NPO法人コンフロントワールド、カンボジアで学校建設プロジェクトを開始
~NPO法人HEROと連携し校舎1棟が完成、子どもたちに安全な学びの場を提供~

背景と課題
カンボジアでは長年の内戦によって教育制度が大きく破壊され、その影響で現在も教育の質や設備の改善が求められています。特に農村部では十分な校舎が不足し、多くの子どもたちが安全で快適な学習環境を得られない状況です。こうした状況を受け、世界の“不条理”に立ち向かうことを使命とする国際協力NGOのNPO法人コンフロントワールドは、これまでタンザニアでの学校建設支援など教育分野で培った経験を活かし、今回カンボジアで学校建設プロジェクトに乗り出しました。
現地で長年学校建設に取り組んできたNPO法人HEROと提携し、農村地域に新たな校舎を建設するプロジェクトを立ち上げました。なおHEROは2011年よりカンボジアで41校(今回の建設で42か所目)の学校建設を手がけ、延べ1万人以上の子どもたちに学びの機会を提供してきた団体です。
活動内容
本プロジェクトでは、コンフロントワールドの日本側スタッフ・ボランティアとHEROの現地での経験を結集し、カンボジア北西部シェムリアップ州の農村地域に小学校の校舎1棟(2教室)を建設しました。完成した新校舎は子どもたちが衛生的な環境で学べる設備を整えています。

今後の展望
今回のカンボジアでの学校建設プロジェクトは、コンフロントワールドにとって新たな挑戦でした。これまでウガンダでの水・衛生支援、タンザニアでの学校建設など、アフリカを中心に積み重ねてきた実績と経験を活かし、今後はアジアをはじめとする世界各地へと活動の幅を広げていきます。地域ごとの課題に丁寧に向き合いながら、その土地に根ざした国際協力の形を模索し続けます。
代表メッセージ

「私が初めてカンボジアを訪れたのは、10年以上前のことです。
学生時代、井戸を建設するボランティア活動に参加したあの経験が、私の国際協力の原点でした。
そのカンボジアで、今こうしてコンフロントワールドとして学校を建てることができたのは、まさに一つの夢が叶った瞬間です。
アフリカで積み重ねてきた経験と学びを胸に、まずはこの地から。
これからも国や地域にとらわれることなく、“必要とされている場所”に手を差し伸べていきたいと考えています。
団体としても、「不条理の無い世界」の実現に向けて、一歩ずつ、でも確かな歩みを進めてまいります。
引き続き、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。」
—— 特定非営利活動法人コンフロントワールド 代表理事 荒井昭則
NPO法人コンフロントワールドについて
NPO法人コンフロントワールド(Confront World)は2018年設立の国際協力NGOです。プロボノ(有志の専門人材)の力を結集し、“不条理の無い世界の実現”、すなわち生活と権利が保障され、誰もが自分で未来を決められる社会を目指して活動しています。

ウガンダ共和国での雨水貯留タンク・トイレの建設やタンザニア連合共和国での小学校建設・幼児教育施設支援など、アフリカを中心に国際協力プロジェクトを展開し、着実に成果を上げてきました。正社員を置かず学生や副業・兼業の社会人のみで運営されている点が特徴で、こうした新しい形の組織運営で実績を重ねたことが評価され、東京都から特例認定NPO法人の認証も受けています。団体名「コンフロントワールド」には「世界で起きている不条理な現実に立ち向かう」という意味が込められており、メンバー一同、誰もが自分の可能性に挑戦できる社会の創出をミッションに掲げています。
公式X:https://x.com/confrontworld
公式instagram:https://www.instagram.com/confrontworld_official/
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