Duolingo CEO ルイス・フォン・アーン来日　東京大学にて「教育分野におけるAI活用」講演会 8月28日開催

産学協創推進本部 長谷川克也教授と対談

　世界でもっともダウンロードされている無料語学学習アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo,Inc.(本社所在地：Pittsburgh, USA, 以下Duolingo)は、創業者兼CEOであるLuis von Ahn(ルイス・フォン・アーン、以下ルイス)の来日に合わせ、東京大学にて、産学協創推進本部特任教授の長谷川克也氏(以下、長谷川教授)と「教育分野におけるAI活用」について特別講演を実施します。ルイスが国内の大学で講演会を実施するのは初となります。

　ルイスはカーネギーメロン大学在籍中に、「CAPTCHA（歪んだ文字を判読させることにより人間判定をするシステム）」を開発し、その後「reCAPTCHA（CAPTCHA入力の労力を、紙媒体の書籍の電子化に活用する技術）」を2009年にGoogleに売却。人間とコンピューターが協力しながら問題を解く「ヒューマンコンピュテーション」と呼ばれる分野で複数の事業を立ち上げ、クラウドソーシングの先駆者として名を知られる開発者であり連続起業家です。

　グアテマラ出身であるルイスは教育の不平等性に問題意識を抱え、「無料で外国語を学べる方法はないか？」と問いを立てて、Duolingoを立ち上げました。Duolingoは「誰もが利用できる、世界最高の教育を開発する」ことを目指しており、それをテクノロジーとAIの力によって実現しようとしています。ローンチ当初からプロダクトの様々な部分でAIを活用してきており、直近ではOpenAIのGPT-4公式ローンチパートナーとして新しいサブスクリプションプラン「Duolingo MAX」を公開するなど、エドテック分野のリーディングカンパニーとして効果的な学習体験を届けてきました。

　来日を記念し、東京大学で大学の研究結果を社会に実装すべくスタートアップの立ち上げを推進する長谷川教授とともに、「教育分野におけるAI活用」に関する講演を実施する運びとなりました。本講演では、ルイスの起業経験のほか、AIがエドテック分野で果たす役割や生成AIがどのように私たちの生活に組み込まれているのか、そして参加者との対話に臨みます。一般の方も予約登録にてご来場が可能です。

• 実施概要

■ 日時：2023年8月28日（月）15:00～16:30（予定）

■ 場所：東京大学 情報学環・福武ホール

■ 主催：東京大学産学協創推進本部

■ 内容：教育分野でAI 応用についての講演、質疑応答

■ 予約URL：https://duolingoceo.peatix.com/
  

• 登壇者

ルイス・フォン・アーン

「Duolingo」の創業者 兼 CEO

人間判定システム「CAPTCHA」「reCAPTCHA」の開発者。マッカーサー・フェローシップ（別名「天才賞」）など多くの賞を受賞。出身地グアテマラのための非営利団体「ルイス・フォン・アン財団」も持つ。

 
  

長谷川克也
 1980 年東京大学工学部物理工学科卒。 1982 年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了。 1982～1997 年松下電器産業株式会社（パナソニック）にて半導体LSIの研究開発に従事。この間1990～1992 年スタンォード大学客員研究員。2009年より東京大学特任教授。現在東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部長。

• Duolingoについて

　Duolingo（www.duolingo.com)は、最も人気のある言語学習プラットフォームであり、世界で最もダウンロードされている教育アプリです。まるでゲームをしているかのような一口サイズのレッスンで、新しい言語を楽しく学ぶことができます。当社は「誰もが利用できる、世界最高の教育を開発すること」をミッションに掲げています。Duolingo（デュオリンゴ）はスペイン語、フランス語、ドイツ語、韓国語からナバホ語、イディッシュ語まで、42の異なる言語にわたって合計100以上のコースを提供しています。（日本語版では英語、中国語、韓国語、フランス語の4言語を提供）

　さらに世界で4,000以上の教育機関で採用されているオンライン英語試験のDuolingo English Testを、学習者が手ごろで便利に受験できる方法で提供しています。