日本女子大学目白キャンパスが「日建連表彰 第64回BCS賞」を受賞
キャンパス再整備を「キャンパス全体を開放的な学習空間にした」と評価
■BCS賞について
「BCS賞」は、「優秀な建築物を作り出すためには、デザインだけでなく施工技術も重要であり、建築主、設計者、施工者の三者による理解と協力が必要である」という建築業協会初代理事長竹中藤右衛門の発意により昭和35年(1960年)に創設され、以後、わが国の良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全を寄与することを目的に毎年、国内の優秀な建築作品の表彰を行っております。
なお、第52回(2011年)からは建築業協会の合併に伴い、新団体の日本建設業連合会が表彰活動を引き継いでいます。(出典:日本建設業連合会公式ウェブサイト)
■評価コメント
創立120周年の目白キャンパス再整備計画である。開放的な建築計画は、キャンパス全体のラーニングコモン化を目指し、目白通りと不忍通りに面した青蘭館と杏彩館のアーチ屋根形状と、図書館、百二十年館に繰り返されるアーチ屋根形状は印象的なキャンパスファサードを創出している。 (出典:日本建設業連合会公式ウェブサイト)
【建築概要】
■「目白の森キャンパス」について
120周年を迎える2021年度に向けた日本女子大学のキャンパス再編の一環として、西生田キャンパスにある人間社会学部を目白キャンパスへと移転し、創立の地である目白キャンパスに全学部、大学院を統合、キャンパス全体の再整備を行い、教育・研究環境の更なる充実を目指しました。グランドデザインは、本学卒業生の世界的建築家・妹島和世氏が担い、「目白の森のキャンパス」を目指して①緑でキャンパスをつなぐ、②目白キャンパスのファサードをつくる、③既存建物と新規建物が融合したキャンパス、④滞在型キャンパスとして教育・研究にふさわしい空間の創出、⑤地域と共にあるキャンパスという5つのコンセプトに基づいて各施設の計画を行いました。
低層の建物をキャンパス内にバランスよく配置することで新旧の建物を周辺環境と調和させながら、既存樹木を活かしてキャンパスを緑のネットワークでつなぎ、都心の中で建築とランドスケープが融合したキャンパスの実現を目指しました。
なお、妹島和世氏は2024年4月に開設予定の「建築デザイン学部」及び同年同月に設置予定(構想中)の「建築デザイン研究科(仮称)」の特別招聘教員として就任する予定です。
【参照リンク】
日建連表彰 BCS賞 詳細ページ
https://www.nikkenren.com/kenchiku/bcs/detail.html?ci=1022
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。多様で非連続に変化する社会において、新しい明日を共に創る人材を育てています。詳しくは、https://www.jwu.ac.jpをご覧ください。 |
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