⽂化庁の⼦どもの鑑賞体験⽀援で18歳以下の⽅をオペラにご招待！ヴェルディ不朽の名作『椿姫』親⼦でのオペラ鑑賞の機会を⽀援します！

2023年7⽉13⽇(木)・15⽇(土)・16⽇(日)・17⽇(月・祝) 東京⽂化会館にて

公益財団法人東京二期会

2023年4月25日 16時00分

公益財団法⼈東京⼆期会は、文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業）を受けて、7月13日(木)から17日(月・祝)まで東京文化会館大ホールで開催する東京二期会オペラ劇場『椿姫』公演に、小学1年生から18歳以下の方を無料でご招待いたします。4日間の公演中、毎日対象年齢の方447名様のご招待席（S席相当）をご用意しました。親子でご鑑賞をご希望の場合は、お子さまの席が無料になり、親子並びのお席でご鑑賞いただくことが可能です。オペラ鑑賞を通して、子どもたちの想像力や表現力を育み、ご家族のコミュニケーションの向上や、ご家庭内でのより豊かな情操教育の一環となる機会を提供いたします。
　対象の演目は、ヴェルディの不朽の名作『椿姫』。 2020年に新制作上演した『椿姫』を、好評に応えて早くも再演するものです。指揮には、ロイヤル・オペラなど世界の一流歌劇場で絶賛され、当公演で日本でのオペラ・デビューを果たすアレクサンダー・ソディーを迎え、ダイナミックな舞台美術と正統かつ斬新な演出で観客を驚かせた『椿姫』をさらにドラマティックに深化させてお贈りします。

オペラ初心者の方でも楽しめる、ヴェルディ不朽の名作オペラ『椿姫』

2020年2月上演の『椿姫』より　撮影：三枝近志

　オペラ『椿姫』は、イタリアの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディを代表する作品のひとつです。数あるオペラの中でも、世界で最も多く上演されている人気の高い演目です。作品は全3幕からなり、生の歌声とオーケストラが奏でる美しい音楽はもちろん、「乾杯の歌」や「ああ、それは彼の人か～花から花へ」など、名曲が豊富です。

　物語は19世紀のパリが舞台で、社交界の華ヴィオレッタと南フランスから来た貴族の青年アルフレードの、身分の差に苦しむ二人の悲しいラブストーリーが描かれます。当時のパリの社交界をイメージして製作されたオーセンティックな衣裳に、豪華絢爛な舞台、そして、煌びやかなダンサーが登場する社交界シーンなど、見どころも満載。オペラが初めての方でも、最初から最後までお楽しみいただける舞台となっています。

文化庁文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業）について

2020年2月上演の『椿姫』より　撮影：三枝近志

　文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業）は、「子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を支援することにより、子供たちの豊かな人間性の涵養を図るとともに、将来の文化芸術の担い手や観客育成に資すること」を目的とする文化庁の支援事業です。
　その支援のもとに、日本のオペラの殿堂である東京文化会館にて開催する名作オペラの公演に、子ども無料招待席を設け、ご希望の方を広く募集いたします。この貴重な機会に、ご家族の芸術を通じてのコミュニケーションや、子どもの表現力・想像力の向上、ご家庭内での豊かな情操教育の一助となれば幸いです。

ご予約方法について

■応募資格：公演当日に小学校1年生～18歳以下の方
■ご招待人数： 2023年7⽉13⽇(木)・15⽇(土)・16⽇(日)・17⽇(月・祝) 　各日447名様
■申込期間：4月26日(水)10:00～各公演前営業日営業時間（事前申込／先着順）
　※定員に達し次第、終了とさせていただきます。
■予約時の注意事項：
※二期会チケットセンターのみの取り扱い。
※子ども無料招待席のご予約はオンライン予約にてお申込みください。
※お申込みの際は、学生チケット会員（無料）への会員登録が必須となります。
※お申込みは1ステージにつきおひとり様1回のみご予約が可能です。
※親子席をご希望の場合：保護者の方と隣席購入（親子席）、ならびに同一ご住所の兄弟、姉妹であればまとめての予約が可能です。二期会チケットセンターへ電話でお申込みください。
※親子席の保護者の方のお席は、S席定価（7/13 16,000円又は7/15・16・17 17,000円）になります。
※本チケットは譲渡不可です。お申込みいただいたご本人以外の方のご入場はできません。
※公演当日、氏名・年齢を証明できるもの（学生証、健康保険証、マイナンバーカードなど）をご持参ください。

