低圧系統用蓄電所を束ねたアグリゲーションサービスを開始

~早期事業化を見据え、複数拠点の低圧蓄電所ポートフォリオ運用を支援~

株式会社Sassor

2026年5月27日

■概要

株式会社Sassor(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石橋 秀一、以下「当社」)は、低圧系統用蓄電所を対象としたフリート運用アグリゲーション対応を開始いたします。

 

本サービスでは、当社が複数の低圧系統用蓄電所を束ねて1MW以上のアグリゲーション単位を形成し、供出可能量管理、EMS連携、遠隔監視・制御、入札計画、実績管理、精算レポートまでを一体で支援します。JEPX(日本卸電力取引所)でのアービトラージ、容量市場、需給調整市場を組み合わせたマルチマーケット運用を見据え、低圧蓄電所を分散型調整力として活用するための運用基盤を提供します。

 

低圧リソースの活用は、2026年度から需給調整市場における重要なテーマとなっています。一方で、低圧蓄電所は1地点あたりの容量が小さく、単独では市場要件を満たしにくいケースがあります。当社は、地点ごとのSOC、蓄電池劣化、通信状態、停止リスク、計測方式を踏まえたアグリゲーション運用により、低圧蓄電所の早期事業化と市場参加を支援します。

 

■サービス提供の背景

再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給の変動を吸収する調整力の確保が重要になっています。系統用蓄電池は、JEPXでの価格差取引に加え、需給調整市場や容量市場での活用が期待されるリソースです。

 

特に低圧系統用蓄電所は、高圧・特別高圧の系統用蓄電池に比べて接続申請から承諾までの期間を短くできる可能性があり、比較的早期の事業化とキャッシュインを見込みやすいリソースとして検討が進んでいます。小規模用地の活用や分散導入に適しており、太陽光発電を併設する低圧蓄電所での活用も想定しています。一方で、需給調整市場の商品要件では最低入札量が1MWとされており、低圧蓄電所を市場で活用するには、複数地点を束ねた供出可能量の管理、計測データの取得、遠隔制御、入札・実績管理、精算・レポーティングまでを一貫して運用する体制が必要です。

 

また、2026年度から低圧リソースの市場活用、機器個別計測、アグリゲーターと供給元小売電気事業者との情報連携など、実務面での対応が一段と重要になっています。低圧蓄電所では、オーナーが異なる複数案件との契約、地点ごとの機器仕様差、通信・計測データの取りまとめも運用負荷になります。当社は、AIによる蓄電池の最適制御技術とアグリゲーションプラットフォーム「ENES」の開発・運用で培った知見を活かし、低圧蓄電所を市場活用するための運用基盤を提供します。

 

■本サービスの特長

 

1. 1MW以上の供出可能量を形成する低圧蓄電所のフリート運用

低圧蓄電所は、1地点単独では市場参加に必要な規模を満たしにくいため、複数地点を束ねた供出可能量の形成が重要です。当社は、複数の低圧蓄電所を束ねて1MW以上のアグリゲーション単位を形成し、地点ごとの状態を踏まえながら供出可能量を管理します。

 

2. 太陽光発電併設型の低圧蓄電所にも対応

今後、太陽光発電所に蓄電池を併設するケースが増加することが想定されます。当社は、太陽光発電併設型の低圧蓄電所についても、市場活用方針や収益モデルの整理、アグリゲーション運用に必要なデータ管理を支援します。

 

3. EMS・PCS・BMSとの連携を前提にした運用管理

ローカルEMS、クラウドEMS、PCS、BMSとの連携を前提に、各地点の状態監視、制御指令、ログ取得を行います。地点ごとのSOC、充放電制約、通信状態などを確認しながら、アグリゲーション運用に必要なデータを管理します。

 

4.  JEPX・容量市場・需給調整市場を見据えた市場運用

JEPXでのアービトラージに加え、容量市場、需給調整市場への活用を見据えた入札計画、応札管理、実績管理を支援します。需給調整市場については、一次調整力オフライン枠や二次調整力②、三次調整力①②など、商品ごとの応動時間、監視、通信、継続時間の要件を踏まえ、対応済み範囲と検証中範囲を切り分けて設計します。

