ケリングがルカ・デ・メオを最高経営責任者に任命

株式会社ケリングジャパン

フランソワ=アンリ・ピノーが議長を務めるケリング取締役会は本日、人事・ガバナンス委員会の推薦に基づき、ルカ・デ・メオをグループの最高経営責任者(CEO)に任命することを承認しました。

この決定は、フランソワ=アンリ・ピノーの主導によるものであり、ケリングのガバナンス体制の進化における重要な節目であると同時に、グループが新たな成長フェーズへと移行する中で、そのリーダーシップを一層強化するものです。

 

刷新されたガバナンス体制のもとでは、フランソワ=アンリ・ピノーが務める取締役会会長と最高経営責任者の職務が分離されます。この新体制は、主要な上場企業におけるベストプラクティスに準拠したものです。これらの変更は、2025年9月9日に開催予定の株主総会後に開かれる取締役会の決議に基づき正式に発効します。株主総会では、特に、ルカ・デ・メオの取締役選任および新たな組織体制に対応した報酬方針の承認が求められます。これらの承認が得られ次第、ルカ・デ・メオは2025年9月15日付でCEOに就任します。

 

フランソワ=アンリ・ピノーは次のように述べています。「ケリングが世界有数のラグジュアリー・グループへと変化を遂げたこの20年を経て、グループは新たな発展段階へと歩みを進めています。2023年から、私はグループのガバナンス体制の進化について検討を開始しました。こうした中で、ルカ・デ・メオと出会いました。彼は、国際的な上場企業グループを率いた経験、ブランドに対する鋭い洞察力、そして力強く敬意に満ちた企業文化への深い理解を備えています。まさに、私が求めていたリーダーであり、新たなビジョンを掲げ、グループの歴史において次章を導くリーダーであると確信しました。ケリングとチームのリーダーシップをルカに託すことに、私は揺るぎない自信を持っています。もちろん、私は取締役会会長として、この新たなステージに進む彼を傍らで支えていきます」

 

ルカ・デ・メオは次のように述べています。「ケリングを新たな発展の段階へと導くリーダーとして私を選任してくださったフランソワ=アンリ・ピノー会長ならびに取締役会に感謝申し上げます。グループのブランドの力、そして従業員の専門性に刺激を受け、この新たな挑戦に対し、私は情熱と意欲、そして自信を持って臨みます。ケリングを、ラグジュアリー業界における不可欠な存在へと共に成長させていくことを確信しています」

ルカ・デ・メオについて

1967年イタリア・ミラノ生まれ。自動車業界において30年の経験を持つルカ・デ・メオは、ルイジ・ボッコーニ商業大学で経営学の学位を取得し、2017年にはボッコーニ・アルムナス・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。1992年にルノーでキャリアをスタートさせた後、トヨタ・ヨーロッパを経てフィアット・グループに加わり、ランチア、フィアット、アルファロメオ部門のディレクター、アバルトのCEO、フィアット・グループのマーケティングディレクターを歴任しました。2009年には、フォルクスワーゲン・グループに加わり、グループおよびフォルクスワーゲンブランドのマーケティングディレクターに就任しました。2012年には、アウディAGの営業・マーケティング担当役員に就任。 2015年11月から2020年1月までは、セアトおよびクプラの社長、ドゥカティおよびランボルギーニの監査役会メンバー、スペインのフォルクスワーゲン・グループ取締役会会長を務めました。2020年7月からルノー・グループのCEOに就任し、2021年1月からはグループの経営委員会メンバーに就任しています。また、2021年1月から2023年2月までは、ルノー・ブランドのCEOも兼務しました。2023年1月から2024年12月までは、欧州自動車工業会(ACEA)の会長を務め、2023年11月から2025年3月までは、ゼロエミッション車およびソフトウェア定義車両の分野でヨーロッパをリードするAmpereのCEOを務めました。加えて、2021年4月から2022年10月までは、TIM(テレコム・イタリア)の取締役会メンバーも務めています。

※本プレスリリースはヨーロッパ時間2025年6月16日付けにて発表しました

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会社概要

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URL
https://www.kering.com/jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区神宮前5-1-5
電話番号
-
代表者名
ティエリ・マルティ
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年06月