10代のためのクリエーションの学び舎「GAKU」、江﨑文武氏による音楽のクラスの第3期を開講
Beyond the Musicは、音楽を志す/あるいは音楽に関心のある受講生に対し、音楽を通じて、言語、文化、歴史、物理、テクノロジーといった、他の領域への学びを深める試みとして2020年度の開講以来、様々なクリエイター、専門家を招いて毎年活動を展開してきました。その第3期目となる今年度は、より内容を拡充し授業回数を増やすことで、学んだ成果を活かし、参加する10代一人ひとりが実際に楽曲を制作し・リリースするところまでを手がけていきます。
総合ディレクションを務めるのは、「WONK」「millenium parade」でキーボードを担当するほか、様々なアーティスト作品のレコーディングやプロデュースを手がける江﨑文武氏。特別協賛は、WEGO及びManhattan Recordsとともに、新たにThe Orchard Japan、Ableton、SonyMusic、Focusriteの4社が新たに加わり、これからの音楽教育のあり方を広く社会に発信し、豊かな音楽文化へ寄与することを目指しています。
メイン講師としての江﨑氏の他、ゲスト講師は、冨田ラボ氏(音楽家/音楽プロデューサー)、清塚信也氏(ピアニスト)、井上幹氏(WONKベーシスト)、染野拓氏(エンジニア)、額田大志氏(作曲家/演出家)、高良真剣氏(音楽家/デザイナー)、森谷諭氏(Ableton認定トレーナー)の7名。急速に変化する音楽の制作環境や社会の中で「アーティストはただ音楽をつくる・表現するだけではいけない」という江﨑氏の想いを反映し、楽曲制作を進めていくプロセスの中で様々な分野を総合的に学んでいきます。
受講対象者は、音楽に関心のある10代。参加者一人ひとりに向き合いながら楽曲制作を進めていくために少人数制としていますが、より多くの方々にご参加いただくために、一部講義のオンライン配信も予定しています。生徒募集は、GAKU 公式HPのクラスページにて受付中。参加費が無料となる「特別招待枠」を設け、7月30日(日)まで希望者を募集いたします。国内外で活躍するクリエイターが講師となり、新たなクリエーションと教育のあり方を発信するGAKUのクラスにぜひご注目いただけますと幸いです。
Beyond the Music2023 日時:2023年8月26日(土)〜2024年2月4日(日)13:00~16:00(全12回) 対象:10代(中学生以上) 定員:最大10名 会場:GAKU(渋谷PARCO 9階) 料金:50,000円(税抜) 持ち物:パソコン *「Live 11 Intro」(10,800円)が含まれます *オンライン配信は無料、「レクチャー編」の一部を予定しています。 *参加費が無料となる特別招待枠を設けています。 詳細はGAKUウェブサイトをご覧ください |
制作環境
Live 11 Intro
Liveはスムーズで柔軟性の高い制作とパフォーマンスを実現する音楽ソフトウェアです。エフェクト、インストゥルメント、サウンドなど、各種制作機能を備えており、音楽のジャンルを問わず、曲作りに必要なものがすべてそろっています。
*受講料に同商品(10,800円)が含まれます
*お手持ちのパソコンにインストールして創作を進めていきます。
Push2
Push2は、音楽作成に必要なすべてを指先ひとつで操作できるインストゥルメントです。パソコン単体でのサウンド作りは可能ですが、楽器としての操作感には欠けるところがあるのも事実です。Push2は、Liveを楽器として扱うためのすべてを提供してくれます。
*自宅での楽曲制作においても利用されたい場合は1人1台のレンタルが可能です
Scarlett Solo Studio
これからDTMを始める方に最適で、最もシンプルなUSBオーディオインターフェース。マイク入力1つ楽器入力1つを搭載しギターやマイクを使いスタジオ品質でのレコーディングを始められます。コンデンサーマイク、ヘッドフォン、マイクケーブルの必要なツールすべてが備わっており、このパックだけで音楽制作を始められる機器が揃っています。
*自宅での楽曲制作においても利用されたい場合は1人1台のレンタルが可能です
プログラム
<レクチャー編>
1:2023年8月26日(土)「私と音楽」
by 江﨑文武(音楽家)
授業のイントロとして、江﨑さんの活動や創作に対する考えを通して音楽家という仕事のあり方に触れつつ、江﨑さんや生徒同士での対話を通して表現の核となる自分自身の興味関心を深掘りしていきます。
2:2023年9月10日(日)「西洋音楽のあゆみ」
by 江﨑文武(音楽家)、清塚信也(ピアニスト)
世界中の様々な音楽の中から、まずは一般に“クラシック”と呼ばれる、西洋を中心とした音楽のあゆみを学びます。
