【マンダリン オリエンタル ホテル グループ】今後10年間にわたる成長戦略を発表~これまで以上のスピードでネットワークを拡充し、ラグジュアリー・ホスピタリティ業界での地位をさらに向上へ

世界各地で最高級のラグジュアリー・クラスのホテル、リゾート、およびレジデンス施設を所有・運営しているマンダリン オリエンタル ホテル グループ(https://www.mandarinoriental.co.jp/)はこのたび、今後10年間にわたりこれまで以上のスピードでの成長を達成すべく、「マンダリンオリエンタル」というブランド・プロミスを基軸に、ゲストの皆様を第一に据えた新たなビジネスビジョンと戦略を発表いたしました。この計画では、当ホテルグループの礎となった「ザ オリエンタル バンコク」と「マンダリン香港」という、2軒のアジア地区内の伝説的なホテルが残した遺産を基盤に、将来に向け、卓越したラグジュアリー・ホスピタリティ体験を創造していく道筋を定義しています。


マンダリン オリエンタル ホテル グループでは、約1年前に就任したグループ最高経営責任者(CEO)のローラン・クライトマンのリーダーシップの下、当グループの中核をなす価値提供の強化と、ゲストの皆様に対する卓越したラグジュアリー体験への投資に加速的に取り組んでおります。特にリゾートや主要都市におけるネットワークの拡大に注力し、中東、日本、北米などの重要地域でも成長を進めております。また、ヨーロッパの主要都市においても引き続き拡大を図ってまいります。今後10年間で比類なき品質とサービスを維持しつつ、ホテル件数を倍増させることを目指しております。


当グループの主な4つの成長戦略の概要は以下のとおりです。


  •  アジアを代表する、2軒の伝説的なホテルの遺産を基盤とした次なる章の定義

「マンダリン オリエンタル」というブランドがこれまで築き上げてきた遺産が、さらにブランド力を前進させ続け、ラグジュアリー・ホスピタリティ業界における最高水準のスタンダードを再定義し、革新していく原動力となっております。当グループは、卓越したホスピタリティを提供するパイオニアとして世界的に認知されておりますが、今後も当グループの礎となった2軒のホテルの遺産を活かし、他ホテルグループとの差別化を図ってまいります。具体的には、約150年前に誕生した「ザ オリエンタル バンコク」の特徴であった優雅なスタイル、職人技、そして比類なきサービスの伝統と、1963年に開業した「マンダリン香港」で見られたエレガントなデザイン、現代的な要素、そして革新的な精神といった貴重な遺産です。当グループCEOのクライトマンはこの哲学を、今年開業したマスカット、メイフェア(ロンドン)、前門(北京)といった新規ホテルを含む、世界中のすべての施設に取り入れていくことを明確にしています。当グループのホテル数は現在、世界で41軒に達しております。


  • ゲスト体験の更なる向上

マンダリン オリエンタルは、ゲストの皆様にご提供する体験を最重要視しつつ、世界最高峰のサービスの革新に取り組み続けてまいります。その一例として、ゲストの皆様がホテルに到着するまで、そして滞在中のストレスを最小限に抑え、絶対的なプライバシーを確保しつつ、必要最低限のコミュニケーションでホテルスタッフと連絡ができるようになる、オリジナルのアプリを来年導入予定です。


マンダリン オリエンタルは、特にダイニングとウェルネスの分野において卓越したサービスを提供しており、その取り組みが認められ、これまで数々の賞を頂戴しております。当グループは、同規模のホテルグループと比較しても最も多くのミシュラン星を獲得しており、フォーブスの5ツ星評価を獲得したウェルネス施設数も最も多くなっております。


これらの成功を基に、マンダリン オリエンタルでは今後、高い評価を獲得しているケーキショップを世界中のより多くのホテルで展開してまいります。当ブランドの独自性を体現した、洗練され、優雅なパティスリーの提供を通じ、ブランドとの新たな接点をゲストの皆様にご提供いたします。


また、25年間にわたるウェルネス分野での専門知識と革新を基にした「ウェルネス2.0」コンセプトを新たに導入いたします。このサービスでは、身体的、精神的、医療的な健康要素を組み合わせた包括的なウェルネス体験をアップグレードし、ゲストの皆様に提供してまいります。

 

