ターキッシュ エアラインズ、中通快逓（ZTOエクスプレス）とPALエアー株式会社との強力なパートナーシップ協定に署名
イスタンブール新空港への移設を前に、ターキッシュ エアラインズがさらなる戦略的な一歩
この協定は、イスタンブール新空港の開港に先立ち、トルコにとって大きな戦略的一歩であるばかりではなく、グローバルでの物流宅配サービスを一変させるものでもあります。協定への署名・調印は、ターキッシュ エアラインズ取締役会および執行委員会のM.イルケル・アイジュ（M. Ilker Ayci）会長、中通快逓（ZTOエクスプレス）の頼梅松（Meisong LAI）会長、およびPALエアー株式会社のビビアン・ラウ（Vivian Lau）副会長との間で行われました。
ターキッシュ エアラインズの取締役会および執行委員会のM.イルケル・アイジュ会長は以下のように述べています。「本日、中国、トルコ両国の最大ブランド企業の間で交わされる強力なパートナーシップ協定の調印式に皆様をお迎えできることを嬉しく思います。私たち、ターキッシュ エアラインズ、ZTOエクスプレス、PALエアー株式会社の3社は、完全なドアツードア・サービスによる、eコマースのグローバル市場をメインターゲットとしたグローバルな宅配便クーリエ企業として稼働させる合弁企業設立の覚書きへの署名を発表いたします。私たちは、中国における最高かつ最大の宅配便企業であるZTOならびに長きにわたる海外運送業パートナーである香港のPALエアー株式会社とともに強力なパートナーシップを組み、グローバルな宅配便事業へ、こうして経営戦略を進められることを嬉しく思います。当合弁企業は、早急に機能面や運営面において十分稼働することにより、世界最大の合弁企業の一つになるものと期待しています。当企業は、5年で20億ドル以上の収入を生み出す予定です。eコマース需要と並行して成長が継続することを期待しています。
イスタンブール新空港は今年の10月29日までに開港し、当社の運営上の拠点として機能することになります。この巨大な新拠点において、ターキッシュ カーゴは、段階的に400万トンもの貨物を取り扱うようになり、世界トップ5の航空貨物ブランドの1つになることが予想されます。当合弁企業とイスタンブールの巨大新拠点からのグローバルなeコマース商品の流入により、世界中のクライアントの皆様に最大限の価値を提供することになります」
香港に拠点を置くことになるグローバル宅配便の新合弁企業のサービスには、トラック輸送、集荷・流通、船荷輸送、クロスドッキング、配達といった、あらゆるドアツードアのロジスティクス業務が含まれる予定です。また必要に応じて、倉庫管理やオーダー・サプライ・チェーン・マネジメントもサービスに組み込む予定です。
パートナー企業の中には阿里巴巴集団（アリババグループ）も
ZTOは、毎日2,800万個の荷物を運搬する世界最大の物流企業であり、また、中国全土に最大規模の広大な配達ネットワークを有しています。実際、ごく最近、世界的大企業の阿里巴巴集団（アリババグループ）がZTOエクスプレス株式の10％を13億8,000万ドルの投資資金で取得する予定であると発表しており、6月には手続きが完了することになっています。
また、PALエアー株式会社は、香港、中国、タイ、ベトナム、インド、米国の小口宅配便サービス会社へのラストワンマイル・フルフィルメント業務を含む、B to Cの大規模宅配便郵送サービスを開始しています。
調印式に際し、ZTOエクスプレスの頼梅松会長は以下のように述べています。「2017年にZTOの年間貨物量は62億2,000個に達しました。世界最大の宅配便配達企業として、ZTOは『共同プロデュースと共有』というコア・バリューの下に創設されたオープンプラットフォーム企業です。新たな小口取引やeコマースのイノベーションとグローバリゼーションにより、中国のロジスティクス産業は新たに非常に大きな成長機会を手にしています。弊社は中国国内での成長という競争上の優位性を確固たるものとし、強化し続けてまいります。また、将来に向けた重要な成長の原動力として越境ビジネスを構築し、海外マーケットを積極的に開拓、拡大してまいります。
この3つのパートナー企業の協力関係は、強力な核となるコンピテンシーを融合し、重要なリソースを統合することにより、相乗効果を生み出し、グローバルな宅配便配達、倉庫保管、船荷輸送、空輸ルート開発やその他の分野において確実に建設的な発展効果をもたらし、さらに、最終的には世界中の貿易業者と消費者に利益をもたらすことになるでしょう」