3:2023年9月24日(日)「リズムと音楽」
by 江﨑文武(音楽家)、高良真剣(デザイナー・音楽家・打楽器奏者)
西洋を中心に発展した音楽以外にも、アジアやアフリカで独自に発展した音楽は多々あります。ここではリズムを軸として、西洋圏以外の音楽の成り立ちに目を向けてみます。
4:2023年10月8日(日)「音と音楽の境界線」
by 江﨑文武(音楽家)、額田大志(作曲家・演出家)
音や言葉を、音楽だと感じる境界は何か。その境目や瞬間を見つめ実際に身体や声を使って表現することを通して、音楽という存在そのものを紐解いていきます。
5:2023年10月22日(日)「音楽を届けるということ」
by 江﨑文武(音楽家)、冨田ラボ(冨田恵一/音楽家・音楽プロデューサー)
誰かに音楽を届けたいと思った時に、具体的にどのような方法があるのか。冨田さんのこれまでの創作やその背景に触れながら、音楽プロデューサーという仕事を紐解いていきます。
<制作編>
6:2023年11月5日(日)「コンセプト立案」
by 江﨑文武(音楽家)
前半のインプットを踏まえながら、改めて江﨑さんや生徒同士での対話の時間を設け、楽曲制作に向けてそれぞれが自分自身の表現したいことや創作への想いを見つめていきます。
7:2023年11月19日(日)「制作① Liveの基本的な使い方(セッションビュー)」
by 森谷諭(Ableton認定トレーナー)、Ableton
「Live」は、エフェクト、インストゥルメント、サウンドなど、各種制作機能を備えており、音楽のジャンルを問わず、曲作りに必要なものがすべてそろっています。そこで、「Live」の基本的な使い方を学んでいきます。
8:2023年12月3日(日)「制作② 楽曲制作演習(セッションビュー)」
by 森谷諭(Ableton認定トレーナー)、Ableton
楽曲の始まりと終わりを意識して曲としてつくりあげる工程を体験します。
9:2023年12月17日(日)「制作③ 録音・音色加工演習(アレンジメントビュー)」
by 森谷諭(Ableton認定トレーナー)、Ableton
コンピューターに自分の音を取り込んで活用する工程を体験し、一人ひとりが自宅でも自由に楽曲制作を進めていけるように備えていきます。
10:2023年1月14日(日)「制作④ 自由制作」
by 森谷諭(Ableton認定トレーナー)、Ableton
一人ひとりが進めている楽曲制作の進捗を確認しつつ、アドバイスの時間を設けていきます。
11:2024年1月27日(土)、1月28日(日)「ミキシング」
by 江﨑文武(音楽家)、染野拓(エンジニア)、井上幹(ベーシスト/サウンドエンジニア)
レコーディングスタジオを訪れ、実際にプロが楽曲を仕上げていくプロセスを体感しながら、生徒それぞれが自分の楽曲の最終調整を行います。
12:2024年2月4日(日)「最終発表会」
by 江﨑文武、これまでの講師の方々(予定)
生徒一人ひとりが作り上げた楽曲を発表し、講師の方々からフィードバックをいただきます。授業のアウトロとして、半年間の創作を振り返りつつ、今後アーティストとして自分の楽曲を社会へ届けていくためのプロモーションの方法について学んでいきます。
*3月の春休み期間に、音楽及び音楽教育関係者をお招きした、本クラスの成果発表会も予定しています。日程及びその詳細に関しては、別途ご案内致します。
プロフィール
<主宰/メイン講師>
江﨑文武
音楽家。1992年、福岡市生まれ。4歳からピアノを、7歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。WONK、millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu、Vaundy、米津玄師等、数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加。映画『ホムンクルス』(2021)をはじめ劇伴音楽も手掛けるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、様々な領域を自由に横断しながら活動を続ける。
<ゲスト講師> *登壇順
清塚信也
幼少の頃よりクラシックピアノの英才教育を受け、日本および世界各国のコンテストで数多くの賞を受賞。ピアニスト中村紘子氏、加藤伸佳氏、セルゲイ・ドレンスキー氏に師事。現在、クラシックコンサートでの演奏活動を軸に、CD、映画、テレビドラマ、TV-CFの分野でもマルチな活動を展開。聴衆の心を揺さぶる彼の表現力は、各方面で高い評価と厚い支持を得ており、知識とウィットに富んだトークを交えた彼ならではのコンサートは、毎回多くのファンを魅了している。作曲家としてドラマ・映画・舞台の劇伴やテーマ曲を手掛けるほか、Eテレ「クラシックTV」ではMCを担当し、斬新な切り口で幅広い音楽の魅力を伝える。ピアニストとして次々と新しいフィールドへの挑戦を続け、常に話題と注目を集めている。