  • これまで以上のスピードでのネットワーク拡充

過去12ヵ月間、ローラン・クライトマンのリーダーシップの下、当グループは世界の最も人気の数ある旅行先における、卓越した新規開発プロジェクトを発表してまいりました。これにより、ゲストの皆様に新鮮かつ、刺激的な体験を提供してまいります。


今後新規開業予定のホテル 

· マンダリン オリエンタル 瀬戸内 (2027年から2030年にかけて順次開業予定)

風光明媚な瀬戸内海周辺に、瀬戸内地方の伝統と歴史を称える、3軒の個性溢れるブティックタイプのホテル。

· マンダリン オリエンタル ゲッレールト ブダペスト (2027年開業予定)

温泉施設を有するブダペストの名門ホテル「旧ホテル・ゲッレールト」を改修とリブランディングし、再オープンするホテル。

· マンダリン オリエンタル ローマ (2026年開業予定)

古代ローマ時代の遺跡「サルスト庭園」内に位置し、19世紀に建てられた10棟のヴィラを改装したユニークなヴィラ体験をご堪能いただけるホテル。静かな緑豊かな庭園に囲まれながらも、ローマ市内の主要な観光スポットや遺跡へ徒歩圏内という絶好のロケーション。

· マンダリン オリエンタル バリ (2027年開業)

インドネシア・バリ島の南端、風光明媚なブキット半島に、贅を尽くしたプライベートなレジデンス施設および新規リゾート。

· マンダリン オリエンタル カナイ リビエラマヤ (2028年開業予定)

メキシコのユカタン半島に位置するリビエラマヤにて、ホテルブランド名を冠したレジデンス施設を併設したラグジュアリーなビーチフロントリゾート。立地環境の多様性を尊重し、地域の文化を反映するよう細部まで丁寧に設計したプロパティ。


これらの開発プロジェクトは、今後より加速的に世界中でネットワークの拡大を推し進めていく作業の一環に過ぎません。当グループは、ゲストの皆様と超富裕層の旅行者の進化するニーズを十分に理解したうえで先んじて対応することに注力しており、滞在の地で期待を上回るサービスを提供し続けております。また、一都市内で一軒以上の複数のホテルを運営できると判断する、ロンドン、北京、香港、ドバイといった主要都市においては、2軒目のホテルを展開しております。また、チューリッヒとジュネーブとルツェルン、ミラノとコモ、アブダビとドバイなど、同地域内で複数のホテルを運営することで、ゲストの皆様が周辺地区を効率よく探索できるような方策も取っております。


当グループは現在、28軒のホテルとリゾート施設、18のレジデンス施設を開発中で、その多くがアテネ、ローマ、ブダペスト、マイアミ、クウェート、カイロ、ウィーンなどの主要都市中心部に位置しております。また、バリ、サルデーニャ、瀬戸内、ベトナム、モルディブ、メキシコ、マヨルカ、グランドケイマン、コルティナなど、世界有数のリゾート地での物件もより充実させてまいります。


本年9月に開業したばかりのマンダリン オリエンタル 前門 北京は、中国本土、香港、マカオ、台湾を包括する中華圏で10軒目のホテルとなり、マンダリン オリエンタル王府井 北京を補完する、卓越したホテルとして誕生し、今後も成都、杭州、南京など、中華圏における開発プロジェクトを推進してまいります。


今後さらに新規開発プロジェクトを積極的に発表していく予定であり、既に当ブランドの生涯ファンとなっているお客様が多い地区、そしてこれから新たにファンを獲得していきたい地区において、今後も引き続き投資を続けていくというコミットメントの証と云えます。

 

  • 地域に根ざしたパーパス運営

当グループは新規ホテルを開業する全ての地区において、地域社会に対して有益な貢献ができるよう取り組んでおります。グローバルなラグジュアリーブランドとして地域への影響を慎重に考慮し、地域経済の活性化から、地元の芸術、文化、職人技の支援に至るまで、保護の精神と誠意を持ったパーパス運営を行ってまいります。


メキシコのリビエラマヤに開業予定のリゾートでは、著名なメキシコ人現代アーティストであるボスコ・ソディ氏がアートキュレーターおよびデザインコンサルタントを務めるという初の試みを行います。ソディ氏のアプローチは、日本の「侘び寂び」の哲学に基づき、欠けや古さに美を見出すというものであり、これにマヤの伝統と現代的な美学を融合しております。ソディ氏の就任は、当グループが運営する地域における文化の発信と支援を推進する取り組みの一環です。


