1位は東京大学。早大、筑波大が続く。「インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」市場における科研費獲得金額ランキングTOP50

~総投資額約30億円、全大学/研究機関197、489テーマから注目の研究テーマをご紹介~

アスタミューゼ株式会社

ビジネスを創る要素が、有形資産(タンジブル・アセット)から無形資産(インタンジブル・アセット)へと移行しつつある中、各企業がどのようなビジョンに沿って、人材・技術・ネットワークを獲得し、将来の新しい価値を生み出していくかが注目されています。この状況下で、アスタミューゼ株式会社(以下、アスタミューゼ)は、世界80ヵ国の研究/技術/特許/アイデアの情報とそれに関わるプレイヤー(ベンチャー、中小企業、大企業)情報を集め、各先端分野に精通した専門アナリストが分析、「2025年の180有望成長市場」という将来ビジョンを独自に定義しています。今回は、基礎から応用までのあらゆる学術研究を発展させることを目的とする競争的研究資金「科研費」(※1)に着目。将来ビジョンの有望成長市場180のうちのひとつであり、総額約30億円の科研費を獲得している「161. インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」市場における大学・研究機関別の科研費獲得金額ランキングを発表、さらに注目すべき研究テーマをご紹介します。

(※1)科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)

※今後、 科研費獲得ランキング発表予定の市場
・  69.  遠隔医療・遠隔手術
・154.  ファクトリーオートメーション・産業ロボット

 

  • 総投資額約30億円、全大学/研究機機関197、489テーマ中、「161. インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」市場における大学・研究機関別(※2)の科研費獲得金額ランキングTOP50(※3)

(※2)研究代表者が所属する大学・研究機関

(※3)2006~2015年の交付分。2016年6月時点でデータ取得
 


※50位までのランキングは未来を創る有望成長市場・有望企業情報メディア『astavision』上でご覧になれます。
URL: http://astavision.com/contents/news/2088?from=pt160627_1


 

  • 注目すべき研究テーマをご紹介

◆全身の運動解析のための制約のないセンサシステムの開発と応用分野への展開(高知工科大学 井上喜雄教授 他 / 4537万円)
 この本研究では、研究代表者らがこれまでに研究開発してきた技術を基に人間の運動に関する新たなウエアラブルセンサシステムを開発し、複数の信号処理技術を駆使した制約がなく信頼性の高い運動解析技術を構築した。さらにこれらの解析理論とセンサ技術を用いた運動解析による医療分野における歩行リハビリ訓練や立ち上がり訓練、スポーツ分野におけるゴルフやテニスのスイング診断などへの応用研究にも取り組まれた。

◆緊張時のパフォーマンス崩壊メカニズムの解明と公開型スポーツ脳機能解析施設の構築(東京工業大学 石井源信教授 他 / 4992万円)
 
この本研究では、アスリートが緊張によりパフォーマンスを崩壊させてしまうメカニズムを明らかにするために磁気共鳴画像法などを用いた行動実験を行い、脳のどの要因がパフォーマンス崩壊を引き起こすのかを明らかにすることを目的とした。心理的な阻害要因として過度な感情の惹起が「視線注意散漫」を生じさせ「知覚運動スキル」に影響を与えることが、さらに脳内メカニズムでは島皮質からの注意システムへのコントロールが阻害されることが示された。

◆ユビキタスによるトータルウェルネスシステムの構築(東京大学 深代千之教授 他 / 1911万円)
 
この研究ではユビキタスによる生体情報の収集技術とネットワークを用いて健康維持をサポートするシステムを作成することを目的とされた。ユビキタス技術により構築された心拍数・身体加速度・筋電図といった生体情報の自動取得システムを用いて、これらの情報を基に日常生活から歩行・ジョギング・ワークアウトといった低強度から高強度の運動にいたるまでのエネルギー消費量をニューラルネットワークにより推定するシステムが作成された。

※50位までのランキングは未来を創る有望成長市場・有望企業情報メディア『astavision』上でご覧になれます。
URL: http://astavision.com/contents/news/2088?from=pt160627_2


 
  • 「161. インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」市場について

 アスタミューゼでは企業情報・特許情報などのビッグデータ分析により、今後成長が見込まれる有望市場を「180の有望成長市場」として分類しており、そのひとつが「161. インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」市場です。
 スポーツの世界にも、ウェアラブル&ユビキタス、そして IoT、ビッグデータという時代の波は押し寄せています。インテリジェントスポーツ・スマートスポーツは、MEMSセンサによる生体センシングをベース技術としながら、VR・AR と融合することで、エンタメや脳トレなど、様々な分野への展開も考えられます。さらに、2020 年の東京オリンピックを機に、スポーツのICTソリューションが本格的に動き出すと期待されています。
主な技術要素としては「MEMSセンサ」「生体センシング」「脈波、脳波(EEG)」などがあり、主な技術・製品・サービスの例としては「Adidas MiCoach・miCoach SMART BALL」(Adidas)、「腕時計型ウェアラブルスポーツセンサ」(Polar Electro Oy)などがあります。  
 また、この市場の主なプレイヤーとしては、ソニー株式会社、パナソニック株式会社、株式会社日立製作所などがあり、180の有望成長市場における主な関連市場としては、「117. ライフログ」 「130. MEMS・マイクロマシン・組込システム」 「175. 生体情報デバイス・バイオセンサ」などがあります。
アスタミューゼでは、この市場の2015年世界市場規模を20.25億米ドルと推定、2025年世界市場規模を40.5億米ドルと推定しています。

 
  • 「161. インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」市場に関するベンチャー・最先端技術などの情報配信サービス

 アスタミューゼでは、新規事業・オープンイノベーションのためのデータのご提供および実行支援を行っており、大手メーカーの経営企画/CVC部門、R&D/知財部門、新規事業部門をはじめ、金融・VCなど100社以上ご利用いただいています。
 その中でも情報配信サービスでは、国内700大学/研究機関・約500万テーマの研究テーマ、全世界100万社の有望イノベーター(ベンチャー・大学発VB等)情報、全世界1200サイト・30万プロジェクトのクラウドファンディング情報を180の有望成長市場毎に分類し、各市場における関連企業や関連アイデアのリストおよび統計情報をご提供しています。
 月額9万円から、新規事業アイデアの探索、新規事業実行のための投資・提携先の探索といった用途にご利用いただけます。

※本プレスリリースのファイル内に、参考資料として「アスタミューゼが定義する180の有望成長市場」一覧を記載しております。

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会社概要

アスタミューゼ株式会社

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URL
http://www.astamuse.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田錦町2丁目2-1 KANDA SQURE 11F WeWork
電話番号
03-5148-7181
代表者名
永井 歩
上場
未上場
資本金
9500万円
設立
2005年09月