伯東株式会社、Spectricity社(ベルギー)と代理店契約を締結
~超小型・低消費電力の分光イメージング技術を日本市場へ展開~
伯東株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:宮下環、証券コード 7433、以下「当社」)は、ベルギーのSpectricity NV.(本社:ベルギー、CEO:Glenn Vandevoorde、以下「Spectricity」)と、日本国内における代理店契約を締結したことをお知らせいたします。

【Spectricityの技術とその特長】
Spectricityは、世界有数のナノエレクトロニクス研究機関 imec(ベルギー)からスピンオフした企業であり、15年以上の研究開発を経て確立されたCMOSベースの分光センシング技術を基盤としています。
この技術は、従来のカメラでは取得が難しい高精度なスペクトル情報を、小型・低消費電力のデバイスで実現できることが特長です。特に、16チャンネルのMSI(Multi-Spectral Imaging)技術を採用し、より細かな色の違いや素材特性の測定を可能にしました。
本技術の活用が期待される分野は以下の通りです。
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近い色を、より忠実に再現(カラーマッチング)
・ネット通販やカタログの色と実物の色の差を最小限に抑え、より正確な選択を可能にする
・生地、塗装、印刷物などの色合わせの精度を向上
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肌や髪の状態をより詳しく測定(スキンケア&コスメ)
・肌や髪の状態を測定・可視化し、より適したケアを選択
・コスメやスキンケア製品の色選びを高精度に行い、自分に合う製品を見つけやすく
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産業用途での精密な測定(産業・環境モニタリング)
・製造ラインでの色や素材の違いを高精度に測定し、品質の安定性を向上
・原材料の特性評価や異物検出をサポートし、生産効率を向上

【Spectricityの製品ポートフォリオ】
Spectricityは、モバイル向けに最適化された世界初の本格的な分光イメージングセンサ「S1」シリーズを提供しています。
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S1:小型で組み込みが容易な分光イメージセンサ。スマートフォンや各種デバイスに対応。
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S1-M:用途別に最適化された分光センサモデル。
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S1-EVK2b:分光イメージング技術の評価・開発を支援する評価キット。
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S1-A:フィールドデータ取得用のモバイルアクセサリ。

【日本市場への展開と今後の展望】
当社は、Spectricityの最先端分光センシング技術を活用し、スマートフォン、ウェアラブル、ヘルスケア、産業用途など、新たなセンシングソリューションの創出を支援します。また、当社の技術サポートと販売ネットワークを活用し、Spectricity製品の導入促進と市場拡大を目指します。
Spectricity NV.について(https://spectricity.com/)
2018年に設立されたSpectricityは、imec(ベルギー)での15年以上にわたる分光センシング技術の研究成果を基に設立された企業です。独自のCMOSナノフォトニクス技術を活用し、世界初の商用化可能な超小型・低消費電力の分光センサを開発しました。
同社の技術は、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、ヘルスケア機器、産業向けセンシングなど、幅広い分野に応用されています。
伯東株式会社について(https://www.hakuto.co.jp)
伯東は1953年の創業以来、最新の情報や最先端の技術をいち早くお客様へお届けする技術商社として、生産の効率化を図る工業薬品を生みだすメーカーとして、皆様のご愛顧とご支援により順調な発展を遂げてまいりました。
私たちが企業活動を通じて目指している未来は「人と技術と自然環境の共存」です。
先進のテクノロジーが人々の暮らし、そして地球に活力と潤いをもたらすことを信じ、より豊かな社会の実現のために邁進していきます。
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