日産のローランドが勢いを保持できるか注目される中、フォーミュラE が”原点“中国で開催! 2025「ハンコック・上海E-Prix」
決勝は日本時間5 月31日、6月1日の16:05 スタート

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ABB FIA フォーミュラE 世界選手権の第10 戦および第11 戦が、中国の上海インターナショナル・サーキットでダブルヘッダーを実施
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日産フォーミュラE チームのオリバー・ローランドはドライバーズ選手権で161 ポイントを獲得しており大きなリードを保持。圧倒的な強さを見せているが、これまでに全11 チームが表彰台を獲得している競争の激しい「GEN3 Evo 時代」となった今シーズンはまだ何が起こるかわからない状況
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5 月31 日(土)の第10 戦では、革新的な新ルールである「ピット・ブースト」が、導入される。30 秒間のピットストップで10%のエネルギー増加を実現する
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上海でのダブルヘッダーの後、6 月21 日(土)にジャカルタで第12 戦が開催
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、5月31日(土)と6月1日(日)に開催される第10戦・第11戦として、象徴的な舞台である上海インターナショナル・サーキットにて、待望のダブルヘッダーを実施します。激しい競争が繰り広げられるシーズンのなか、GEN3 Evoマシンが中国で初めて走行。22人のドライバーは、GEN3 Evoマシンの中国デビューを飾るために準備を進めています。
今大会では、このシーズン11より導入された中盤戦の戦略要素「ピット・ブースト」が第10戦にて採用されます。ピット・ブーストは、ピットレーンで30秒間停止し、600kWのブーストにより3.85kWh(10%)のエネルギーを追加供給する仕組みです。全ドライバーに義務付けられていますが、チームあたり1基のみの装置が提供されるため、2台同時の使用はできません。このルールがレース展開に戦略的な駆け引きをもたらします。
第10戦の決勝レースは、5月31日(土)現地時間15:05(日本時間:同日16:05)にスタートします。
上海インターナショナル・サーキットを駆け抜ける、GEN3 Evoマシン
舞台となる上海インターナショナル・サーキットは、漢字の「上」に着想を得たレイアウトが特徴。世界最高峰のモータースポーツ国際大会のために設計されたこのサーキットは、高速ストレートとタイトなコーナーが組み合わさった挑戦的なレイアウトを特徴としており、なかでもターン1とターン2の象徴的なループが際立っています。
使用されるコースは、通常のグランプリレイアウトを短縮した3.051kmの時計回りレイアウトで、より多くの周回数やフォーミュラEならではの「アタックモード」などの特性が反映されています。今回のアタックモードの発動ゾーンは、ターン2の長い右コーナー外側に設けられています。
まだ予断を許さない?シーズン11の順位が固まり始める
シーズン11は終盤戦へと突入し、「GEN3 Evo時代」の初年度は、これまでにない接戦が続いています。開幕から第9戦までに、6人の異なる優勝者が誕生し、14人のドライバーが表彰台に立ちました。ドライバーズ選手権のトップ10には8チームからドライバーが名を連ねています。
日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドは、161ポイントでランキング首位に立っており、84ポイントで2位のパスカル・ヴェアライン(タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム)に対して大きくリードを広げています。ローランドはモナコから3戦連続でジュリアス・ベア ポールポジションを獲得しており、今季は通算4回の優勝、3回の2位入賞という好成績を記録しています。この一貫した成功により、ローランドの才能とGEN3 Evoマシンの日産パワートレインとの強力なコラボレーションが際立っています。
フォーミュラEの新たな「GEN3 Evo時代」は驚くほど競争が激しく、第9戦までにすべてのチームが表彰台を獲得。シリーズ全体で実力の拮抗が浮き彫りになっています。
また、今シーズン注目すべき点として、クプラ・キロのダン・ティクタム(東京で初表彰台)、マヒンドラ・レーシングのニック・デ・フリース(モナコで表彰台に復帰)、そしてルーキーのテイラー・バーナード(今季4回の表彰台)など、新たな勢力の台頭も注目されています。
2025ハンコック上海 E-PRIX放送情報
※日本はJ SPORTSとBSフジで放送予定。放送日時など詳細は各ウェブサイトでご確認ください。

全スケジュールはこちら:https://www.fiaformulae.com/en/calendar
放送情報はこちら:https://www.fiaformulae.com/en/ways-to-watch
フォーミュラEと中国の歩み
フォーミュラEの歴史は、2014年の北京E-Prixから始まりました。そのため、2025年のハンコック上海E-Prixは、選手権にとって“原点回帰”とも言える特別な意味を持つ大会となるのです。
これまで中国では、北京、香港、三亜など4都市で計9レースが開催され、8人の異なる勝者が誕生し、選手権の予測不可能で競争性の高い側面をよく表しています。
史上初の北京E-Prixでは、ルーカス・ディ・グラッシが優勝。また、セバスチャン・ブエミは、北京(シーズン2)と香港(シーズン3)でそれぞれ優勝し、中国で2勝を挙げた唯一のドライバーです。昨年の上海ダブルヘッダーでは、ジャガーTCSレーシングのミッチ・エヴァンスと、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが勝利を挙げました。今年も新たな勝者が現れるのか、注目です。
昨年の上海ダブルヘッダーを、Amazon Prime Videoのドキュメンタリーで振り返ろう!
