船橋の地域医療を担う「板倉病院」と、病院スマホのフロンティア・フィールドが病院DX推進に関する協定を締結、新機能開発や実装・検証で協働

〜医療現場と企業が共創し持続可能で質の高い医療体制の実現を目指す〜

株式会社メドコム

2024年3月25日 15時00分

　医療機関専用スマートフォン「日病モバイル」を提供する株式会社フロンティア・フィールド（本社：東京都港区、代表取締役社長兼CEO：佐藤康行、以下「フロンティア・フィールド」）は、医療法人弘仁会　板倉病院（所在地：千葉県船橋市、理事長兼院長：梶原崇弘、以下「板倉病院」）と病院DX推進に関する協定を締結したことをお知らせします。尚、病院との協定の締結は、フロンティア・フィールドとしては初めてとなります。

■協定の内容　

　フロンティア・フィールドは、医療機関に対して端末・回線・専用アプリケーションを包括した医療機関専用スマートフォンサービス「日病モバイル（URL：https://www.frontierfield.co.jp/services/mobile/）」を提供し、医療現場の働き方改革を推進しています。「日病モバイル」は、ナースコールや電子カルテ連携、グループチャット、緊急通報機能、端末の遠隔管理など、医療現場で必要な機能を標準搭載するとともに、専用回線で直接接続する閉域ネットワーク上での動作により高いセキュリティレベルで安心・安全に利用できる環境を実現しており、現在、全国66施設（導入予定含む）、3万人以上の医療従事者に利用されています。(2024年2月時点)

　板倉病院は、千葉県船橋市の機能強化型在宅療養支援病院・救急告示病院として、地域に密着した都市型中規模病院です。船橋市は、中核市・保健所政令市として最も多い人口約64.5万人に対して、2次救急病院が9か所と、人口に比して医療インフラが不足しており、加えて医療従事者の確保の課題を抱えています。そのような中、板倉病院は、2020年にPHS停波に伴うインフラ整備として、日本で初めて「日病モバイル」を導入しました。導入後はPHSの代替として通話機能を利用するだけでなく、スマートフォンならではのグループチャット等の機能を活用した結果、職員同士のコミュニケーションの円滑化や業務効率化に成功し、離職率ほぼ0%や会議時間の短縮、採用強化を実現しました※。

　板倉病院では今後も病院DXを推進することで、職員満足度や患者満足度の向上につなげ、船橋市の地域医療を担う病院として、さらなる医療サービスの充実化を目指しています。

※詳細・関連プレスリリース： https://www.frontierfield.co.jp/topics/detail.php?id=60

　このような経緯や実績から、フロンティア・フィールドと板倉病院は、さらなる病院DX推進を行うため、この度の協定締結に至りました。本協定を通じて、板倉病院が先進的な病院DXに関するモデル病院となることを目指し、新サービスの開発や新機能の検討及び実装を両者で協力して行います。

また、板倉病院では、病院DXのシステム構築の受入れのほか、病院DXの現場の見学を希望する者の受入れ、講演会、学会などでの事例発表も行う予定です。

　フロンティア・フィールドは今後も、「日病モバイル」の利便性、利用価値を向上させ、医療機関の業務の効率化および働き方改革に向けて、医療DX推進を支援してまいります。

■板倉病院　梶原崇弘院長からのコメント

　板倉病院は、中小病院でも実現可能な、費用対効果を考慮した、職員のための医療DXの実現にむけてフロンティア・フィールドと共に挑戦と検証を継続していきます。

■フロンティア・フィールド代表佐藤康行からのコメント

　板倉病院様とは2020年に日病モバイルのファーストユーザーとして導入いただいて以来、意見交換を重ねながら、日病モバイルの品質向上に努めてまいりました。この度の新たな取組みにより、板倉病院様と協働し、板倉病院様をモデル病院としてより多くの医療機関様のDX推進に貢献できるよう、進化を続けて参りたいと思います。

■板倉病院概要

病院名：医療法人弘仁会　板倉病院

所在地：千葉県船橋市本町2丁目10番1号

理事長兼院長：梶原崇弘

開院：1940年8月

URL ：https://www.itakura.or.jp/index.html

■フロンティア・フィールド概要

社名：株式会社フロンティア・フィールド

所在地：東京都港区芝浦1丁目1番1号　浜松町ビルディング14階

代表者：代表取締役社長兼 CEO：佐藤康行

設立：2016年7月

事業内容：医療機関専用スマートフォン「日病モバイル」の企画・開発・販売・保守