マンダリン オリエンタルは、これまで以上のスピードでネットワークを拡充していく過程において、ゲストの皆様、従業員、パートナー、地域社会、そして地球にとってより調和の取れた体験を提供するために、運営方法を進化し続けてまいります。従業員に対しては、ボランティア活動に充てるための有給休暇を提供しており、2023年には合計5万2千時間以上のスタッフの時間がボランティア活動に費やされました。これは前年と比較し、150%の増加となっております。


「マンダリン オリエンタルの新たなビジネスビジョン 『Fans of the Exceptional, Every Day, Everywhere』を発表できることを大変嬉しく思っております。これは今後10年間にわたり、ゲストの皆様に提供する体験を更なる進化させていく過程において基盤となるものです。マンダリン オリエンタルは、変化の激しいグローバルホスピタリティ業界において、伝説的と称されるサービス、卓越性に対する揺るぎないこだわり、そして独自の伝統とゲスト体験の絶え間ない革新を維持し続けることで、ラグジュアリーの基本理念を体現し続けております。そして今後、世界中の風光明媚でインスピレーションに満ちた活気ある土地にて、マンダリン オリエンタルの世界を展開できることをとても楽しみにしております。


ラグジュアリーとは、常に魅力と記憶に残る体験を創造することです。私たちは、当ホテルで過ごす全ての瞬間の貴重さを大切にしており、ゲストの皆様から素晴らしい従業員、パートナー、そして私たちが関与している地域社会に対し、様々な機会で驚きと喜びを生み出し続けてまいります。


この新しい章を、1万5千人の従業員とパートナーに新しい戦略を共有することから始めました。このビジョンの実現に不可欠な存在である彼らが、強く共感してくれたことを非常に嬉しく思っております。


今回発表した成長戦略に基づき、強力なパートナーシップを新たに構築し、長期的な計画を立て、ホテルが立地する地域社会において有益な貢献を行っていく予定です。これらは、ラグジュアリー・ホスピタリティ業界において不可欠な要素です。


持続可能で永続するラグジュアリーとは、世界やお互いとの関係を最も貴重な体験と結びつけるための時間と空間を創り出すことです。多様な視点を、包括的な文化や公平な機会と結びつけることで、革新を促進し、組織の柔軟性を高め、変化に対する強靭性を強化することができると確信しております。私たちは、従業員が100以上の国籍にわたる多様なバックグラウンドを持っていることを誇りに思っております。そして、すべての従業員が自由に自分自身やその背景を表現できる職場を意図的に育んでまいりました。このチームとこの戦略をもって、マンダリン オリエンタルは、今後ラグジュアリーホテル業界においてリーダーシップを獲得できる、非常にエキサイティングな立場にいると考えております。」(マンダリン オリエンタル ホテル グループのグループ最高経営責任者(CEO)、ローラン・クライトマンのコメント)


  • マンダリン オリエンタル ホテル グループについて

数々の権威ある賞に輝くマンダリン オリエンタル ホテル グループは、世界で最もラグジュアリーなホテル、リゾート、レジデンスを展開しています。マンダリン オリエンタルは、オリエンタルの伝統と、立地する土地の文化や独自のデザインを反映させた、卓越したホテルづくりで定評があります。当ホテルグループの使命は、きめ細やかなおもてなしを通じて、お客さまに感動と喜びをお届けすることです。アジアのルーツから世界的なブランドへ成長を遂げ、60年以上の歴史を持つマンダリン オリエンタルは、現在26の国と地域において41軒のホテル、12のレジデンス施設と24の「エクスクルーシブ・ホームズ」を運営。さらに多くのプロジェクトを計画しています。マンダリン オリエンタルは、ラグジュアリー・ホスピタリティにおける革新的なリーダーとしての名声を高め、長期にわたって持続的成長を実現しています。

https://www.mandarinoriental.com/

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ビジネスカテゴリ
ホテル・旅館旅行・観光
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会社概要

URL
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業種
サービス業
本社所在地
8th Floor, One Island East, Taikoo Place 18 Westlands Road, Quarry Bay, Hong Kong
電話番号
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代表者名
ジェームズ・ライリー
上場
海外市場
資本金
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設立
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