上海で昨年勝利したミッチ・エヴァンスと、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタを含む4人の現役フォーミュラEドライバーの素顔と舞台裏に迫る、ドキュメンタリーシリーズ「Formula E: Driver」がAmazon Prime Videoで配信されています。全4話構成の緊迫感あふれるシリーズとなっており、以下リンクよりご覧いただけます。
https://www.amazon.co.jp/Formula-E-DRIVER/dp/B0F2B59FLP
サーキット外でも楽しみが満載
フォーミュラEのファンビレッジでは、チケット所有者はシミュレーター体験、地元アーティストによるパフォーマンス、ライブ音楽など、来場者を魅了する多彩なエンターテインメントを楽しむことができます。家族連れ向けに、子どもたちの創造力を刺激し、持続可能性について学ぶことができるキッズエリアも完備されています。
サステナビリティの最前線に立つ上海E-Prix
フォーミュラEは、「世界で最も持続可能なスポーツ」という立場を維持しながら、地域社会と環境の両面に対する支援を継続しています。これは、持続可能な人類の進歩を加速するという、シリーズのより広範な目的の一環です。昨年の取り組みによって生まれた成果をさらに発展させるべく、フォーミュラEは2025年の上海大会において、Better Futures Fund(ベター・フューチャーズ・ファンド)を通じたShanghai Mutual Aid Foundationへの継続支援を行います。加えて、FIAのキャリア支援プログラムCareerShiftと連携し、地域社会との対話を深めるインスピレーション・アワー(Inspiration Hour)を再び開催いたします。これらの取り組みは、FIA Girls on Trackプログラムとともに、モータースポーツの枠を超えて、より包括的で持続可能な未来を築いていくというフォーミュラEの使命を明確に示すものです。
レースウィークを通じて、フォーミュラEは嘉定区内の地域パートナーと連携し、環境面・社会面の両方で長期的な変化をもたらす取り組みを実施します。こうした活動を通じて、選手権は「持続可能な人類の進歩を推進し、開催地ごとに継続的なインパクトを生み出す」という理念の実現を目指しています。
2025 Shanghai E-Prix における主なサステナビリティおよび社会的取り組み
●再生可能エネルギーの導入:
上海E-Prixは、送電網からの電力と100%再生可能なHVO燃料を組み合わせた再生可能エネルギーミックスによって運営されます。
● Better Futures Fund(ベター・フューチャーズ・ファンド):
フォーミュラEは、2年連続でShanghai Mutual Aid Foundationを支援します。この団体は、嘉定区において困難を抱える若者や家庭を支援する地域組織です。フォーミュラEの「ベター・フューチャーズ・ファンド」からの2万5,000ユーロの寄付は、「Jiading(嘉定)with Love」プログラムの運営に充てられます。このプログラムは、さまざまな困難に直面する子どもや若者、そしてその家族を包括的に支援する取り組みです。
● Change. Accelerated. Live Shanghai presented by FIA:
5月29日(木)には、フォーミュラEのシンクタンク・プラットフォーム「Change. Accelerated. Live」が上海で開催されます。本イベントでは、モータースポーツ、政策、教育、サステナビリティといった多様な分野から専門家が集結します。会場は、上海の歴史あるウォーターフロント地区「バンド」に位置する旧市庁舎。ライブは、この象徴的なロケーションを舞台に、気候変動への具体的なアクション、公平なエネルギー転換、そしてネットゼロ社会を牽引する革新技術について、大胆かつ実践的な議論が交わされる予定です。本イベントは、スポーツ界にとどまらず、ビジネスや社会全体における未来像を描く貴重な機会となります。
●地域住民参加型プログラム「Inspiration Hour」:
5月30日(金)には、地域貢献プログラムの一環として、最大200名が参加する体験型イベントが実施されます。「Jiading with Love」プログラムに参加する地元の学生や家族、またFIA CareerShiftを通じて招待された大学生50名も含まれます。参加者は、ピットレーンウォークやゲーミングアリーナの体験、ファンビレッジの見学などを通じて、フォーミュラEの舞台裏に触れることができます。
最大120名の若い女性を対象に、ワークショップ、eスポーツ、キャリアトーク、ピットウォークなどを実施。STEM教育およびモータースポーツにおけるジェンダーインクルージョンの促進を目的とし、すべての開催地で多様なコミュニティの女子学生を支援。 本プログラムの参加者のうち1名が、決勝レース当日の表彰式プレゼンターとして登壇する予定です。これは、女性の才能とトップレベルのモータースポーツへの参画にスポットライトを当てる重要な取り組みとなります。本プログラムは、ハンコック(プレゼンティングパートナー)、ABB(プリンシパルパートナー)、Fortescue Zero(オフィシャルパートナー)のサポートにより実施します。
フォーミュラEとABB FIAフォーミュラE世界選手権について
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界初の電気自動車によるFIA世界選手権で、カーボンニュートラルが認証された唯一のスポーツです。世界有数の都市の中心部でドラマチックなレースを展開し、世界をリードする自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを加速させるためのモータースポーツプラットフォームを提供しています。フォーミュラEのチーム、メーカー、パートナー、放送局、開催都市は、このスポーツに対する情熱と、持続可能な人類の進歩を加速させ、人々と地球により良い未来をもたらす可能性を信じるという信念によって結ばれています。
トップページ https://www.fiaformulae.com
Tokyo E-Prix https://www.fiaformulae.com/ja/calendar/tokyo
ABBについて
ABBは、エレクトリフィケーションとオートメーションのグローバルテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。エンジニアリングとデジタル化の専門知識を結び付けることで、産業のパフォーマンスを高め、効率性、生産性、持続可能性を向上させ、優れた成果を生み出せるよう支援します。私たちは、これを「Engineered to Outrun」と呼びます。140年以上の歴史を有し、世界中に105,000人以上の従業員を擁するABBは、スイス証券取引所 (ABBN) および ナスダック・ストックホルム (ABB) に上場しています。
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