高良真剣 takaramahaya
1992年生まれ、神奈川県出身。音楽家・デザイナー。
多摩美術大学在学時にアフリカ打楽器を学ぶ。パーカッションで東京塩麹・La Señas・galajapolymo、ベース・コントラバスで山二つ・東郷清丸巛・YankaNoiに参加。バストリオ、ヌトミックなどの舞台芸術団体に参加。近年は楽曲制作、ソロ、即興演奏を主軸に活動中。
2016年よりオルタナティブ古民家・飯島商店を運営。2020年ギニア共和国でバラフォンの名手Epina Bangoura氏に師事。2021年ソロライブ作品「people in the dark room」を発表。
(photo by Yuta Itagaki / Mana Hiraki)
額田大志
作曲家、演出家。1992年東京都出身。8人組バンド・東京塩麹、演劇カンパニー・ヌトミックを主宰。作曲だけでなく、「上演とは何か」という問いをベースに、パフォーミングアーツの分野でも精力的に活動。2022年『ぼんやりブルース』が第66回岸田國士戯曲賞にノミネートされる。舞台音楽家としてQ/市原佐都子、パスカル・ランベール、岩渕貞太などに参加。「JR東海 そうだ 京都、行こう。」をはじめとした広告音楽も手がける。
(photo by Yuta Itagaki / Mana Hiraki)
冨田ラボ(冨田恵一)
音楽家、音楽プロデューサー。冨田ラボとして今までに6枚のアルバムを発表。2022年2月5日より活動20年目を迎える。2022年6月29日、約3年ぶりとなるオリジナルアルバム「7+」をリリース、冨田ラボの20周年を彩る20名の豪華アーティストが参加。参加アーティストは、磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)、AAAMYYY、kojikoji、坂本真綾、角田隆太(モノンクル)、TENDRE、長岡亮介(ペトロールズ)、長塚健斗(WONK)、naz、bird、BASI、早見沙織、藤巻亮太、藤原さくら、ぷにぷに電機、細野晴臣、堀込高樹(KIRINJI)、堀込泰行、吉田沙良(モノンクル)、Ryohu(KANDYTOWN)。音楽プロデューサーとしても、キリンジ、MISIA、平井堅、中島美嘉、ももいろクローバーZ、矢野顕子、RIP SLYME、椎名林檎、木村カエラ、bird、JUJU、坂本真綾、夢みるアドレセンス、Uru、藤原さくら、Negicco、鈴木雅之、VIXX、スガシカオ、新しい地図、Naz、kiki vivi lily、高野寛、早見沙織、Ryohu、yonawo、V6、モノンクル、KinKi Kids等、数多くのアーティストに楽曲を提供する他、自身初の音楽書「ナイトフライ -録音芸術の作法と鑑賞法-」が、横浜国立大学の入学試験問題にも著書一部が引用され採用されたり、1つの曲が出来ていく工程をオーディエンスの前で披露する“作編曲SHOW”の開催や、世界中から著名アーティストが講師として招かれることで話題のRed Bull MusicAcademyにてレクチャーなども行うなど、音楽業界を中心に耳の肥えた音楽ファンに圧倒的な支持を得るポップス界のマエストロ。
森谷諭 (Satoshi Moriya)
森谷諭と音楽の出会いは10代に始めたドラムだ。ポップスやロックを中心とした自身のバンド活動に加え、様々なアーティストのサポート・ドラムとしてレコーディングやツアーに参加、多くの経験を積む。Ableton Liveとの出会いが森谷に音楽の無限の可能性を再発見させ、2013年からは自身が歌とプログラムを担当するユニット『iwamori』を結成。ドラマーとして培ってきたリズム・パターンを土台とした独自の世界を構築した楽曲をYouTube等にて毎月定期的に配信している。また、プレイヤーとしてだけでなく、Ableton Liveの裾野を拡げるべく指導者としても活躍しており、個人への指導だけにとどまらず、大手音楽雑誌への寄稿や現役プロへの指導、また数多くのセミナーや専門学校の講師も務める等、初心者からプロに至るまで、音楽の魅力と熱い想いを伝えるべく日々躍進中である。
染野拓
2017年、東京藝術大学音楽環境創造科卒業。卒業後はフリーランスのエンジニアとして活動。WONK、ものんくる、odol、をはじめインディーズバンドを中心にレコーディング/ミックスを手がける。2019年よりStyrismへ所属し、CHARA、SIRUP、春野、TENDREなどを手がける。また、サマーソニックやフジロックを始め地方の大型フェスでのPA経験も豊富で絶大な信頼を得ている。レコーディング、ミックス、ライブPA、とマルチに活躍する新時代のエンジニア
