【年収934万円】Kotlinエンジニア案件2025年最新|フリーランス調査
リモート案件は90.1%

2025年最新のフリーランスの「Kotlinエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
7,688件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・Kotlin案件の平均年収934万円
・リモート案件は90.1%
・Kotlin案件の占有率は全体の3.36%
■目次
Kotlin案件の平均年収
Kotlinの案件数
Kotlin案件のリモートワーク比率
Kotlin案件のフレームワーク別動向
Kotlin案件の多い業界
Kotlin案件の職種
Kotlinの特徴
Kotlinで作れるもの
Kotlinスキルの市場価値
調査対象
フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-12)に掲載されたKotlin求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月〜2025年6月5日
・対象件数:
7,688件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-12)
Kotlin案件の平均年収
平均年収934万円(言語年収ランキング6位)

Kotlin案件の平均月額単価は77.8万円、平均年収は934万円で年収ランキング6位です。JetBrains社製の静的型付け言語で、Android公式言語として採用され、Java資産との互換性も高い点が評価されています。
需要はAndroidアプリに加え、KtorやSpring Bootを用いたマイクロサービス、Kotlin Multiplatformによるクロスプラットフォーム開発へ拡大中です。近年はiOSやWeb、デスクトップアプリも単一コードベースで開発できるため、採用企業が増加しています。
Null安全性やデータクラス、コルーチンによる軽量な非同期処理が生産性と性能を両立させ、モバイルファーストのフィンテックや動画配信、EC企業を中心にリモートワーク案件が増え、この報酬水準の背景となっています。
Kotlinの案件数
案件数(案件比率)3.36% (案件数ランキング9位)

Kotlinの案件は市場全体の3.36%を占め、案件数ランキングは9位です。平均月額単価は77.8万円と高めで、モバイルアプリ開発を中心に安定した需要が見込まれます。
Android公式言語として採用されているほか、KtorやSpring Bootなどを用いたサーバーサイド開発、Kotlin Multiplatformによるクロスプラットフォーム開発への広がりが案件増加を後押ししています。
Null安全性とコルーチンによる高い生産性が評価され、スタートアップや大手SaaS企業、フィンテック、動画配信サービスなどでリモートワーク案件が増えている点も特徴です。
Kotlin案件のリモートワーク比率

