【テラ・ラボ】山梨県庁にて航空リモートセンシングによる「共通状況図」を活用した大規模災害発生時の机上演習を実施
第3期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業
株式会社テラ・ラボ(本社:愛知県春日井市、代表:松浦 孝英)は、「第3期TRY! YAMANASHI! 実証実験サポート事業」に採択され、この度2月14日(火)に山梨県、および中央市、市川三郷町、富士川町のご協力のもと、当社が山梨県の富士川を対象にモーターグライダー(翼長16mの有人機)と小型マルチコプターにより計測し、作成した「共通状況図」の有用性と利活用に関するオンライン机上演習を実施します。
共通状況図(Common Operation Picture = COP)とは、災害発生時に人が近寄ることのできない場所を含めた広域の被災情報を包括的、網羅的に収集し、災害規模の早期把握と多組織間で一元的に共有することで、避難、捜索、救助等初動期の意思決定の支援や組織間の情報共有や相互支援の円滑性の向上に資することが期待されます。
今回検証に用いる共通状況図は、航空リモートセンシングを活用して取得したデータを高速解析してクラウドGIS上に統合し、第一報として複数組織での同時運用が可能な共通状況図(オルソ画像)として提供します。なお、今回は平時における演習のためデータは事前に計測したものを使用します。
集中豪雨や土砂災害、噴火など自然災害が広域で複合災害となるケースが見られる中で、この共通状況図の迅速な解析・提供を行います。
山梨県は、関東において大動脈といえる一級河川が「富士川」「多摩川」「相模川」と三つ存在し、中でも、富士川水系は急流河川で家屋倒壊や流失災害の影響があり、これまでも様々な取り組みがなされており、今回、山梨県および中央市、市川三郷町、富士川町に頂いた検証機会を通して、共通状況図の災害発生初動期における有用性を検証し、行政の皆様の速やかな意思決定と円滑な連携、住民の皆様の早期の安全と生活再建に資する被災情報の効果的な提供に向け一層取り組んでまいります。
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