観光業界の採用ニーズはコロナ前の水準まで回復も、求職者の「観光業離れ」で採用難易度が上昇傾向【観光業界で働くことへの意識調査】
インバウンド専門の求人サイト「やまとごころキャリア」を運営する、株式会社やまとごころキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:磯部武秀)は、2022年6月10日~19日に、当サイト登録会員向けに「観光業界で働くことへの意識調査」を実施いたしましたので、その結果を公表いたします。
https://www.yamatogokorocareer.jp/pdf/questionnaire_survey_202206.pdf
https://www.yamatogokorocareer.jp/pdf/questionnaire_survey_202206.pdf
- 観光業界の採用動向と調査実施の背景
インバウンド専門の求人サイト「やまとごころキャリア」の求人掲載件数は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時は2020年1月比で20%を切るまでに落ち込んだ。しかしながら今春以降は急激な回復を見せ、2022年6月にはコロナ前の水準まで戻ってきている。一方で、応募数は依然としてコロナ前の50%程度に留まっていることが分かった。そこで、求職者の観光業離れについて調査するため、当サイトの登録会員向けに「観光業界で働くことへの意識調査」を実施した。
- 調査結果のサマリー
・特に若い世代(20代~30代)ほど、観光業界を希望しない傾向が強く、20代・30代については6割近くが「観光業界以外の業界を希望する」と回答。
◆観光業界を希望する理由
・「これまでに観光業界で働いた経験を活かしたいから」「グローバルな環境で働きたいから」「やりがいのある仕事だから」が上位になっている。
◆観光業界を希望しない理由
・「コロナなどの影響を受けやすい業界だから」「土日や長期休暇に休みが取れないから」「シフト制で労働時間が不安定だから」が上位になっている。
- 調査結果から考えられる今後のシナリオ
観光客数の回復と、観光業就業者の減少により、いくつかのシナリオが考えられる。
- 賃金を上げることにより、以前の観光業の就業者を呼び戻す。→【賃金アップ】
- 従来は補完的な役割だった非正規を大きな戦力とする。(副業希望者、アルバイト・パート、派遣、業務委託等) →【副業解禁/非正規活用】
- 外国籍やシニア人材など多様な人材を受け入れる。→【多様な人材の受入】
- 少人数でも回せるように、業務効率化を行う。→【観光DX化】
- 少ないスタッフでも長時間残業で乗り切る。→【過労働】
- 上のいずれも実行できない企業は、従業員の不足により、事業の再開が限定的になる。→【機会損失】
今後、求職者の観光業離れが進んでいくと、採用の難易度が上がり、今までのようなレベルの人材確保ができなくなる可能性が高い。機会損失を防ぐためにも、できるだけ早いタイミングで採用活動を再開するとともに、待遇の改善や多様な働き方・人材を受け入れる必要がある。
- 詳細の調査結果
https://www.yamatogokorocareer.jp/pdf/questionnaire_survey_202206.pdf
- 調査概要
調査目的/新型コロナウイルス感染拡大から約2年半がたったタイミングで、インバウンド専門の求人サイト「やまとごころキャリア」に登録している求職者が、観光業界で働くことに対してどのような意識をもっているかを把握する。
調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
調査期間/2022年6月10日〜 6月19日
調査対象/やまとごころキャリア登録会員約2万5千名
回答者/回答数208件
- やまとごころキャリアとは
ホームページ:https://www.yamatogokorocareer.jp/
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