100年以上の歴史を持つ「昭憲皇太后基金」の配分決定~約4,400万円を14カ国に~
~世界で最も古い開発協力基金~ 世界170カ国、累計額約15億8,400万円
赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟で構成される昭憲皇太后基金合同管理委員会は、今年度の同基金の配分先を決定しました。
14カ国の赤十字・赤新月社に対し、総額約4,400万円(39万5,782スイスフラン)が配分されます。これまでの配分は大正10年の第1回から今回(第98回)までで、累計約15億8,400万円、配分先は170カ国の国と地域にのぼります。
1. モザンビーク赤十字社(アフリカ):約334万円
若手ボランティアの体制強化
若手ボランティアの体制を強化することで、モザンビーク赤十字社の事業実施能力の向上に取り組みます。
2. サントメ・プリンシペ赤十字社(アフリカ):約334万円
高齢者施設の改装
高齢者施設を改装し、家庭での支援サービスを改善することで高齢者の尊厳を守ります。
3. ギニアビサウ赤十字社(アフリカ):約323万円
迅速な災害対応の強化
コミュニティの脆弱性を軽減し、災害時に迅速に対応できるよう能力の強化を目指します。
4. ボリビア赤十字社(南アメリカ):約329万円
ジェンダーに基づく暴力の防止
ジェンダーに基づく暴力について理解を深めるとともに、暴力を防止し、被害者への支援事業を推進します。
5. スリナム赤十字社(南アメリカ):約332万円
学校における防災・減災事業の強化
教員や学生が災害時に自身の安全を確保し適切に対応できるよう能力を強化することで、安全な学校づくりを目指します。
6. メキシコ赤十字社(中央アメリカ):約319万円
学校のレジリエンスの強化
学校の緊急時や災害時への備えを強化するとともに、健康な生活習慣や平和的共存を推進します。
7. タイ赤十字社(アジア大洋州):約328万円
緊急時の水・衛生・保健事業の推進
看護師等への研修やマニュアル・資機材の整備を通して、緊急時における水・衛生・保健事業を強化します。
8. バヌアツ赤十字社(アジア大洋州):約306万円
ジェンダーや障がいなどに配慮した防災事業等の推進
ジェンダーや障がいなどに配慮してボランティアの採用や能力強化に努め、包括的な防災事業を推進します。
9. シンガポール赤十字社(アジア大洋州):約222万円
災害対応の能力強化
ボランティア育成の枠組みを拡大し、海外での災害訓練と水上安全研修の回数の倍増を目指します。
10. キプロス赤十字社(ヨーロッパ):約299万円
応急手当の普及
難民等に対して応急手当やこころのケアの講習を実施します。
11. スロベニア赤十字社(ヨーロッパ):約332万円
社会における相互理解の促進
次世代への教育を通してヘイトスピーチに関する知識を普及し、相互理解と社会的つながりを促進することで社会への憎しみを防ぎます。
12. ウクライナ赤十字社(ヨーロッパ):約311万円
ボランティアの養成・管理における技術面の改善
ITシステムを改善することで、全国各地にいるボランティアの研修の充実化や管理体制の改善、情報アクセスの利便性の向上に取り組みます。
13. イラク赤新月社(中東・北アフリカ):約298万円
子どもへの保健教育
子どもたちに対して感染症や保健衛生の教育を実施します。
14. レバノン赤十字社(中東・北アフリカ):約334万円
安全な献血事業の実施
安全な献血事業の実施献血事業における品質管理の向上を目指します。
※1CHF=111.17円(4月3日レート)
◆今日の開発援助の先駆けとなった昭憲皇太后基金 「昭憲皇太后基金」は1912年(明治45年)の赤十字国際会議において、赤十字の平時活動の奨励のために昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が国際赤十字にご寄付された10万円(現在の3億5千万円相当)を基に創設されました。 世界で武力衝突が起こり、のちに第一次世界大戦が起こるこの時代において、多くの国の赤十字社が戦時救護の対応に追われている中、地震や台風、火災、噴火等の大きな災害等に備えるための国際基金の設立は画期的なことであったと言われています。同基金は、皇室をはじめとする日本からの寄付金によって成り立っています。国際赤十字の中に設けられた合同管理委員会によって運営され、原資を切り崩すことなく、そこから得られる利子が世界の赤十字社の活動に配分されます。毎年、昭憲皇太后のご命日にあたる4月11日に配分されています。 |
1. モザンビーク赤十字社(アフリカ):約334万円
若手ボランティアの体制強化
若手ボランティアの体制を強化することで、モザンビーク赤十字社の事業実施能力の向上に取り組みます。
2. サントメ・プリンシペ赤十字社(アフリカ):約334万円
高齢者施設の改装
高齢者施設を改装し、家庭での支援サービスを改善することで高齢者の尊厳を守ります。
3. ギニアビサウ赤十字社(アフリカ):約323万円
迅速な災害対応の強化
コミュニティの脆弱性を軽減し、災害時に迅速に対応できるよう能力の強化を目指します。
4. ボリビア赤十字社(南アメリカ):約329万円
ジェンダーに基づく暴力の防止
ジェンダーに基づく暴力について理解を深めるとともに、暴力を防止し、被害者への支援事業を推進します。
5. スリナム赤十字社(南アメリカ):約332万円
学校における防災・減災事業の強化
教員や学生が災害時に自身の安全を確保し適切に対応できるよう能力を強化することで、安全な学校づくりを目指します。
6. メキシコ赤十字社(中央アメリカ):約319万円
学校のレジリエンスの強化
学校の緊急時や災害時への備えを強化するとともに、健康な生活習慣や平和的共存を推進します。
7. タイ赤十字社(アジア大洋州):約328万円
緊急時の水・衛生・保健事業の推進
看護師等への研修やマニュアル・資機材の整備を通して、緊急時における水・衛生・保健事業を強化します。
8. バヌアツ赤十字社(アジア大洋州):約306万円
ジェンダーや障がいなどに配慮した防災事業等の推進
ジェンダーや障がいなどに配慮してボランティアの採用や能力強化に努め、包括的な防災事業を推進します。
9. シンガポール赤十字社(アジア大洋州):約222万円
災害対応の能力強化
ボランティア育成の枠組みを拡大し、海外での災害訓練と水上安全研修の回数の倍増を目指します。
10. キプロス赤十字社(ヨーロッパ):約299万円
応急手当の普及
難民等に対して応急手当やこころのケアの講習を実施します。
11. スロベニア赤十字社(ヨーロッパ):約332万円
社会における相互理解の促進
次世代への教育を通してヘイトスピーチに関する知識を普及し、相互理解と社会的つながりを促進することで社会への憎しみを防ぎます。
12. ウクライナ赤十字社(ヨーロッパ):約311万円
ボランティアの養成・管理における技術面の改善
ITシステムを改善することで、全国各地にいるボランティアの研修の充実化や管理体制の改善、情報アクセスの利便性の向上に取り組みます。
13. イラク赤新月社(中東・北アフリカ):約298万円
子どもへの保健教育
子どもたちに対して感染症や保健衛生の教育を実施します。
14. レバノン赤十字社(中東・北アフリカ):約334万円
安全な献血事業の実施
安全な献血事業の実施献血事業における品質管理の向上を目指します。
※1CHF=111.17円(4月3日レート)
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