【ispec】HL7 FHIR準拠のクラウド型電子カルテ！医療機関・行政・事業所間のコミュニケーションを向上させる株式会社レスコ「Waroku （ワロク）ホスピタルカルテ」の開発パートナーとして参画

ヘルスケア領域に注力するispecが、情報共有及びセキュリティ対策・データ分析・AI活用などを強みとする精神科病院向けのクラウド型電子カルテシステムの開発に参画。電子カルテの複雑性解消を目指す。

株式会社ispec

2023年9月7日 10時00分

ソフトウェア開発による新規事業支援を行う株式会社ispec（本社：東京都品川区西五反田8-2-12、代表取締役社長：島野耕平）は、株式会社レスコ（本社：広島市中区、代表取締役　藤川佳應）が運営する精神科病院向けのクラウド型電子カルテシステム「Waroku （ワロク）ホスピタルカルテ」の開発パートナーとして参画しました。

参画の背景

株式会社レスコは、従来のオンプレミス型の電子カルテ販売から、クラウド化した製品販売に移行するため、新たな開発体制の構築を進めていました。本開発には、ゼロイチの開発プロセスに対する知見や、クラウドの開発に特化した技術が求められていました。

株式会社ispecは「誰もがメンタルの問題で悩まない世の中に」をビジョンに、ゼロイチフェーズのモダンな開発環境と技術力の提供を強みとしており、本件の開発パートナーとして参画する運びとなりました。

株式会社レスコ様　WEBサイト：https://rescho.co.jp/

サービス提供の方向性

【開発プロセスとチームの最適化】
株式会社ispecは効率性とスピードを強みとする開発チームとしてプロジェクトへ参画しました。

多機能性を伴う開発では、フォーカスする部分を決断し、着実に進めていくことがカギとなります。そこで初期段階ではプロセスやスコープの調整などベースづくりを重点的におこなってまいります。

今後も、効率性とスピードを重視し以下のような領域に参画してまいります。

●機能拡張に優れた、疎結合なシステム開発

●他プロダクトとの連携をシームレスに行うための開発

●情報の一元管理を行う上での構築

【各フェーズでのポイント】

●要求仕様書を元に現場の背景・知識の擦り合わせを行い、両社のエンジニアが快適に開発できるような要件定義書を作成

●事業的なスケジュールとの兼ね合いを重視し、開発視点からの現実的なスコープ（実装範囲）をご提案

●アジャイルな環境体制を構築し、仕様のすり合わせや変更等に随時柔軟に対応

関係者コメント

● 株式会社レスコ　代表取締役藤川佳應（ふじかわよしお）

この度は、株式会社ispec様に弊社「Waroku開発プロジェクト」の開発パートナーとしてご参画いただける運びとなりましたことを心より喜んでおります。

弊社製品Warokuは地域で利用できる「共同利用型電子カルテ」を目指して、現在も開発を進めております。人口減少と超少子高齢化によって我が国の社会保障制度における持続可能性が問われる時代となり、地域の事情を踏まえた社会リソースの最適配置と効率的なサービス提供体制が求められる今、オーダリングシステムという業務システムから機能拡張してきた従来の「電子カルテシステム」はその役割を終えたと考えております。

今後は、医療DX時代に対応し、データ利活用が可能な医療情報基盤としての新たな電子カルテの創出が必要です。そのためには、世代や業種といった異文化の壁を乗り越え、固定観念に囚われることなく新たな発想や新技術を取り入れる積極性や、技術的多文化協働・共創に向けたデジタルケイパビリティの取り組みが不可欠だと考えます。

この度、私どもレスコは、株式会社ispec様に新たな開発パートナーとして加わっていただくことで、それぞれの強みを融合して新たな付加価値を創り出し、地域住民の健康増進に繋げられる情報インフラの整備に貢献していきたいと考えております。

● 株式会社ispec　代表取締役社長島野耕平（しまのこうへい）

今回、株式会社レスコ様と全く新しい電子カルテの開発をご一緒できることを大変嬉しく思います。メンタルの問題は、精神科という病院やクリニックなどの医療機関だけで解決できるものではないと考えます。レスコ様が構想されている「成育環境情報の一元管理」や「地域カルテ構想」はまさしく今までの精神科医療をアップデートするものと感じ、強く共感しております。ispecが培ってきたゼロイチフェーズのプロダクト開発力を惜しみなく提供し、少しでも多くの方の精神疾患の治療や、メンタル問題への開発の一翼を担えれば幸いです。