“都会じゃない人生”を模索する温泉合宿ワークショップ【都会脱出作戦】「居場所づくり」から見えた地方の可能性・加賀市の未来

~都会の若者30名と地元住民、宿泊事業者が起こした化学反応~ 実施レポート

株式会社アドヴァンテージ

石川県加賀市(宮元陸 市長)、一般社団法人加賀市観光交流機構(加賀温泉郷DMO)、株式会社アドヴァンテージ(神奈川県横浜市、代表取締役 中野尚範)が官民連携で取り組む宿泊産業における就業環境改善や雇用創出に向けたプロジェクト「KAGAルート」は、都会で暮らす若者に地方のまちでの仕事や暮らしを模索してもらう実験的な温泉合宿ワークショッププログラム【都会脱出作戦】を2018年2月17日(土)から19日(月)の日程で実施しました。

【都会脱出作戦】特設WEBサイト  http://tokaidassyutsu.jp/

■ 温泉合宿ワークショップ【都会脱出作戦】とは
地方のまちにおける新しい仕事や活動のあり方や、多様な生活スタイルについて話し合い、その実現を具体的に考えていきます。ワークショップには地域で活動している住民や都会からの移住者などの他に、宿泊施設経営者、市の職員が集まります。地域の実態を踏まえ、地方のまちでどのような仕事や暮らしが実現できるのか、そしてそこにどのような人生の「居場所」をつくることができるのかを現実的に考え、場合によっては新しい制度案やプログラムを市や宿泊事業者と一緒につくっていくことも考えます。

■ ワークショップについて
現状の整理をした上で、まちの散策や地域住民とのディスカッションなどを行い、【都会脱出】のための具体的なプランを考えます。
・ワークショップ ① :都会の若者30名による自己紹介
・ワークショップ ② :地元の方々を交えて「都会脱出に必要なもの」を整理
・ワークショップ ③ :宿泊施設経営者も交えて「新しい居場所とは何か」をディスカッション
・ワークショップ④⑤:「都会脱出作戦を考える・提案」(都会脱出の第一歩、半歩を踏み出す具体的なこと)

■ ワークショップを通して提案された「都会脱出作戦」 (※ 一部抜粋)
①   ユニバーサルな温泉「人間浴」
LGBTや性別移行中など温泉に入りたくても入れない人が存在する。
男湯、女湯だけではない第三の選択肢としての「人間浴」を創出する。

 ②   加賀温泉郷×インターン×免許合宿
宿泊施設でのインターンと免許合宿を合わせて実施できるプログラムを作ることで、約1カ月間学生が加賀市に滞在することになり、加賀市に興味を持つ学生を増やす。

③   執筆宿泊パック
加賀温泉郷を「執筆の聖地」としてブランディング。作家、フリーランス、卒論など対象にスタッフ(仲居など)による進捗確認のお声がけなどオプションを設定する。

④   酒蔵活用したゲストハウス
後継者問題の多い酒蔵への若者就労促進のために、稼働していない期間の酒蔵(季節労働者の宿泊場所など)をゲストハウスとして活用し、日本酒を楽しみ、学べるプランを提供する。

⑤   サブカルチャーとの融合
若い働き手を加賀市に呼び寄せるには、まず加賀市を知ってもらうことが最優先。その為にも若者がイメージしやすい名物、シンボルが必要。例として加賀市をアニメ、コスプレの聖地にする、漆塗りのプラモデルイベントなどを検討する。
 上記以外にも複数の「都会脱出作戦」が発表されました。中には、既に加賀市において検討済、検討中の内容もありました。

 ■今後の対応(「都会脱出作戦」の実現に向けて)
加賀市、加賀温泉郷DMO、KAGAルート運営事務局では、参加者から提案された「都会脱出作戦」の事業展開についての「実現性の可否」「効果検証」等の検討を進めています。
その結果、平成30年度は、『ユニバーサルな温泉「人間浴」』と『加賀温泉郷×インターン×免許合宿』の実現を目指した取り組みを進めたいと考えています。実現に向けては、地域のコンセプトを明確にした上で、関係法令への対応や関係機関との合意形成などを図りながら、実施に向けた調整を具体的に進めることとします。

また、今回のワークショップ参加者(都会の若者、地元住民、宿泊施設事業者)の意見も取り入れながら、共に協力し合い、トライアルや事業化に向けた取り組みを展開していきます。上記2案以外の「都会脱出作戦」に関しましては、今後も参加者とコンタクトを取る中で、提案の内容が具体的に進められる状態になり次第、KAGAルートプロジェクトとして取り組む事案として検討し、事業化を図ります。

2/18(日)山中温泉文化会館にてワークショップ「都会脱出に必要なもの」「新しい居場所とはなにか」/地元の方、宿泊施設経営者も交えて

2/19(月)山中座にてワークショップ「都会脱出作戦を考える・提案」

当日の写真一覧はこちら
http://www.ad-vantage.jp/news/press20180319.html

■ KAGAルートとは
加賀市、加賀温泉郷DMO、㈱アドヴァンテージが官民連携体制のもと地域が一体となり、
宿泊産業における働き方改革・就労環境改善に取り組み、新規就労者創出を目指します。

■日本一働きたくなる温泉観光都市を目指して
温泉旅館雇用促進プロジェクト「KAGAルート」
1)  加賀温泉郷専用の求人サイト構築・運営、温泉合宿ワークショップ【都会脱出作戦】の実施
https://www.kaga-route.com/
2) 採用強化に向けた勉強会・研修会の開催
3) これからの加賀温泉郷、経営合理化を図る検討会の実施
 
■ KAGAルート事業主体
 ・加賀市観光戦略部 観光交流課
本事業の事務局を担い、観光宿泊事業者と行政の連携窓口として、市役所関係部署との調整も行いながら、本事業の円滑な運営を進めます。

・一般社団法人加賀市観光交流機構 (加賀温泉郷DMO)
三温泉の観光協会や旅館協同組合、市内観光事業者、観光以外の各種業界も包括する地域商社的な組織として、宿泊観光事業者と連携しながら本事業を推進します。
※DMO:Destination Management / Marketing Organizationの略

 ・株式会社アドヴァンテージ  (http://www.ad-vantage.jp/
人材採用支援事業を専業とし、求人広告、人材派遣・紹介に頼らず企業独自の採用サイトで、直接求職者と企業が繋がる採用手法(ちょくルート)をサービス展開するとともに、地方創生や働き方改革に関する公共事業を手掛け、様々な地域資源を組み合わせた採用ブランドづくり、ウェブ・SNS等を活用した情報発信・プロモーション、効果的なマーケティング、戦略策定等、地域を主体とした採用支援を推進。
本事業では、企画運営を受託し、優れたノウハウを活かし効果的な事業推進を図ります。
代表取締役社長:中野 尚範 (神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-19 アプリ新横浜ビル6F)

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会社概要

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URL
http://www.ad-vantage.jp/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-19 アプリ新横浜ビル6F
電話番号
045-477-1033
代表者名
中野尚範
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2005年06月