不動産開発のデジタルインフラ事業を手掛けるトグルホールディングス、国交省主催のPLATEAU AWARD 2024のファイナリストに選出
3D地図を上空から眺め、開発適地を見つけ、その場にボリュームを入れる。それは街の”未来”を見ることだ
トグルホールディングス株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:伊藤嘉盛、以下当社)は、「PLATEAU AWARD 2024」(3D都市モデルを活用したサービス・アプリ・コンテンツ作品コンテスト)において、ファイナリストに選出されました。ファイナリストは、2月15日に開催する最終選考会にてプレゼンテーションし、優勝者が決定します。
■土地のポテンシャルを可視化する当社のテクノロジー
当社は、「すべてのまちと、まちをつくる人たちのために」というミッションのもと、不動産、建築、金融の3つの分野を融合させ、これまでの業界が抱える課題を根本から解決するデジタルインフラの構築を目指しています。当社では現在、不動産開発における重要プロセスである開発用地取得の効率化に取り組んでおり、その中でPLATEAUの3D都市モデルのデータを活用しています。
日本国内には、そのポテンシャルを最大限発揮できていない土地が多数存在しています。限られた土地資産を有効活用し街全体の付加価値を向上させるためには、潜在的なポテンシャルのある土地をいかに効率的に発見できるかが重要です。従来の用地取得では、各エリアの都市計画や各種条例などの情報を収集したうえで容積率を算出し、実際に現地に出向いてその土地の活用状況を確認する必要があります。アナログなアプローチとなるため、不動産デベロッパーにとって工数やコスト面で大きな課題となっています。
この課題を解決するべく、当社ではエリアごとの容積率を算出するテクノロジーの開発を推進しており、道路幅や用途地域といった土地データを自動収集することで各エリアの容積率を算出できる仕組みを構築しました。さらに、PLATEAUの3D都市モデルデータを組み合わせることで、ポテンシャルのある土地の可視化に成功しました。
グループ会社であるフジケン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 山﨑聡史、以下「フジケン」)では、このテクノロジーの導入により、ポテンシャルのある土地を早期に発見できるようになりました。結果的に用地取得効率は従来の14倍に向上、仕入れ数の増加とともに売上は99億円まで成長しました。
さらに、自社開発のテクノロジーをSaaSプロダクトとして不動産事業者に提供することで、業界の変革にも挑戦しています。現在、導入アカウント数は800件を超え、今後も機能拡充や提供体制の強化を推進してまいります。これらの土地のポテンシャルを最大化する技術・ノウハウを軸に、街づくりに関わるステークホルダーとの共創関係を築くことで、日本の不動産価値全体の底上げを通じて社会発展に寄与していきます。
トグルでは、「すべてのまちと、まちをつくる人たちのために」というミッションのもと、不動産、建築、金融の3つの分野を融合させ、これまでの業界が抱える課題を根本から解決するデジタルインフラの構築を目指しています。今後、このテクノロジーを活用することで土地の有効活用を促進し、日本国内の土地資産価値の向上に邁進していきます。
■PLATEAU AWARDとは
国土交通省では、2020年度からProject PLATEAU(プラトー)として、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化の取組みをスタートし、様々な領域における新たなサービスやイノベーションの創出を進めています。
PLATEAU AWARDは、オープンデータである3D都市モデルのまだ見ぬ可能性を引き出すため、国土交通省が主催する3D都市モデルの開発コンテストです。
様々な領域のエンジニアやクリエイター、プランナーが自らの技術と3D都市モデルのデータを組み合わせ、新たな価値を生み出すことを期待しています。
<会社概要>
社名:トグルホールディングス株式会社
所在地:東京都千代田区平河町2-7-3 PMO平河町2階
設立:2020年6月
代表者:代表取締役 伊藤 嘉盛
事業内容:不動産開発のデジタルインフラ事業
取材のお申し込みは、pr-info@toggle.co.jpまでご連絡ください。
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