【ネット炎上速報2015年10月版/「ネット炎上」について毎月レポート】前年同月比 約33%の増加10月の炎上件数は116件
今月の解説:“物騒な発言で炎上した洋菓子店店主、著作権に違法した販売をしているとして再炎上”
リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションを手掛ける株式会社エルテス(代表取締役:菅原貴弘、東京都港区)は、2015年10月のネット炎上についてまとめた、「ネット炎上速報2015年10月版」を発表いたします。
ネット炎上速報とは、リスクに特化したビッグデータ解析を得意とする当社が、前月のネット炎上件数を独自に算出し発表するマンスリーレポートです。本レポートを毎月公開していく事で、企業や社会が抱えるデジタルリスクへの意識喚起を行ってまいります。
※ネット炎上とは…ツイッターで50回以上のリツイートがされ、特定のまとめサイトにまとめられたものから当社が“炎上”としたもの
ネット炎上速報とは、リスクに特化したビッグデータ解析を得意とする当社が、前月のネット炎上件数を独自に算出し発表するマンスリーレポートです。本レポートを毎月公開していく事で、企業や社会が抱えるデジタルリスクへの意識喚起を行ってまいります。
※ネット炎上とは…ツイッターで50回以上のリツイートがされ、特定のまとめサイトにまとめられたものから当社が“炎上”としたもの
■2015年10月の概況
10月のネット炎上件数は前年同月比33%増の116件となりました。昨年同月件数(87件)はエボラウィルスの流行という世界的に大きな注目を浴びるニュースがあったため他月と比べて大きく盛り上がっていましたが、本年10月度はそれを上回る結果です。不適切な発言・行動に対する批判が依然として多く全体の47.3%を占めました。その他で目立ったのは、横浜市のマンション傾斜問題で、本件だけではなく、本件とは全く関連性はないが同業という点で注目された同業他社が、過去の投稿やコメント、仕事内容から火種を見つけられ炎上するという「飛び火」のケースも起きています。
・物騒な発言で炎上した洋菓子店店主、著作権に違法した販売をしているとして再炎上
発端は洋菓子店店主がFacebookのコメント欄に本名で暴言を書き込んだとして炎上したことです。後にアカウント乗っ取り被害に遭ったと弁明していますが、店主の過去の投稿や妻のブログから漫画やアニメのキャラクターを描いたケーキの画像を大量に掲載していたことが発覚し、これが著作権法違反ではないかと再炎上したケースです。
【解説】
この炎上には2つのポイントがあります。
① 二次炎上
一度炎上した場合、拡散・長期化するだけでなく、過去の全く関係のないものが引っ張り出されて炎上する「二次炎上」発生の可能性があります。上の洋菓子店のケースの場合も、初めはFacebook上の暴言に対する炎上でしたが、著作権法違反疑惑という暴言とは全く関係のない事実が過去の投稿や家族のブログから発見されて再炎上しています。特に不適切な発言・行為から炎上した際は本人の特定とともに、「責め立てる材料」として過去のコメントや投稿に落ち度を探すネットユーザーもいるため、被害はさらに大きくなります。
② 炎上直後の対応
この炎上の場合、問題となった暴言が続いた数時間後に店主の男性が、一連の暴言はアカウントを乗っ取られており、自身に責任はないと弁明しています。確かに今、そうしたアカウントの乗っ取りが横行しており、思わぬ被害を受ける方も多く存在します。ただ、この店主の男性の場合、アカウント乗っ取り被害を訴えた際に「私みたいなお店持ってる人が、あんなことしますか?ちょっと考えてくださいね。勝手にコメントしないで頂けますか?」などとネットユーザーを責めるかのようなコメントをしています。炎上直後はアカウントの乗っ取りに関係なく、冷静に真摯な対応をすることが肝心です。この場合は、乗っ取り被害について事実だけを述べ、騒ぎとなったことへのお詫びと今後の対策について記述していれば再炎上まで至らなかった可能性もあります。
<解説者>
株式会社エルテス ソーシャルリスクアナリスト 清澤 秀彰
プロフィール:
東京大学法学部卒業後、株式会社エルテスに入社。予防ソリューショングループで数多くの案件のリスク分析を行う。特に炎上案件の分析を得意とする。
■株式会社エルテスについて
リスクに特化したビッグデータ解析を強みに、ソーシャルリスクを中心としたデジタルリスクを検知・解決するテクノロジー企業です。デジタルリスクとは、インターネット上の風評・情報漏洩・従業員の不正・産業スパイ等、企業の競争力にも影響を与える重大なリスクを指し、当社ではそのデジタルリスクを分析する事で、企業が抱える課題を解決するサービスを300社以上に提供しています。
