がん治療の副作用管理が劇的に効率化 AIカルテ「ボイスチャート」にCTCAE Grade自動評価機能を搭載
CTCAE Ver 5.0準拠で化学療法副作用をAIが評価
株式会社pipon(本社:東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD.7階、代表取締役:北爪聖也)は、AIを活用したカルテ作成支援サービス「ボイスチャート」に、がん治療における副作用を客観的に評価する「CTCAE Grade自動評価機能」を追加し、本日より提供を開始いたします。

■ サービス概要
「ボイスチャート」は、医師と患者の診察会話から、CTCAE Ver 5.0(有害事象共通用語規準)に基づく副作用のGrade評価を自動で実施し、SOAP形式のカルテに統合するサービスです。腫瘍内科医レベルの知識を持つAIが、患者の主観的な症状表現を客観的なGrade評価に変換し、治療方針決定を強力にサポートします。
■ 開発背景
がん治療において、化学療法や分子標的治療の副作用管理は患者の生活の質(QOL)と治療継続に直結する重要な課題です。現在、多くの医療機関では医療従事者が手作業でCTCAE評価を行っていますが、評価基準の習得に時間がかかり、判定のばらつきも課題となっています。当社は、AI技術を活用してこの評価プロセスを標準化・自動化し、より正確で迅速な副作用管理を実現いたします。
■ 主な特徴
CTCAE Ver 5.0完全準拠:国際標準の副作用評価基準に基づく正確な判定
患者表現の自動解釈:「少しだるい」「とても吐き気がする」などの主観的表現をGrade化
リアルタイム評価:診察中の会話から即座にGrade判定を実施
※その他、CTCAE Ver 5.0で定義される全ての副作用項目に順次対応予定
■ 導入メリット 評価精度の向上:専門医レベルの一貫した評価基準で判定のばらつきを解消 時間効率の大幅改善:手作業評価から自動評価への移行で診察時間を短縮 治療安全性の向上:客観的なGrade評価による適切な治療継続判断 患者QOLの改善:迅速な副作用対応により生活の質を維持 診療記録の標準化:CTCAE準拠の統一された副作用記録 若手医師の教育支援:AI評価を参考にした副作用管理スキルの向上
■ 価格・提供条件
基本料金:
初期費用:50,000円 月額費用:10,000円+従量課金
導入キャンペーン:2025年8月末まで、Grade評価機能を無料でお試しいただけます。
■ 対象医療機関 がん診療連携拠点病院 腫瘍内科・血液内科を有する病院・クリニック 外来化学療法室を運営する医療機関 治験実施医療機関 緩和ケア病棟・在宅医療機関
■ 株式会社piponについて
社名:株式会社pipon
所在地:〒104-0061東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD.7階
代表者:代表取締役 北爪聖也
設立:2019年9月13日
事業内容:AI を活用した医療支援サービスの開発・提供
■ お問い合わせ先
株式会社pipon
Email:seiyakitazume@pi-pon.com
URL:https://pipon.net/
Twitter:@seiyan1
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