声も上がるなど、会社の垣根を越えて、課題を共有する参加者同士の熱い議論が交わされました。
■ PagerDuty株式会社 草間一人のコメント

本イベントを企画したPagerDuty株式会社 草間一人(Product Evangelist)は次のようにコメントしました。
「運用を縁の下で支える方々が、これほど積極的に議論に集まり、自ら学ぼうとする姿に大変感銘を受けました。予想をはるかに超える良い議論が生まれたのは、本日ご来場いただいた参加者、そして登壇者の皆様のおかげです。今後、皆様の運用活動がより良いものになるよう、コミュニティとともに成長を続けてまいります。」
■ 開催概要
イベント名 PagerDuty Tech Hub 2026
開催日時 2026年9月29日(火)13:00〜18:10(18:30〜アフターパーティー)
会場 東京ポートシティ竹芝 ポートホール(東京都港区海岸1-7-1)
開催形式 対面開催
主催 PagerDuty株式会社
特設サイト https://www.techhub.pagerduty.co.jp/
■ PagerDutyについて
PagerDuty株式会社は、デジタルオペレーション管理のグローバルリーダーであるPagerDuty, Inc.(NYSE:PD)の日本法人として、大規模なIT運用業務の効率化を支援しています。当社が提供する「PagerDuty Operations Cloud」は、インシデント管理、AIOps、自動化、カスタマーサービスオペレーションを統合した、柔軟で拡張性のあるプラットフォームです。Operations Cloudを採用することで、企業は運用障害のリスクやコストを軽減し、イノベーションの速度を高めることで収益を拡大できます。Fortune500の半数以上、Fortune100の70%近くがPagerDutyを現代の企業に不可欠なインフラストラクチャーとして採用しています。日本における顧客事例はこちら(https://www.pagerduty.co.jp/customers/)をご覧ください。
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