PALエアー株式会社のビビアン・ラウ副会長は以下のように述べています。「私たちは人類史上最もエキサイティングな時代にいます。IoT、ロボティクス、AI、3Dプリンター、VR（仮想現実）/AR（拡張現実）/MR（複合現実）は、これまでに私たちが経験したことのないチャンスと課題を私たちにもたらします。さらに、5Gという現在の4Gよりも100倍速い10Gbps（ギガビット毎秒）となる技術の登場を、世界中が待ち望んでいます。こうした技術はすべて、すでに爆発的に発展しているeコマースをさらに後押しすることでしょう。私たちPALエアーは、ターキッシュ エアラインズならびにZTOという2つのグローバルな大企業とともに、3業界のベストサービスを提供する3社の合弁企業の設立に参加できることを誇らしく思います。ターキッシュ エアラインズ、ZTO、そしてPALエアーは世界に通用する合弁企業の設立を楽しみにしています」
eコマースの物量の急増にともない、グローバルな宅配便クーリエ業界は突出した成長率を示し続けています。2016年には、同業界は、およそ2,600億ドルの収入を創出し、2020年には3,400億ドル、2023年には4,000億ドル以上にも達すると予想されています。今回のパートナーシップ協定により、3社すべてがそれぞれの可能性と露出を大いに伸ばていくことに関わっていくことになります。
121カ国の303都市という、その就航する海外の都市と国の数において世界最大のフライトネットワークをもつターキッシュ エアラインズは、今回の戦略的前進により、業務範囲を拡大し、長距離輸送の集荷からドアツードアの配達まで、顧客へのシームレスなサービスを提供してまいります。同時に、ZTOとPALエアー株式会社は、ターキッシュ エアラインズのワールドワイドな露出とネットワーク機能を利用して、中国国内のマーケットからグローバルなマーケットへと重点を広げていくことになります。
【ターキッシュ エアラインズについて】
ターキッシュ エアラインズは、1933年にトルコのフラッグキャリアとして設立後、今では世界121ヶ国303都市の広範囲なネットワークで世界一の就航国数を誇る航空会社です。また、そのサービスクオリティにおいても、英SKYTRAX社が実施しているワールド・エアライン・アワードでは、2011-2016年度まで6年連続で欧州ナンバーワンの航空会社「ベスト エアライン ヨーロッパ」を、2017年度には9年連続となる「ベスト エアライン 南ヨーロッパ」として表彰されました。2010 年度には「ベスト エコノミー オンボード ケータリング」、2013年、2014年、2016年、2017年には「ベスト ビジネスクラス オンボード ケータリング」を受賞しています。さらに、5,900平米以上のスペースを有し、1,000人以上の席を設けているイスタンブールのビジネスラウンジは、世界で最も豪華なラウンジの一つとして知られており、2015年、2017年には「ワールド ベスト ビジネスクラス エアライン ラウンジ」、2017年度には3年連続「ベスト ビジネスクラス ラウンジ ダイニング」に輝いています。
ターキッシュ エアラインズ 公式 HP (日本語対応)：https://p.turkishairlines.com/
公式 Facebook（日本版）：https://www.facebook.com/turkishairlines.jp/
公式 Twitter アカウント（日本版）：@thyjapan
【スターアライアンスについて】
スターアライアンスは、世界中の旅行者に多彩なサービスをシームレスに提供する世界初の航空連合として 1997 年に誕生。エア・トランスポート・ワールド・マーケット・リーダーシップ・アウォードを受賞したほか、『ビジネス・トラベラー・マガジン』とスカイトラックスから最優秀航空連合に選ばれる等、業界で高く評価されています。現在の加盟航空会社は、アドリア航空、エーゲ航空、エア・カナダ、中国国際航空、エアインディア、ニュージーランド航空、ANA、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、アビアンカ ・ブラジル航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンセン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、TAP ポルトガル航空、ターキッシュ エアラインズ、タイ国際航空、ユナイテッド航空。世界190か国、1,300か所の空港に1日当たり1万8,450本以上のフライトが運航されています。スターアライアンスはさらに接続パートナーである上海吉祥（Juneyao）航空による接続便も提供しています。
詳しくは www.staralliance.com をご覧ください。
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