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-12)
2025年6月時点のKotlinフリーランス案件・求人におけるリモートワーク比率は、フルリモートが38.8%、一部リモートが51.3%、常駐が10%です。フルリモートは前月比-0.3%とわずかに減少し、一部リモートも-1%と縮小しましたが、常駐は+1.3%とやや増加しています。
Android公式言語としての地位に加え、KtorやSpring Bootによるサーバーサイド開発、Kotlin Multiplatformによるクロスプラットフォーム対応が定着したことで、場所を選ばない開発体制が広がっています。特にモバイルファーストのフィンテックや動画配信、EC企業では、UI変更とAPI追加を迅速に行うためにリモート開発が標準化されています。
Android StudioのRemote Development機能やJetBrains Space、GitHub ActionsとGradleによるCI/CDが生産性を支え、スタートアップから大手SaaS企業まで分散チーム運用が一般化しました。今後はCompose Multiplatformとクラウドサービス統合が進むにつれ、フルリモート比率が再び上向き、一部リモートと常駐は長期的に縮小していく可能性も推測されます。
Kotlin案件の多い業界
(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-12)
Kotlin案件はサービスが5.07%(390件)で最多でWebサービスが4.63%(356件)と僅差で続き、通信が2.07%(159件)、金融が1.37%(105件)、ECが1.26%(97件)となり、上位5業界で約14.4%を占めています。
サービス・Webサービス領域ではAndroid公式言語としての強みとKtorやSpring Bootを用いたサーバーサイド開発が融合し、RESTful APIやGraphQLを高速に実装できることからKotlin採用が加速しています。Jetpack ComposeやCompose MultiplatformによりUIの変更が迅速に行えるため、ユーザー体験を重視するBtoCプラットフォームで高評価を得ています。
通信分野ではコルーチンによる非同期処理と軽量スレッドがリアルタイム通信のレイテンシ削減に貢献し、金融やECではNull安全性と型推論が信頼性を高めています。マルチプラットフォーム共有コードによりフロントエンドとバックエンドを横断するドメインロジックを共通化できる点が開発速度を押し上げ、CI/CDとクラウドネイティブ環境の整備により今後も継続的な需要増が見込まれます。
Kotlin案件の職種
(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-12)
Kotlin案件の職種では、アプリエンジニアが最多で50.78%(3,904件)、次いでインフラエンジニアが15.99%(1,229件)、バックエンドエンジニアが15.30%(1,176件)、サーバーサイドエンジニアが12.76%(981件)、フロントエンドエンジニアが5.01%(385件)となっています。
アプリ開発領域ではAndroid公式言語としての強みとJetpack Composeの採用拡大により、UI/UX改善を重視するモバイルファースト企業で需要が集中しています。インフラやバックエンドではKtorやSpring BootにKotlin DSLを組み合わせたクラウドネイティブ構築が進み、コルーチンによる非同期処理でスループットを最適化しています。
さらにKotlin Multiplatformの台頭でフロントエンドから共通ドメインコードを共有する開発体制が増え、CI/CDやIaCを通じた自動テストと高速デプロイが一般化しました。複数プラットフォームの知見を持つエンジニアは横断的な開発が可能となり、報酬交渉でも優位に立ちやすいでしょう。
Kotlinの特徴
Kotlinは2011年にJetBrains社が公開した静的型付け言語で、Android公式言語として採用されながらJVM (Java仮想マシン) 上だけでなく、NativeコードやJavaScriptにもコンパイルできるクロスプラットフォーム性が大きな強みです。Null安全性、データクラス、拡張関数により簡潔で可読性の高いコードを維持しつつ、コルーチンによる軽量な非同期処理で高スループットを実現します。
最新のKotlin 1.9系では次世代K2コンパイラが導入され、ビルドの高速化とインクリメンタルコンパイルの精度が向上しました。Gradle Kotlin DSLやKotlin Multiplatformにより共通ドメインロジックを共有し、Android・iOS・Web・デスクトップを単一コードベースで保守できます。
Jetpack ComposeやCompose Multiplatformが宣言的UIを推進し、リアクティブな画面更新を低コストで実装できるため、モバイルファーストのフィンテック、動画配信、EC領域で採用が拡大しています。CI/CDとIaCの普及に伴い、Remote DevelopmentやGitHub Actions×Gradleでビルドとテストを自動化しやすく、分散チームでも開発速度を維持できます。
クロスプラットフォーム性能と高い生産性が評価され、フロントエンドからバックエンドまで一貫してKotlinで開発できるエンジニアは市場価値が高まっています。
Kotlinで作れるもの
KotlinはAndroidアプリ、Compose MultiplatformによるUI、KtorやSpring BootによるRESTful APIやGraphQLサービス、マイクロサービス、CLIツール、サーバーレス関数、デスクトップアプリ、Kotlin/JSでのWebアプリ、Kotlin Multiplatform MobileによるiOSアプリ、IoT制御など多彩な開発に対応します。
Jetpack ComposeとKtorを組み合わせれば試作から高負荷サービスまで迅速に構築でき、Null安全性とコルーチンで可読性と高性能を両立できます。AWS LambdaやCloud RunのJVMランタイムを用いればバッチ処理とリアルタイムAPIを低コスト運用でき、Compose DesktopやTornadoFXを使えばデスクトップとモバイルを単一コードで開発できます。
モバイルファーストのフィンテック、動画配信、EC、SaaS企業ではKotlin MultiplatformとGradle Kotlin DSLが共有コードを促進し、大規模開発を効率化しています。DetektやKtlintで静的解析、GitHub Actions×GradleでCI/CDを自動化しやすく、フロントエンドからバックエンド、インフラまで一貫してKotlinで対応できるエンジニアは高単価を得やすいです。
Kotlinスキルの市場価値
Kotlinスキルはクロスプラットフォーム開発とモバイルファースト戦略の要として高い市場価値を維持しています。今回の調査データによると平均年収934万円で言語別ランキングでは6位、案件比率3.36%で9位となり、安定した報酬と着実な案件数が魅力です。
働き方はフルリモートが38.8%、一部リモートが51.3%と、これらを合計したリモート対応率は90.1%に達しており、常駐比率10%と比較して柔軟な勤務形態が広く浸透していることが伺えます。
Jetpack Composeによる宣言的UI開発、Kotlin Multiplatformによるプラットフォーム間でのビジネスロジック共有、そしてKtorなどを用いたサーバーサイド開発といったKotlinのエコシステムが成熟してきたことで、フロントエンドからバックエンドに至る開発プロセス全体でKotlinを活用しやすくなり、分散チームでも高速なリリースが可能です。
業界別ではサービスが5.07%、Webサービスが4.63%、通信が2.07%、金融が1.37%、ECが1.26%と上位を占め、リアルタイム性とUXを重視する領域で採用が拡大しています。職種別ではアプリエンジニアが50.78%、インフラエンジニアが15.99%、バックエンドエンジニアが15.30%と、Null安全性とコルーチンを活かしクラウドネイティブやモバイルを横断できる人材は高単価を獲得しやすいでしょう。
KotlinはUIからサーバー、サーバーレスまで対応範囲が広く、キャリアの長期的拡張性と高成長を兼ね備えた投資価値の高いスキルです。
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「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。
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■会社概要
会社名:INSTANTROOM株式会社
代表者:代表取締役 曽根弘介
所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 :2021年3月31日
URL :https://instantroom.studio.site/
事業 :
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/)
・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/)
・業務委託エンジニア採用プラットホーム「EngineerDASH(エンジニアダッシュ)」(https://engineerdash.com/)
・副業や転職が選べるITフリーランス求人プラットフォーム「ギョーテン」(https://gyou-ten.com/)
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