【群馬県みなかみ町】美しい自然を未来につなげる、2つの名峰の登山道整備
「平標山登山道整備プロジェクト2026」「谷川岳登山道整備プロジェクト2026」に延べ136名が参加

美しい自然を守るために、平標山と谷川岳の登山道整備を実施
【平標山】20年守られてきた道が、2025年冬の大雪で壊滅的な被害に
「花の百名山」として知られる平標山。「平標山乃家(山の家)」から山頂へ続く登山道は、地元や山小屋の皆様の協力のもと、約20年にわたる地道な取り組みにより土と植生が大切に守られてきました。しかし、2025年冬の大雪により既存の木製階段が流されるなど甚大な被害が発生。整備された道が失われた場所をそのまま放置することは、登山者の安全を脅かすだけでなく、周辺の豊かな自然環境を失うことにも直結します。今回の整備は、この目の前の危機に向き合い、豊かな自然を未来へつなぐためのものです。
【谷川岳】年間3万人超が訪れる人気ルートで進行する「登山道の荒廃」
谷川岳天神尾根は、年間3万人を超える登山者が訪れる国内屈指の人気ルートです。しかし、昨今の異常気象や過度な利用によって荒廃が急速に進行し、これまで育まれてきた美しい植生の衰退が懸念されています。谷川岳の未来を「みんなで考えながら整備する」仕組みづくりが急務となっていました。



このような背景のもと、谷川岳エコツーリズム推進協議会と群馬県は一昨年(令和6年度)より連携し、登山道整備プロジェクトを継続して実施してきました。今年度は県内外から延べ136名のボランティア、ガイド、関係者が参加し、「オンライン事前学習」と「現場実習」を組み合わせた持続可能な整備を行いました。
令和8年度実施概要
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平標山登山道整備プロジェクト2026
事前学習(オンライン): 7月10日(金)
本番1(実地整備): 7月17日(金)
本番2(実地整備): 8月27日(木)※悪天候のため中止
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谷川岳登山道整備プロジェクト2026
事前学習(オンライン): 7月28日(火)
本番1(実地整備): 8月6日(木)
本番2(実地整備): 9月1日(火)
人と自然の共存を目指して
オンラインでの事前学習および現場作業を通じ、私たちは「人と自然の共存」をテーマに、山とどう向き合い、整備での気づきをこれからの登山にどう生かしていくかを深め合いました。
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現状の調査を通して原因や、整備経過を確認する
人が歩くことによる踏圧で植物が失われ、土がむき出しになっていくと、雨水が集中して土壌が深く削られるガリー地形(V字状の溝)などが形成されます。そして、歩きにくくなった登山者が登山道の脇を歩くことで荒廃が周囲へと広がっていく悪循環に陥ります。 こうした原因に対し、今まで整備した箇所の経過やこれから整備する箇所を丁寧に確認し、情報共有や現状分析を行いました。
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参加者自身が考えながら整備する、参加者とこれからにつながるプロジェクトに
作業現場では、参加者自身が「なぜそのルートを通るのか」「どう整備すると自然と人に良いのか」を自ら考えながら整備を進めました。 ただ道を直す一時的な作業で終わらせるのではなく、ここで得た知識や視点をこれからの個人登山やガイディング活動へ生かしていくこと。そして、山の自然を守る想いをもっと多くの人へ広げていくことこそが、本プロジェクトの大きな意義です。



参加者の声
参加者からは、これからの登山に対する意識の変化を実感する声が多く寄せられました。
「これまではただ歩いていた道も、これからは大切に歩いていきたいと感じました。」
「山や植物にとって負担の少ない歩き方やルート選びを意識するようになり、これからの山登りの意識が変化しました。」

今後に向けて
大雪の被害を受けた平標山、そして多くの登山者が訪れる谷川岳。地域・登山者・専門家がともに考え、行動するこの取り組みを通じ、谷川岳エコツーリズム推進協議会と群馬県は、未来の登山文化と豊かな自然環境を育む活動をこれからも推進してまいります。
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■本件に関するお問い合わせ先
谷川岳エコツーリズム推進協議会(事務局:みなかみ町役場観光商工課)
所在地: 群馬県利根郡みなかみ町月夜野1744-1
TEL: 0278-25-5017
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