みちのりHDとの協働プロジェクト推進にあたり、自動運転バスの導入・EVバス運行管理などに関するアドバイザリーを実施
なお、当社とみちのりHDとの協働は、2022年11月から開始して現在に至るものであり、今後も継続が予定されています。
みちのりHDは、「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」プロジェクト(※1)、「無人自動運転等の CASE 対応に向けた実証・支援事業(自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実証プロジェクト(RoAD to the L4)(テーマ2))」(※2)に採択されております。当社は、みちのりHDのこれら複数プロジェクトの協働推進パートナーとして、これまでに培ったAIのビジネス実装に関する知見を活かし、EVバスの運転手やバスの割り当て最適化、EVバスの充電計画を含んだ運行の最適化などの実現に向けたAI技術開発ノウハウの提供のほか、プロジェクト進行に係るシナリオ作成、自動運転バスの路線導入に関わるビジネス課題整理や要件定義などの各種アドバイザリー支援を行ってまいりました。
当社では「テクノロジーとビジネスを、つなぐ。」をミッションの一つとして掲げ、適切なAI設計とビジネスデザインを行う能力を「ソリューションデザイン」として体系化するとともに、それを体現する当社独自のAIコンサルタント「ソリューションデザイナ」の育成・採用を進めてまいりました。今後も継続が予定されているみちのりHDとの取り組みにおいては、引き続きこれらのノウハウを活かし、同社事業への貢献を果たしてまいります。
(※1)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2022年度より実施しているプロジェクト
(※2)経済産業省が実施している令和5年度のプロジェクト
実施内容について
当社はみちのりHDとの協働において、以下の支援を行っております。
1.「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」プロジェクトに対するアドバイザリー
・現状のバス運行業務フローの整理と可視化支援
・EVバスの充電計画を含む運行最適化に必要な機能定義とシステム全体の可視化支援
・EVバスの運転手およびバス車両の割り当て最適化における要求仕様策定および要件定義支援
・目標実現に向けた研究開発項目の詳細化と実行支援
2.「無人自動運転等の CASE 対応に向けた実証・支援事業」プロジェクトに対するアドバイザリー
・事業性を踏まえた自動運転バスの導入シナリオの作成支援
・自動運転バス導入に必要な全体アーキテクチャの設計支援
・運用を踏まえた自動運転バスおよびその他機能要素に求める要求仕様作成支援
これらの事業の詳細については、NEDOまたはみちのりHDおよび各社が発表の以下プレスリリース等にてご確認いただけます。
(2022年7月19日NEDO発表資料)
グリーンイノベーション基金事業、「スマートモビリティ社会の構築」に着手
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101560.html
(2022年7月19日 みちのりHDおよび各社発表)
電気バスの運行と地域エネルギーの一体管理を実現へ ~218台の電気バスを導入し、バスEMSを開発~
https://www.michinori.co.jp/pdf/20220719_PR_michinori.pdf
(経済産業省発表 Road to the L4 資料)
テーマ2. L4 MaaS 対象エリア、車両の拡大、事業性向上の取り組み
https://www.road-to-the-l4.go.jp/activity/theme02/
今後の展望
これまでのアドバイザリー実施の結果を踏まえ、みちのりHDご担当者より以下コメントを頂戴しています。
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※みちのりHD様コメント
連携当初、Laboro.AIのメンバーへの期待としては、当社導入検討していたAI技術に対してのアドバイザリーが中心でした。協働を開始して1年が経ちますが、Laboro.AIのメンバーは、AI技術の導入にとどまらず、バス事業者である当社と同じ目線で事業面からの性能・機能要求を踏まえて、AI技術以外も含めた各プロジェクトの実現手段の検討を進めてくれています。Laboro.AIの本質はAI技術もさることながら、テクノロジーとビジネスの深い理解とそれらをつなぐソリューションデザインだと思います。引き続き、Laboro.AIへは、AI技術にとどまらない先端技術のソリューションデザイナとしての動きを期待しております。
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当社では、新規製品・サービス創出やビジネスモデル変革等、顧客企業の成長や構造転換に直結し、かつAI技術のカスタム実装が求められるAI開発テーマを「バリューアップ型AIテーマ」と定義し注力しています。今般アドバイザリーを行なっている各事業は、AI技術の開発・活用を通して、バス運行のあり方のみならず、カーボンニュートラルへの貢献、さらには社会・生活者にとっての新たな生活価値・生活体験の創出につながる取り組みであり、当社としてもその実現に向け、みちのりHDと共に取り組みを進めてまいる所存です。
ご参考情報
■株式会社みちのりホールディングス会社概要
会 社 名:株式会社みちのりホールディングス
所 在 地:東京都千代⽥区丸の内一丁目9番2号 グラントウキョウサウスタワー8階
代 表 者:代表取締役グループCEO 松本順
設 立:2009年3月
グループの事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、鉄道事業、海運事業、観光事業(旅行業・ホテル)、車両整備事業、 保険事業、不動産事業
U R L : https://www.michinori.co.jp/
■株式会社Laboro.AI 会社概要
会 社 名:株式会社Laboro.AI(ラボロ エーアイ)
所 在 地:〒104-0061 東京都中央区銀座八丁目11-1
代 表 者:代表取締役CEO 椎橋徹夫
代表取締役COO兼CTO 藤原弘将
設 立:2016年4月1日
事業内容:機械学習を活用したオーダーメイド型AI『カスタムAI』の開発
カスタムAI導入のためのコンサルティング
U R L : https://laboro.ai/
株式会社Laboro.AIは、オーダーメイドのAIソリューション『カスタムAI』の開発・提供を事業とし、アカデミア(学術分野)で研究される先端のAI・機械学習技術をビジネスへとつなぎ届け、すべての産業の新たな姿をつくることをミッションに掲げています。業界に隔たりなく様々な企業のコアビジネスの改革を支援しており、その専門性から支持を得る国内有数のAIスペシャリスト集団です。
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