長らく入手困難で、多くの先生から復刊を待望されていた『「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営』が増補改訂版として登場!
探究の学びを実践することで話題の軽井沢風越学園校長・ 岩瀬直樹氏と、多様な領域でファシリテーションの普及に取り組むちょんせいこ氏による多彩な実践例を紹介。
学事出版株式会社(代表取締役社⻑ 鈴⽊宣昭)は、毎日の振り返りを習慣化し、クラスづくりや授業づくりに使える、『増補改訂版「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営-信頼ベースのクラスをつくる最高のツール-』を刊行いたします。
その日の出来事を振り返り、半裁のノートに記録することで、子どもの書く力やメタ認知する力、習慣の力を育てることができる「振り返りジャーナル」。今回の増補改訂版に合わせ、前作の内容を見直し、加筆修正を加え、新たに特別章を追加。探究の学びを実践することで注目を集める軽井沢風越学園での実践例や子どもたちの実際の振り返りジャーナルを収録し、より充実した内容となっています。
授業づくり・クラスづくりに悩む、すべての先生に読んでほしい1冊です。
読者からいただいた多くの声をうけて、この度『「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営』を増補改訂版として刊行します!
今回の増補改訂版では、前作の内容に加筆修正を加え、新たに特別章を設けました。特別章では、軽井沢風越学園での実践、1人1台端末とノートであることの価値、先生が喜ぶことを書く振り返りにしないためには何が大事か、子どもの頃に振り返りジャーナルに取り組んだ先生の声、実践者の声などを書き起こしています。 日々のクラス・授業づくりに役立つ要素が満載ですので、ぜひご活用ください!
著者からのメッセージ
「大切なことを大幅に加筆修正し、本の版も変わり、いつでも手元に置いておきたくなる本に仕上がったなと思います。本書の特徴は、「振り返りジャーナル」の理念だけでなく、具体的な実践方法やその背景にある考え方、さらには具体例が豊富に含まれている点です。「チャレンジしてみよう!」という読者の皆さんに寄り添いながら、具体的かつ実践的な内容を提供することを目指しました。ぜひ手にとって読んでみてください。」(岩瀬直樹)
「今、改めて「これからの教育」を考えるとき、この「振り返りジャーナル」は多面的、多角的に価値のある取り組みだと実感しています。コロナ禍を経て、学校教育が大きな転換期を迎える現在、日々の教育活動に幾重にも張り巡らされる時間的・空間的なベクトルの中核に「振り返りジャーナル」があると学びのベースが整います。本書が先生や子どもたちの取り組みの一助になれば嬉しいです。」(ちょんせいこ)
『振り返りジャーナル』とは
振り返りジャーナルは、毎日の「振り返り」を習慣化するノートです。そのままでは忘れてしまう「毎日の出来事」を1日の最後に丁寧に振り返り、書き留めて、子どもたちの1年間の成長を記録します。
その日の出来事を振り返り半裁のノートに記録することで、子どもの書く力やメタ認知する力、習慣の力を育てることができます。先生にとっては、かかわりが多くなる子だけでなく、まったく会話するチャンスのないまま下校した子の1日にも寄り添えることで、円滑な学級経営のツールとなります。さらに直接的ではなくとも、子どもたちとのつながりを保つことで先生からの安定的な愛情や承認を感じる安心、安全な環境調整を進めることができます。
本書の特長
■増補改訂版では、業界注目の軽井沢風越学園での実践例を大公開!
特別章では、軽井沢風越学園での実践を紹介します。
軽井沢風越学園は幼稚園と義務教育学校からなる12年間の幼小中混在校。3歳から15歳までの12年間の連続性を大切にしたカリキュラムを目指し、実体験と抽象、探索と探究、あそびと学びなど、一人ひとりが「自分をつくる」と「自分でつくる」時間を積み重ねることを大切にしています。
また、1人1台端末とノートであることの価値、先生が喜ぶことを書く振り返りにしないためには何が大事か、子どもの頃に振り返りジャーナルに取り組んだ先生の声、実践者の声なども、今回、新たに書き起こしています。
■子どもたちが書き、著者がフィードバックした振り返りジャーナルの実例を豊富に掲載
生の現場から生み出された実際の振り返りジャーナルを豊富に掲載! 実践例が視覚的にもわかるため、より実用的なつくりとなっています。
本書の構成
第1章
振り返りジャーナルとは?
