Adjust、「Global App Trends 2019」レポート及び同社の企業活動と今後の計画を発表するプレス発表会を開催

ドイツ本社より共同創業者のCEOとCTOが来日し日本市場は最も収益の高い市場の一つであること、また、Acquired.ioの技術を利用した製品を2019年後半にローンチすることを発表

　　　左からポール・H・ミュラー、クリスチャン・ヘンシェル、ヤロン・オリカー、アンドレイ・カザコフ

モバイル計測およびアドフラウド防止の業界リーダーであるadjust（アジャスト） 株式会社（本社：独・ベルリン、代表取締役社長兼共同創業者：クリスチャン・ヘンシェル）（https://www.adjust.com/ja）は、2019年5月23日（木）にプレス発表会を開催し、モバイルアプリ市場の動向とその成長についてカテゴリー別・国別にまとめた「Adjust Global App Trends 2019」レポートの分析結果と、近年買収した Unbotify社およびAcquired.io社の技術を用いた、今後の製品開発ロードマップについて発表いたしました。プレス発表会には、Adjust CEO兼共同創業者 クリスチャン・ヘンシェルとCTO（最高技術責任者）兼共同創業者ポール・ H ・ミュラーに加え、Unbotify CEO兼共同創業者 ヤロン・オリカーとAcquired.io CEO兼共同創業者 アンドレイ・カザコフが登壇しました。

プレス発表会の冒頭で、CEOのクリスチャン・ヘンシェルが、Adjustの近年の活動経緯について下記のように述べました。

CEO兼共同創業者  クリスチャン・ヘンシェル
「Adjustは7年前にドイツのベルリンで設立されました。現在は世界に15の拠点と350人の従業員で構成され、25,000以上のアプリにAdjustが使用されています。日本でもトップ企業にご利用いただいており、2019年2月にはPartyTrack（パーティトラック）を運営していた株式会社アドウェイズと戦略的パートナーシップを締結しました。PartyTrackから既に多くのお客様がAdjustに移行しております。5年前の2014年から日本でビジネスを始めてからの日本の収益の伸び率は25倍で、全体収益の14％を占めています。日本国内のマーケットシェアは現在45％で、PartyTrackのシェアを含めると50% を超えており、今後もさらに増える見込みです。日本は最も収益が高い市場の一つのため、今後も日本市場への投資を積極的に行う予定です。日本のオフィスでは20名以上のメンバーが働いており、将来は100人規模にすることを計画しています。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クリスチャン・ヘンシェル

次に、CTO兼共同創業者のポール・H・ ミュラーは、Adjustはモバイルアプリの効果計測のプロバイダーとして市場に貢献しているだけでなく、モバイルスクール等のセミナーを実施することでマーケターに役立つ情報提供を行うなど、広告運用の透明性や信頼性の獲得にも貢献していることを述べました。そして、今回リリースされた世界のモバイルアプリ市場の調査・分析レポート「Adjust Global App Trend 2019」と、日本のモバイルアプリの市場動向について解説しました。

CTO兼共同創業者　ポール・ H・ミュラー
「『Adjust Global App Trends 2019』レポートでは、アプリをカテゴリー別や国別に分析しており、モバイルアプリユーザーの利用傾向や、世界のアプリトレンドについて知ることができます。今回の分析結果より、東南アジア最大の経済大国であるインドネシアは、アプリ市場にとって最も急速に成長している国であることが分かりました。また、2018年に最も成長したのはミッドコアゲームで、スポーツゲームや、ライドシェア・タクシー配車アプリも急成長を遂げたことが分かりました。また、全体として、インストール日からインストール後1日目までに、アプリの全ユーザーの平均69%が失われることが明らかになりました。日本において最も成長しているカテゴリーは音楽、カジノおよびミッドコアゲーム、ライドシェア・タクシー配車アプリであり、使用状況においてはゲーム（ミッドコア・カジュアル・スポーツ）が一日のアプリ内使用時間の50％近くを占めていることが明らかとなりました。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ポール H. ミュラー

続いて、Adjustが2019年1月にAdjustが買収したUnbotifyのCEO兼共同創業者であるヤロン・オリカーがUnbotifyのサービスについて説明しました。

