【岡山県】“果物の女王”岡山県産「マスカット・オブ・アレキサンドリア」 東京・大田市場で初競り

初値は過去最高の１箱（４.５ｋｇ）１０万円！

 日時： 2017 年 5 月 29 日（月）午前 7:00 ／ 場所：東京都中央卸売市場 大田市場 （東京都大田区）

　岡山県の特産物である「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の初競りが 29 日朝、東京都大田区の東京都 中央卸売市場大田市場で行われた。注目の初値は1箱（4.5kg）10万円。昨年の初値を大きく上回る過去最高の高値となった。
 

　今年はマスカッ トに甘さがのる 5 月中旬に天候に恵まれ、日照時間が例年の140％を記録したことで、実が大きく甘いマ スカットが育った。現に今日競りにかけられたマスカットの糖度は軒並み 22％を超え（※）、中には 22.7％と、いちごの甘さの約 2 倍の数値を示したものもあった。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
​　　　　　　　　　　（※）一般的なマスカットの糖度は 16％前後。

 

　初競りに合わせ岡山から駆け付けた宮地俊明岡山県副知事は、「例年よりも日照時間が長く、おいしく出来上がっているとは聞いていたが、昨年の初競りの3倍以上（の高値）で非常にびっくりした」と、笑顔の中にも驚きを隠せない様子だった。

　「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、豊かな香りと上品な甘さから“果物の女王”と呼ばれ、高級ぶどうの代名詞ともなっている。もともと高温・乾燥地帯のエジプトが原産で、日本では降水量が少なく「晴れの国」として知られる岡山県で栽培技術が発達した。岡山県で栽培が始まって今年で 131 年。今では生産量で国内の
90%以上を占める特産物となった。
　今朝競りにかけられたのは 548 箱、計 428.4kg。午後には都内の果物専門店の店頭に並ぶ。岡山県産の“果物の女王”「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、まさに今日から10 月末頃まで楽しむことができる。
 

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