横浜市戸塚区舞岡熊之堂の戦争遺跡ー太平洋戦争末期の照空隊陣地の発掘-【横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター】
【オリジナル3DCG動画公開】
このたび、舞岡熊之堂の戦争遺跡を紹介する3DCG動画を公開いたしました。あらゆる角度・高度から撮影された遺跡の動画とともに、図表や地図を交えた分かりやすい解説を加えております。現地に赴いたような迫力ある動画をぜひお楽しみください!
- 舞岡熊之堂遺跡の概要
舞岡熊之堂遺跡は、横浜市戸塚区舞岡町と吉田町にまたがる標高約55~60mの丘陵上に立地する遺跡です。平成29年~令和2年にわたり発掘調査を行った結果、縄文時代中~後期の集落跡や、弥生時代後期の環濠集落、中~近世の道跡などが見つかりましたが、最も特徴的な成果として、太平洋戦争末期の照空隊陣地跡が良好な状態で検出されました。
今回公開した動画は、この照空隊陣地跡に主に焦点をあて、戦争遺跡としての舞岡熊之堂遺跡を紹介するものとなっています。
- 動画の概要
【再生時間】10分30秒
【YouTubeチャンネルURL】
または「舞岡」「戦争遺跡」で検索ください。
※埋蔵文化財センターHPからもご覧いただけます。https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/maibun/
- 動画の見どころ紹介
①照空灯とその光
照空灯を設置していた「掩体(えんたい)」跡で、照空灯がどのように設置され、動いていたかを再現するシーン。現存する、小笠原諸島父島の照空灯写真もご覧いただけます。
②排水桝のガラス瓶
格納庫の物資や照空灯が水に濡れないように作られた排水桝(はいすいます)からは、殺虫剤のガラス瓶が出土しました。当時の環境を知ることのできる資料です。
③中隊本部跡
動画では中隊本部跡を実際に歩いているような感覚で、通信室や囲郭施設(いかくしせつ)など部屋を紹介しています。あわせて、空気式乾電池や化粧品の瓶など出土した遺物も解説とともにご覧いただけます。
- ご案内
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