 

5.  契約・精算・月次レポートの運用負荷を軽減

市場収益、蓄電池稼働実績、制御実績、通信・停止履歴、地点別の寄与度を整理し、精算・請求・月次レポートに必要なデータを提供します。低圧蓄電所を多数保有する事業者様が、オーナーや地点ごとの管理負荷を抑えながら、アグリゲーション事業を拡大できる体制を構築します。

 

 

■提供範囲

本サービスでは、低圧蓄電所の事業化検討から市場運用まで、以下の領域を支援します。

 

領域

当社の主な支援内容

事業設計

低圧蓄電所の市場活用方針、収益モデル、投資判断に必要なシミュレーション

EMS・制御

ローカルEMS・クラウドEMSとの連携、遠隔監視、制御指令、ログ管理

アグリゲーション

供出可能量管理、入札計画、応札、制御、実績管理

精算・レポート

市場収益、制御実績、地点別寄与度、月次レポートに必要なデータ提供

保守・障害対応

通信断、機器停止、異常値検知、ERABセキュリティガイドラインを踏まえた運用設計

 

初期対応では、契約・運用調整の実務負荷を踏まえ、同一オーナー・同一機器構成で複数の低圧蓄電所を束ねたアグリゲーション運用を主な対象とします。今後、対象設備、オーナー構成、EMS連携方式の異なる組み合わせに関しても、市場参加方針を確認したうえで、1MW以上のアグリゲーション単位を形成できる運用体制を設計します。

 

■想定する利用対象

  • 低圧系統用蓄電所を複数拠点で開発・保有する事業者

  • 小規模用地を活用した蓄電所事業を検討する土地活用事業者

  • 蓄電池・PCS・EMSを提供する機器メーカー、EPC事業者

  • 分散型リソースを活用した新規事業を検討する小売電気事業者

  • 地域レジリエンス、防災、再エネ活用を進める自治体・地域新電力

  • 低圧蓄電所への投資判断に必要な収支試算を求める投資家、金融機関

■今後の展望

当社は今後、低圧蓄電所のフリート運用に対応するEMS、PCS、BMS、計量器メーカーとの連携を拡大し、対応可能な設備構成とエリアを順次広げてまいります。また、JEPX、容量市場、需給調整市場を組み合わせたマルチマーケット運用の高度化に加え、機器個別計測や供給元小売電気事業者との情報連携に対応したデータ基盤を強化します。

 

低圧蓄電所は、分散導入しやすい一方で、1MWアグリゲーション、計測、EMS連携、入札、精算、劣化管理などの実務難易度が高いリソースです。当社は、こうした運用課題を解決し、低圧蓄電所を分散型調整力として市場活用できる基盤を提供することで、再生可能エネルギーの普及と電力システムの安定化に貢献してまいります。

■株式会社Sassorについて

Sassorは、AIによるエネルギーリソースの最適制御技術を核に、アグリゲーションプラットフォーム「ENES」の開発・提供を行っています。「ENES」は、蓄電池等の分散型エネルギーリソース(DER)を最適に制御することで、卸電力市場や需給調整市場における収益創出から、需要家様の電気料金削減(ピークカット)さらには事業継続計画(BCP)まで、多様な価値を創出しますまた、電力情報サイト「グリッド研究所」を通じて、電力系統情報などのデータ提供も行っています。今後も、蓄電池を活用した収益性向上や再生可能エネルギーの普及を支援する技術提供を通じ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

【Sassor会社概要】

会社名: 株式会社Sassor (サッソー)

代表取締役: 石橋 秀一(いしばし しゅういち)

設 立: 2010年9月30日

所在地: 東京都渋谷区桜丘町 4-17

URL: https://www.sassor.com

事業内容: AIを活用した電力アグリゲーションサービスの開発・提供

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社Sassor (サッソー)

担当:矢嶋

お問合せ先(E-mail):sales@sassor.com


会社概要

株式会社Sassor

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URL
https://sassor.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町4番17号 PORTAL Apartment and Art POINT901
電話番号
03-6804-1916
代表者名
石橋 秀一
上場
未上場
資本金
7138万円
設立
2010年09月