【関東圏の医療機関における決済実態調査】「現金持ち合わせ不足」が約4割、医療機関の決済サービスの課題が浮き彫りに

キャッシュレス対応の医療機関を求める声、全世代で70%以上、30代では約80%が希望

 キャッシュレス決済導入・決済運用をワンストップで支援する株式会社エム・ピー・ソリューション(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤栄治)は、病院やクリニックを利用する関東圏在住の20代~60代の男女500名を対象に、「病院やクリニックでの決済状況」に関するアンケート調査を実施しました。

<調査結果のサマリー>

・直近の病院・クリニック受診では、現金利用が51.8%、キャッシュレス決済利用が48.2%と拮抗。

・すべての決済に対応している場合、全世代で7割以上、30代では8割以上がキャッシュレス決済を希望。

・現金払いをした人の半数超が「本当はキャッシュレス決済を使いたい」と回答。

・現金不足の経験者は4割近くにのぼり、約8割が体調不良の中、現金の用意を強いられていた。

<調査結果>

■直近で病院・クリニックを受診した際、診察代の支払いでどのような決済方法を利用しましたか?

 直近の受診で利用した決済方法について、現金で支払った人の割合は51.8%、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済のなどのキャッシュレス決済を利用した人の割合は48.2%でほぼ同水準となりました。

■全ての決済方法に対応している場合、病院・クリニックでの支払いで最も使いたい決済方法は何ですか?

 全ての決済方法が使える場合、現金決済を希望する人は24.2%、キャッシュレス決済を希望する人は75.8%となりました。世代別で見ると、30代の83.8%(83人)が一番多く、その他の世代においても約70%以上の割合がキャッシュレスを希望していることが判明しました。また、希望しているキャッシュレス決済の種類は、どの世代においても「クレジットカード」が最も多く、次いで「QRコード決済」が多いという傾向が見られました。

 また、直近で病院やクリニックを受診した際、「現金」で支払った人のうち、最も使いたい決済方法として「キャッシュレス決済」と回答した人が過半数を超えました。「本当はキャッシュレス決済を使いたいのに現金で支払わざるを得なかった」層が半数以上を占める結果となり、受診先の多くがキャッシュレス決済に対応していなかった可能性が考えられます。

■キャッシュレス決済に対応していないことで、受診を諦めた・受診先を変えたことはありますか?

 最も使いたい決済方法として「キャッシュレス決済」を希望した人のうち、受診先がキャッシュレス決済に対応しておらず受診を諦めた・受診先を変えた経験がある人は、全体で27.6%でした。一方、世代別でみると、年代が若いほど、「諦めた・変えた」と回答した割合が高く、20代・30代では40%以上となりました。この結果から、若年層ほど、病院選びにおいて、支払時の利便性を重視していると考えられます。

■現金支払いのみの病院・クリニックで、受診後の会計時に現金の持ち合わせが無かった・足りなかった・ギリギリだった経験はありますか。

 調査対象者全員に 『現金支払いのみ対応の病院・クリニックで受診後、会計時に現金の持ち合わせが無かった・足りなかった・ギリギリだった経験』の有無を聞いたところ、経験がある人は39.4%(200名)という結果となりました。特に20代は57.9%、30代は53.5%が「経験あり」と回答し、40代以上(42.7%以下)と比較して高い傾向が見られました。

 また、経験があると回答した人の65.4%がATMへ向かい、22.8%が自宅に戻るなど、80%以上の人が体調不良や怪我の中で現金を用意するために追加の移動を余儀なくされており、この点においても、医療機関におけるキャッシュレス決済導入の必要性が示唆されます。

  

■まとめ

 本調査から、医療機関における支払い手段としては、依然として現金支払いがが過半数を占める一方で、現金で支払いをした人の中でも、本当はキャッシュレス決済での支払いを希望している人が多いことが明らかになりました。

 特に30代では8割以上がキャッシュレス決済を希望している結果となり、キャッシュレス非対応によって、受診先自体を変更している人が一定数存在することが明らかになりました。

また、現金しか使えず不便を感じた経験に加えて、体調不良時に現金を用意するために移動せざるを得ない状況も多く発生しており、現金決済のみの対応による患者の実質的な負担も浮き彫りとなりました。

 医療現場におけるキャッシュレス決済の導入は、単なる利便性の向上にとどまらず、「安心して医療を受けられる環境づくり」の観点でも、今後ますます重要性を増していくと考えられます。

調査概要>

・調査名:関東圏における病院やクリニックでの決済状況調査

・調査対象:過去半年以内に病院やクリニックの受診経験がある、関東圏在住20代~60代男女

・調査方法:インターネット調査

・調査期間:2025年4月18日 ~ 2025年4月22日

 

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エム・ピー・ソリューションは、NECグループと各電子マネー会社・クレジットカード会社と協力して提供する、無人機向けキャッシュレス決済サービス『JMMS』や、対面式キャッシュレス決済サービス『KAZAPi(かざっぴ)』などを中心として、決済インフラ導入支援、決済代行業務までを含んだソリューションを提供しています。また、2024年1月からは、自販機を活用したマーケティングサービス『ジハトク』の提供も行っています。今後も、キャッシュレス決済サービスを軸とした取り組みで、安心・便利なユニバーサル社会の実現に貢献します。

 

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラプレステージタワー8F
電話番号
03-6229-3680
代表者名
佐藤栄治
上場
未上場
資本金
9091万円
設立
2006年09月