振り返りジャーナルは、子どもの成長を促すとともに、先生と子どもたちとを信頼でつなぐチャンネルとなるツールです。1章では振り返りジャーナルでなぜ子どもたちが成長するのか、学級経営にどのように役立つのかを解説します。
・基礎の基礎からしっかりと学べるようになっています
第2章
振り返りジャーナルに取り組もう!
振り返りジャーナルに必要なのは、なんとノートと赤ペンだけ!
ではノートと赤ペンをどう使っていけばいいのか? 2章では振り返りジャーナルの具体的な始め方と最初の1週間をどのように進めていけばいいのかをまとめています。
・うまく運用するためにはまず準備が大事! 取り組み方を丁寧に解説します。
第3章
振り返りジャーナルを続ける
振り返りジャーナルは続けることでより効果的なものとなっていきます。3章では無理なく続けていくためのコツを解説し、振り返りジャーナルをより実践的なものへ落とし込んでいきます。
・振り返りジャーナルを上手に続けるための秘訣も満載です!
第4章
振り返りジャーナルを深める
振り返りジャーナルを続けていくと書きたいことが増えていき、それとともに振り返りの内容も深まっていきます。内容が深まるということは、それだけ子どもの成長の機会も多くなるということでもあります。この章では、上手に振り返りを深めるためのノウハウを伝えます。
・子どもの成長を促すためのポイントも充実
第5章
振り返りジャーナルの可能性
振り返りジャーナルは、さまざまな可能性を秘めた活動です。振り返りジャーナルを続けていくうちに、子どもたちの日常生活に工夫が表れ、自分や他者への理解が深まります。5章では振り返りジャーナルの発展的な内容を紹介します。
・振り返りジャーナルのいろいろな応用例を紹介しています
特別章
振り返りジャーナルをめぐって
1章~5章では小学校での振り返りジャーナルの実践を紹介してきましたが、じつは中学校以降であっても振り返りジャーナルは有効です。特別章では、業界注目の軽井沢風越学園での振り返りジャーナルの実践例をお見せします。また、GIGAスクール構想の下で整備された1人1台端末と振り返りジャーナル、子どもの頃に取り組んだ先生・実践者などの声など、振り返りジャーナルのあれこれを増補版としてお届けします。
・軽井沢風越学園での実践例もなんと大公開!
また、巻末特典として、振り返りジャーナルのフィードバックの書き方を見本を使いながら紹介。
1冊を通じて振り返りジャーナルを体系的に学べるようになっています。
・巻末にはフィードバック技術向上のためのワークシートも
著者プロフィール
岩瀬直樹(いわせ なおき):1970年北海道生まれ。軽井沢風越学園校長。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として、4 校で22年間勤め、学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2008年度埼玉県優秀教員表彰。2015年に退職後、東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座准教授として就任。学級経営、カリキュラムデザイン等の授業を通じて、教員養成、現職教員の再教育に取り組んだ。2020年より軽井沢風越学園校長。教師教育学会所属。3児の父。著書に『読んでわかる! リフレクション』(学事出版)『せんせいのつくり方』(旬報社)『よくわかる学級ファシリテーション①②③』(解放出版社)ほか多数。
ちょんせいこ:株式会社ひとまち代表。ホワイトボード・ミーティング開発者。特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェロー。ビジネス、教育、医療、福祉、行政、ボランティアなど多様な領域でファシリテーションの普及に取り組む。教育現場では、公開授業や校内研究、研修会を通じて先生と子どもたちがファシリテーターになる信頼ベースの学級づくりを推進。職員会議や学年会議、教科会議、校務分掌会議、ケース会議、教育相談などの充実を通して、子どもが主体的に学びを探究する授業づくりや学級経営、学校マネジメントを効果的に進め、職場改善や働き方改革にも取り組む。著書に『学級経営がうまくいくファシリテーション』(学事出版)『対話で学びを深める国語ファシリテーション』『よくわかる学級ファシリテーション①②③』(解放出版社)ほか多数。
書誌情報・ご購入
『増補改訂版「振り返りジャーナル」で子どもたちとつながるクラス運営-信頼ベースのクラスをつくる最高のツール-』
ISBN:978-4-7619-3030-1
書籍仕様:B5・160ページ
定価:2,530円(税込)
学事出版オンラインストア:https://www.gakuji.co.jp/book/b10087938.html
Amazon:https://amzn.asia/d/1RORtNl
会社概要
会社名:学事出版株式会社
代表取締役社長:鈴木宣昭
所在地:東京都千代田区神田神保町1-2-5和栗ハトヤビル3F
事業内容:教育関連図書・教材の出版
コーポレートサイト:https://www.gakuji.co.jp/
公式X(Twitter):@gakuji_shuppan
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