17歳のラッパー、X 1arkが次世代HIPHOPスター発掘企画「TOKYO DRILL 2」で優勝!数百名のアーティストの中から選ばれし才能
次世代ヒップホップスターを発掘するSNS特化型オーディション企画!
ホットでフレッシュな次世代ヒップホップシーンの最新情報を発信しているメディアプラットフォーム「©スラムフッドスター」。
若手アーティストたちのパワフルな音楽やスタイルを中心に、独自の視点とクリエイティビティを持って、情報発信をしているインディペントメディアです。
その「©スラムフッドスター」が実施していた次世代ヒップホップスターを発掘するオーディション企画「TOKYO DRILL 2」の 優勝者が発表されました。
滋賀出身、17歳のラッパー、X 1arkが優勝
X 1ark「Eternal Blaze」
荘厳なイントロから一転、ヘヴィでダークなドリルビートにのせられたハードなリリックは、彼のバックボーンやストリートでの生き方が刻まれている、非常にインパクトのある楽曲となっています。
©スラムフッドスターにて掲載されているインタビューでは、DRILLに関して、X 1arkは「コンプレックスを武器に出来るジャンルだと思った」と語っていました。
X 1ark
Instagram:@freemyg.s
X:@x_1ark
Stream:https://linkco.re/fR2veGrS
「Eternal Blaze」のミュージックビデオの映像監督を務めたt,t,t,(ティーティーティー)は、制作にあたって意識した点や工夫した点をこのように語りました。
t,t,t,:もともと彼のバラクラバから出てる目を見てすごくいい目をしてるなーと思っていて、しかしその目の奥には冷酷さや殺気、どこか悲しさ寂しさも感じていました。
彼は「フェイクな奴は俺の目に映らない」と話しています。
今回彼を撮らせてもらうとなった瞬間に、目にフォーカスして作品を作ろうと決意して彼に提案しました。
作品としては今までの作例と全く違うものを作りたくて、あえて思いっきり俯瞰からの画を撮ったり、
彼はリアルなストリートで生きてるので、そう言った背景も組み込んで暴力的な描写を入れたりと個人的にも新しい挑戦をさせてもらいました。
t,t,t,
Instagram:@t.t.t.1992
「TOKYO DRILL 2」とは
日本の忍者文化と深く結びついたようなファッションスタイルで、シカゴで産まれて進化を遂げ、近年イギリスから更に全世界にへと火が付いたDRILLムーブメントは止まることのない勢いで、日本にも浸透してきている背景から、DRILLでイケてる次世代スターアーティストの発掘をコンセプトとした、©スラムフッドスターが開催した参加型オーディション企画。
視聴者からの投票と、YOUTUBEやSNSの反応を数値化し決めるという、この民主的なジャッジシステムも特徴。
応募者の中から、パフォーマンスの高い3名に対して、スラムフッドスターからMV制作権が、さらに視聴者投票にて1位を獲得すると、10万円の賞金+1年間のMV制作無償権が与えられます。
「TOKYO DRILL 2」の選考フローと振り返り
①エントリー
用意されたビートの中から1つ選び、「人生、自己紹介」をテーマとしたフリースタイル動画を撮影し、指定のタグ #スラムフッドスター をタグ付けし、Xに投稿することで、TOKYO DRILL 2へのエントリーが完了。
ビートメーカーとしては、DRILLジャンルに造詣の深い、ATSUKIをはじめとする、AIM1、BLOOD BOY、Plue、Bardin Beatz等の錚々たるトラックメイカー/プロデューサーが参加し、TOKYO DRILL 2での応募アーティストは、数百名及びました。
SNSでの反応を数値化し、次のマイクパフォーマンスステージに進む16名が選出されました。
②マイクパフォーマンスステージ
選出された16名を、4組に分け、マイクパフォーマンス動画をYouTubeを含むSNSにてアップし、視聴者からの投票とSNSの反応によって、ファイナルステージへと進む8名が選ばれました。
③ファイナルステージ
ファイナルステージでは、4人1組でのサイファー動画がYouTubeを含むSNSにてアップされ、ここでも視聴者からの投票とSNSの反応によって、MV制作権が与えられる3名が、Pxrge Trxxxper、X 1ark、SJ souldier(from 14 FOURTEEN)に決定しました。
④MV公開
Pxrge TrxxxperとX 1arkは、同い年でもあり、ダブルネイムEP『Behind The Pain』をリリースするなど、活動を共にする仲でもあり、マイクパフォーマンスステージではお互いの応募動画のビートを交換してパフォーマンスをしたことも話題となった二人。
SJ souldierは、横浜をフッドとするラッパーで、14 FOURTEENというクルーのメンバーで、14 FOURTEENは、RYKEYDADDYDIRTYが注目していることを公言していたり、ralphの地元の後輩でもあり、何かと話題に上がる存在です。
3名ともスキル、センスともに申し分が無い、才能あふれるアーティストで、誰が優勝してもおかしくない状況の中、視聴者からの投票とSNSの反応によって優勝者が選ばれ、X 1arkが賞金と1年間のMV制作無償権を獲得しました。
Pxrge Trxxxper「6ig6a6y」
X 1ark 「Eternal Blaze」
14 FOURTEEN「GTA (feat.SJ souldier&G-BALE)」
大反響の中、幕を閉じたTOKYO DRILL 2。その運営を行った©スラムフッドスターの創設者・スラムリッチにインタビュー!
ーTOKYO DRILL 2の審査基準について教えていただけますか。
スラムリッチ:審査員などは用意せず、視聴者だけで民主的に判断できればいいなと思い、公式サイトに視聴者用と投票フォームを設けて、YOUTUBEやSNSの反応も数値化して、最終選考の結果を発表しました。
視聴者に判断を任せる企画で、3人とも僅差で最後まで結果はわからず運営陣もドキドキしながら経過を眺めていました。
ーTOKYO DRILL 2を終えての感想を教えて下さい。
スラムリッチ:1度目より2度目の企画応募参加人数が3倍、4倍くらい応募してきて貰えて、ラップスキルも多様な若いアーティストの参加も多く、日本でもDRILLの邪悪なエネルギーをしっかり表現できるカッコイイアーティストに出会えました。
全体的に前回よりスキルがヤバいアーティスト達に集まってもらえたなと感じました。
ーTOKYO DRILL企画の今後のビジョンについて教えて下さい。
スラムリッチ:また来年にTOKYO DRILL3を企画しようと思います。
来年はもしかしたら違う名前のオーディション企画かもしれませんが、インディペンディントのアーティストがミュージックビデオを作るのに、バンバン制作に大金を投資できる状況というのがなかなかないと思うので、年に1回は「スキルや才能あるけど、資金的に厳しいアーティスト」がしっかりチャンスを掴めるような、夢のある企画を作ってシーンを盛り上げながら、サポートしてあげたいというビジョンがあります。
ーメディアとして、今後どのようなアーティストを取り上げたいですか。
スラムリッチ:©スラムフッドスターは、メインストリームとアンダーグラウンドの架け橋となるようなメディアを目指していて、メジャーシーンのアーティストと仕事したい等は目指していなくて、新しい波を起こしてくれそうな若手を見たいというニーズだったり、視聴者が望むものをお見せしていきたいです。これからも、ファンの声にしっかり応えていきたいと考えています。
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