[会社概要]
社名 :株式会社エルテス
代表者 :代表取締役 菅原貴弘
所在地 :東京都港区新橋五丁目14番10号
設立 :2004年4月28日
資本金 :454,910,400円 (2015年10月2日現在。資本金準備金を含みません。)
URL :https://eltes.co.jp/
主要株主 :菅原貴弘、株式会社産業革新機構、株式会社電通、株式会社NTTドコモベンチャーズ等
事業内容 :リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供
10月のネット炎上件数は前年同月比33%増の116件となりました。昨年同月件数(87件)はエボラウィルスの流行という世界的に大きな注目を浴びるニュースがあったため他月と比べて大きく盛り上がっていましたが、本年10月度はそれを上回る結果です。不適切な発言・行動に対する批判が依然として多く全体の47.3%を占めました。その他で目立ったのは、横浜市のマンション傾斜問題で、本件だけではなく、本件とは全く関連性はないが同業という点で注目された同業他社が、過去の投稿やコメント、仕事内容から火種を見つけられ炎上するという「飛び火」のケースも起きています。
<今月のTOPICS>
・物騒な発言で炎上した洋菓子店店主、著作権に違法した販売をしているとして再炎上
発端は洋菓子店店主がFacebookのコメント欄に本名で暴言を書き込んだとして炎上したことです。後にアカウント乗っ取り被害に遭ったと弁明していますが、店主の過去の投稿や妻のブログから漫画やアニメのキャラクターを描いたケーキの画像を大量に掲載していたことが発覚し、これが著作権法違反ではないかと再炎上したケースです。
【解説】
この炎上には2つのポイントがあります。
① 二次炎上
一度炎上した場合、拡散・長期化するだけでなく、過去の全く関係のないものが引っ張り出されて炎上する「二次炎上」発生の可能性があります。上の洋菓子店のケースの場合も、初めはFacebook上の暴言に対する炎上でしたが、著作権法違反疑惑という暴言とは全く関係のない事実が過去の投稿や家族のブログから発見されて再炎上しています。特に不適切な発言・行為から炎上した際は本人の特定とともに、「責め立てる材料」として過去のコメントや投稿に落ち度を探すネットユーザーもいるため、被害はさらに大きくなります。
② 炎上直後の対応
この炎上の場合、問題となった暴言が続いた数時間後に店主の男性が、一連の暴言はアカウントを乗っ取られており、自身に責任はないと弁明しています。確かに今、そうしたアカウントの乗っ取りが横行しており、思わぬ被害を受ける方も多く存在します。ただ、この店主の男性の場合、アカウント乗っ取り被害を訴えた際に「私みたいなお店持ってる人が、あんなことしますか?ちょっと考えてくださいね。勝手にコメントしないで頂けますか?」などとネットユーザーを責めるかのようなコメントをしています。炎上直後はアカウントの乗っ取りに関係なく、冷静に真摯な対応をすることが肝心です。この場合は、乗っ取り被害について事実だけを述べ、騒ぎとなったことへのお詫びと今後の対策について記述していれば再炎上まで至らなかった可能性もあります。
<解説者>
株式会社エルテス ソーシャルリスクアナリスト 清澤 秀彰
プロフィール:
東京大学法学部卒業後、株式会社エルテスに入社。予防ソリューショングループで数多くの案件のリスク分析を行う。特に炎上案件の分析を得意とする。
■株式会社エルテスについて
リスクに特化したビッグデータ解析を強みに、ソーシャルリスクを中心としたデジタルリスクを検知・解決するテクノロジー企業です。デジタルリスクとは、インターネット上の風評・情報漏洩・従業員の不正・産業スパイ等、企業の競争力にも影響を与える重大なリスクを指し、当社ではそのデジタルリスクを分析する事で、企業が抱える課題を解決するサービスを300社以上に提供しています。
[会社概要]
社名 :株式会社エルテス
代表者 :代表取締役 菅原貴弘
所在地 :東京都港区新橋五丁目14番10号
設立 :2004年4月28日
資本金 :454,910,400円 (2015年10月2日現在。資本金準備金を含みません。)
URL :https://eltes.co.jp/
主要株主 :菅原貴弘、株式会社産業革新機構、株式会社電通、株式会社NTTドコモベンチャーズ等
事業内容 :リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供
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