Unbotify CEO兼共同創業者 ヤロン・オリカー
「Unbotify社は、ガートナー社の『2018年ガートナー広告部門の優れたベンダー』を受賞した会社で、データサービスセキュリティを専門としています。Unbotifyはアプリ内の動きを分析し、アプリを使用しているのが人間なのかボットなのかを区別することができます。アプリ内ボットは非常に多くのカテゴリで存在し、ゲームアプリでは侵入した不正なボットがユーザーのアカウントをハッキングし利用してしまうこともあります。Eコマースのアプリにおいては、ユーザーアカウントをハッキングし、偽アカウントを作成して、商品を転売するという動きもあります。ファイナンス・バンキングアプリにおいては、クレジットカードのスキミングなどを行うなど、大きな損失につながっています。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヤロン・オリカー

次に、Adjustが2018年12月に買収したAcquired.ioのCEO兼共同創業者アンドレイ・カザコフがAcquired.ioのサービスについて述べました。

Acquired.io CEO兼共同創業者  アンドレイ・カザコフ
「広告主は様々な作業を抱えており、モバイル広告チャネルが増加している現在、複数のダッシュボードの管理やデータの統合・管理に非常に時間がかかっています。Acquired.ioは、そのようなマルチキャンペーンの管理を自動化・簡素化するプラットフォームです。反復的な仕事を削減し、ユーザー獲得チームがよりクリエティブに集中し、効率良く仕事の意思決定ができるようになります。AdjustとAcquired.ioの技術を統合した製品を、2019年の後半にローンチすることを目指しています。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンドレイ・カザコフ

Adjust Global App Trends 2019レポートはこちらからダウンロードしてご確認ください。
https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/adjust-global-app-trends-report-2019/

adjust株式会社　会社概要
Adjustは、モバイル計測およびアドフラウド防止の業界リーダーです。Adjust SDK搭載のアプリのアクティブユーザーは世界で13億を超えており、グローバルで最も使用されています。また、クラウドサービスを使用せず、自社のサーバーからサービスを提供する、業界でも特別な存在となっています。透明性の高いオープンソースのSDKや、長期間のデータの保存が可能なこと、取得できるデータの多様性と正確性、さらにアドフラウドをリアルタイムで除外する機能などがAdjustの強みとなっています。

Adjustは、Facebook、Twitter、Google、LINE、Snap、Tencentの正式マーケティングパートナーになっており、国内外の主要広告ネットワークパートナーとも連携済みです。楽天、リクルート、LINE、グリー、ディー・エヌ・エー、メルカリなど国内400社以上のトップパブリッシャーを始め、マイクロソフト、Zynga、Spotifyといったグローバルブランドを含む25,000以上のアプリで、パフォーマンス向上のためにAdjustのソリューションが導入されています。

Adjustは、2018年12月に、マルチキャンペーン管理プラットフォーム「Acquired.io」、2019年1月には、サイバーセキュリティならび人工知能の開発を専門とした「Unbotify」を買収しました。続いて、2月にはアドウェイズ社と戦略的パートナーシップを締結しました。これらの活動は、広告主のマーケティング活動を一元化して最高級の製品を構築するという、 Adjust の企業目標への取り組みの一部として実現されました。

2012年に独・ベルリンで設立されたAdjustは東京、ベルリン、サンフランシスコ、ニューヨーク、パリ、北京、上海、テルアビブ、ソウル、シンガポール、ムンバイ、サンパウロなど世界15都市にオフィスを構えています。日本ではアプリ計測プラットフォームとして最大のシェアを占めています。東京オフィスは2014年11月に最高売上責任者（CRO）のショーン・ボナムにより設立され、カントリーマネージャーの佐々 直紀を筆頭に、現在20名以上の営業・カスタマーサポート・マーケティング担当者が日本市場で徹底したサポートを提供しています。

Target Partners、Capnamic Ventures、Iris Capital、and Active Venture Partners等のベンチャーキャピタルから資金を調達しています。

公式ホームページ：https://www.adjust.com/ja
公式Facebook：https://www.facebook.com/adjustJapan/