在庫問題解決SaaS『FULL KAITEN』、売れる商品を売れる店舗へ再配置する新機能を追加

会社全体と各店舗との間における在庫の偏りを可視化

小売企業などに売上・粗利増加と在庫削減の両立を支援するSaaS(クラウドサービス)『FULL KAITEN』を開発・提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、会社全体では余剰在庫となっている半面、個々の店舗(ECをサイト含む)単位でみると在庫が不足している商品を絞り込む新機能をFULL KAITENに追加しました。
この機能により、全社でみると在庫が余っている商品を、売れる店舗へ再配置する判断を容易できるようになります。
なお、新機能はFULL KAITENの「消化率向上機能」の抜本的な改良となりますが、追加料金等の発生はなく、順次ユーザー企業へ適用を始めています。

• 全社的には余剰でも店舗単位では欠品しそうな在庫を可視化

FULL KAITENは、ユーザー企業の全ての在庫をSKU(※)単位で分析し、SKUごとの売れ残りリスクを計算します。※SKU：品番からさらにサイズやカラーごとに枝分かれした在庫管理の最小単位

今回の新機能では、全社的には「売れ残りリスクが高い」という計算結果になったSKUでも、ある特定の店舗ではむしろ「売れ残りリスクが低い(そのSKUの在庫が足りない)」というケースを見つけ出すことが可能になりました。
これにより「売れる商品を売れる店舗に配置する」ことが可能となるだけでなく、売れる店舗で販売することで「不必要な値引き」を抑制することも可能になりました。

売れ残りリスクが高いSKUの一覧ページ。特定の店舗を選択することで、 その店舗単位では在庫が足りないというSKUを絞り込める。 ※FULL KAITENでは店舗、ECサイト、倉庫を全て「倉庫」と表記しています

　

• 「今ある在庫」のパフォーマンス最大化へ前進

各店舗における在庫の偏在と最適な再配分は、売り場(店舗、ECサイト)の数が多い大手企業になればなるほど課題感が大きく、弊社にも多くの企業から新機能の実装の要望が寄せられていました。
今回の新機能によって、SKU単位で在庫をよく売れる店舗あるいは売る力がある店舗へ配分できるようになります。すると、不必要な値引きをせずに在庫の消化を進めることにつながります。

この結果、「今ある在庫を使って売上も粗利も伸ばし、結果として在庫削減も実現する」「手持ち在庫のパフォーマンスを最大化する」というFULL KAITENの提供価値が、大幅に向上しました。
FULL KAITENは現在、エンタープライズや楽天ショップオブザイヤー受賞店舗などを中心に、多くの小売企業（ECおよび実店舗）に契約いただいています。

弊社は今後も、在庫問題で悩む小売業の皆様、新型コロナウイルス危機で表面化した在庫問題の解決に取り組んでいる皆様のお役に立てるよう機能開発と強化を継続します。そして、在庫問題を解決する先にある「世界の大量廃棄問題を解決する」というミッションの遂行に向け、ユーザーである小売業の皆様のお役に立てるよう取り組んでまいります。

【在庫問題とFULL KAITEN】
小売業をはじめとする在庫ビジネスには「在庫を増やせば売上は増えるが売れ残る。在庫を減らすと売上も減る」というという長年にわたり解決されてこなかった在庫問題があります。多くの企業が「売上を失うより在庫を持つ方がよい」と考えるため、特に小売業では在庫過多が常態化してきました。

FULL KAITENは、在庫問題の解決に特化したクラウドサービス(SaaS)です。ユーザー企業から受け取った各種データを分析・計算し、販売予測という形でアウトプットします(下図)。ユーザー企業はアウトプットされた情報を使い、「今ある在庫」で売上・粗利を増やし、その結果として在庫を減らしていくことで在庫問題を解決します。

ユーザー企業における最近の実績では、導入1カ月ほどで客単価を8%向上させ売上高を25%増加(いずれも前年同月比)させることに成功した事例や、コロナ危機で海外からの商品仕入れがストップして人気商品が欠品する中で隠れた実力商品を見つけ出すことにより数百万円を売り上げたケースなど、多くの成功事例が生まれています。


【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70　2階B
東京: 東京都港区虎ノ門3丁目3-3 虎ノ門南ビル2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛
従業員数: 25名

【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
広報チーム　南
電話: [phone]
Eメール: [e-mail]