井上幹
1990年東京生まれ、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。ベーシスト/ 作編曲家 / 音楽プロデューサー / サウンドエンジニア / サウンドデザイナー。EPISTROPH共同創業者・取締役。ベーシストとして、IO(KANDYTOWN)、ISSUGI、唾奇などヒップホップアーティストから堀込泰行、kiki vivi lilyまで幅広いアーティストのライブやレコーディングに参加する。ミキシング/マスタリングエンジニアとして、WONKのミキシング / マスタリングを始めEPISTROPHの他作品や他数多くのアーティストの作品を手掛ける。近年ではDolby Atmosでのミキシングに力を入れており、WONKの「artless」「Passione」などを手掛けた。また、ゲームサウンドデザイナーとしてグリー株式会社に所属。ゲームサウンドの制作やサウンドデザインを行う。2018年度の日本最大のゲーム技術者カンファレンスCEDECに登壇。
協賛
株式会社ウィゴー
全国に約 160 以上のストアを展開。『YOUR FAN』をコーポレートスローガンにかかげ、ファッションの提案にとどまらず、ストリートから派生している様々なカルチャーやコミュニティをピックアップし、SNS運営、商品開発、イベント運営など多岐にわたるプロモーションを行う。あらゆるテーマをあらゆるルートで取り扱い、WEGOをストア機能としてだけでなくひとつのメディアとして捉え、編集し発信し続けている。
Manhattan Records
1980年に渋谷でスタートした、クラブミュージックの専門店。
R&Bやヒップホップをはじめとするミュージックシーンの最先端を紹介しつづけている。さらに販売事業だけでなく、レコードレーベル「Manhattan Recordings」として、ヒップホップ/R&Bを中心
とした国内外のアーティストをマネジメントし作品をリリース。 レコードカルチャーの聖地と呼ばれ、クラブカルチャーにおける伝説の存在に。
The Orchard
音楽配信とアーティスト&レーベルサービスにおけるテクノロジーを駆使したディストリビューター。世界45の市場でアーティストが最大限のパワーを発揮して頂くサポートをしています。
協力
Ableton
直感的かつスムーズな音楽制作とライブパフォーマンスを可能にする製品を手がけるAbleton(エイブルトン)では、より独創的な作業方法を従来のスタジオ制作環境に組み合わせた「Live」のほか、指先ひとつでLiveを操作し楽器のように演奏できる「Push」、さらには複数の機材やiOSデバイスを無線で同期させる技術「Link」などを開発しています。1999年ベルリンに本社を設立し、2017年には日本法人も設立。Ableton製品はジャンルを問わず、世界各国の様々なミュージシャンに使用されています。
Sony Music
ソニーミュージックグループは、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントを中心に約22社のグループ会社を横断し、エンタテインメント分野において多角的に事業を展開しています。
Focusrite
1985年にRupert Neveにより創設された英国の音響機器メーカー。優れたクオリティとコストパフォーマンスを両立したオーディオインターフェイスやマイクプリアンプを中心とした製品ラインナップは、これからコンピュータベースでの音楽制作を始めようとされる方や、より高いサウンドクオリティを求めるクリエイターなどのあらゆるニーズに対応します。
GAKU概要
場所 渋谷 PARCO 9 階(東京都渋谷区宇田川町 15-1)
運営 LOGS inc.(中央区東日本橋2-26-8 MKKビル8階)
公式 HP https://gaku.school
10 代のクリエーションの学び舎「GAKU」 世界的なクリエイターを多く輩出するファッションデザインスクール「ここのがっこう」代表の山縣良和をディレクターに迎え、10代のためのクリエ イティブ教育の場として、音楽、建築、食、ファッション、デザイン、アートなど多種多様なクラスを展開いたします。講師となるのは、国内外で活躍するクリエイター達。未知なる存在と共に試行錯誤することにより、 自己の感性と思考に向き合い、豊かな精神を育むことを目指します。 |
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