■チケットのご予約・お問合せ先
二期会チケットセンター　03-3796-1831（平日 10時～18時、土曜 10時～15時、日曜・祝日は定休）
二期会チケットセンター公式ホームページ：　http://www.nikikai.net/ticket/

若き才能！アレクサンダー・ソディーが魅せる、新時代の『椿姫』

アレクサンダー・ソディー

指揮：アレクサンダー・ソディー（Alexander Soddy）

　1982年、オックスフォードで生まれ、ロンドンの王立音楽院とケンブリッジ大学を卒業。卒業後2004年にロンドンのナショナル・オペラ・スタジオでコレペティトゥール兼指揮者としてキャリアを開始。2010年から2012年までハンブルク州立歌劇場のカペルマイスター、2013年から2016年までクラーゲンフルト市立劇場の首席指揮者を歴任し、2016-17シーズンからはマンハイム国立劇場の音楽総監督、同劇場管弦楽団音楽アカデミーの芸術監督を務めています。すでに、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ロイヤル・オペラ、ベルリン国立歌劇場、フランクフルト歌劇場、ゼンパーオーパー・ドレスデン等、欧米一流の歌劇場で好評を博している俊英が、東京二期会で日本でのオペラ・デビューを飾ります。

2020年公演時のお客様の声

〇舞台がとても豪華だと思いました。オーケストラの音色がとてもきれいでした。（10代学生）
〇感激しました。再演してほしいです。すべてが美しく贅沢な時間でした。（20代会社員）
〇初めてオペラ全幕を拝見しました。こんなにも素晴らしいとは。また観てみたい。（40代会社員）
〇舞台は白色の中でカラフルな衣裳が映えていて、視覚的に心地良かった。ヴェルディの中でも1番好きな演目です。今日はヴィオレッタの悲しさがよく伝わってきて良かったです。（40代主婦）

〈オペラ『椿姫』あらすじ〉

　貴族の⻘年アルフレードは、当代随⼀と調われる社交界の華ヴィオレッタの館で催された宴で彼⼥に出会い、⼀⽬惚れしてしまう。アルフレードの純粋な愛にとまどいながらも⼀途な⼼を受け⼊れるヴイオレッタ。

　その後、ヴイオレッタは社交界の⽣活を捨て、アルフレードと幸せに暮らしていた。ある⽇、ヴィオレッタのもとに彼の⽗ジェルモンが訪ねてくる。ジェルモンは、ヴィオレッタに⾃らの過去を考え、⽢い夢を捨てて息⼦と別れるよう彼⼥に迫る。彼⼥は真実の愛を訴えるが、それも虚しく、失意の中で別れを決意する。ヴィオレッタからの⼀通の置き⼿紙を読んだアルフレードは、彼⼥の不意の裏切りに逆上してしまう。

数か⽉の後、ヴィオレッタは病に侵され⾃宅で床に臥せていた。そこへすべての実情を知ったアルフレードが彼⼥のもとに駆け付けるが、時はすでに遅く――

公演の概要について

文化庁劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業
《二期会創立７０周年記念公演》東京二期会オペラ劇場　
ヴェルディ『椿姫』
オペラ全3幕　日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
東京文化会館大ホール
2023年7⽉13⽇(木)18:30、15⽇(土)14:00、16⽇(日)14:00、17⽇(月・祝)14:00
※開場は開演の60分前　　　　

指揮：アレクサンダー・ソディー

再演演出：澤田康子

装置：松井るみ　　　⾐裳：前⽥⽂⼦　　　照明：喜多村貴　　　振付：⿇咲梨乃　　　原演出：原田諒

合唱指揮：佐藤宏舞台監督：村⽥健輔

公演監督：大島幾雄公演監督補：澤畑恵美　

配役	7/13(木)・16(日)	7/15(土)・17(月・祝)
ヴィオレッタ	谷原めぐみ	種谷典子
フローラ	小泉詠子	郷家暁子
アンニーナ	藤井麻美	磯地美樹
アルフレード	村上公太	山本耕平
ジェルモン	今井俊輔	黒田博
ガストン	大槻孝志	岸浪愛学
ドゥフォール	小林由樹	髙田智士
ドビニー	山下浩司	北川辰彦
グランヴィル	峰茂樹	三戸大久