ENESシミュレーター、低圧蓄電所リソース群の事業性試算に対応

~複数拠点を束ねた低圧蓄電所ポートフォリオの収益性と投資回収を可視化~

株式会社Sassor

2026年6月17日

■概要

株式会社Sassor(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石橋 秀一、以下「当社」)は、蓄電池収支シミュレーションサービス「ENESシミュレーター」において、複数の低圧系統用蓄電所を束ねたリソース群の事業性試算に対応いたします。

本機能では、低圧蓄電所を複数拠点で開発・保有する事業者様に向けて、JEPX(日本卸電力取引所)でのアービトラージ、需給調整市場、容量市場を組み合わせた収益、CAPEX(設備投資)、OPEX(運用費用)、投資回収期間、IRR(内部収益率)、NPV(正味現在価値)を一体で試算します。1地点あたりの出力・容量、拠点数、アグリゲーター費用、通信費、保守費などを変えながら、リソース群全体としての事業規模と収益性を事前に確認できます。

ENESシミュレーターでは、小容量の低圧蓄電所を複数拠点で束ね、リソース群全体として市場活用を検討するケースを想定できます。小容量・多数拠点の構成について、市場収益と運用コストを比較し、顧客・投資家・金融機関への説明に活用できる概算収支を作成します。

 

■開発の背景

低圧系統用蓄電所は、高圧・特別高圧の系統用蓄電池と比べて小規模用地を活用しやすく、複数拠点での分散開発に適したリソースとして注目されています。一方で、1地点あたりの連系出力が小さいため、単独地点の収益性だけでなく、複数拠点を束ねた場合の市場参加方針、運用コスト、投資回収可能性を事前に確認することが重要です。

当社は2026年5月に、低圧系統用蓄電所を束ねたアグリゲーションサービスを開始しました。今回、同サービスの事業化検討をより具体的に進められるよう、低圧蓄電所リソース群の収支試算に対応したENESシミュレーターを提供します。事業者様は、アグリゲーションサービス導入前のポートフォリオ設計、土地活用事業者への提案、EPC・機器メーカーとの共同提案、投資家・金融機関向けの収支説明に活用できます。

■ENESシミュレーターの低圧蓄電所リソース群対応の特長

 

1. 複数拠点を束ねた事業規模を一括試算

1地点あたりの出力・容量、拠点数、導入時期を入力することで、リソース群全体の蓄電池規模、想定市場収益、運用費用、投資回収期間を一括で試算します。小容量リソースを多数束ねた場合の事業性を、単独地点ではなくポートフォリオ単位で確認できます。 

2. 単独市場からマルチマーケットまで自由に比較

JEPXでのアービトラージ、需給調整市場、容量市場について、単独市場での運用から複数市場を組み合わせたマルチマーケット運用まで自由に試算できます。市場ごとの収益機会、参加条件、運用制約を切り分け、事業者様の方針に合った市場構成を比較できます。 

3. CAPEX・OPEXを含めた投資判断に対応

蓄電池本体、PCS、EMS、工事費などのCAPEXに加え、アグリゲーター費用、通信費、保守費、遠隔監視費などのOPEXを反映できます。売上だけでなく、運用コストを含めた営業利益、投資回収期間、IRR、NPVを算出します。 

4.  拠点数・容量・出力の感度分析に対応

1地点あたりの蓄電池容量や出力、拠点数、設備単価、市場価格シナリオを変更しながら、収益性の変化を確認できます。低圧蓄電所を段階的に増やす場合や、機器仕様を比較する場合の初期検討に活用できます。 

5.  提案・資金調達に使える概算収支を作成

土地活用事業者、EPC・機器メーカー、投資家、金融機関に提示するための概算収支資料を作成できます。複数拠点を束ねた場合の売上、費用、キャッシュフロー、投資回収見通しを整理し、事業化判断を支援します。

 

■対応範囲

ENESシミュレーターでは、低圧蓄電所リソース群の事業性評価に必要な以下の項目を試算します。 

項目

主な試算内容

設備構成

拠点数、1地点あたりの出力・容量、リソース群全体の出力・容量

市場収益

JEPXアービトラージ、需給調整市場、容量市場を組み合わせた収益

投資費用

蓄電池、PCS、EMS、工事費などのCAPEX

運用費用

アグリゲーター費用、通信費、保守費、遠隔監視費などのOPEX

経済性指標

投資回収期間、IRR、NPV、年間キャッシュフロー


実際の市場参加可否や運用設計については、対象設備、EMS連携方式、計測・通信方式、供給元小売電気事業者との調整状況を確認しながら個別に整理します。

 

■今後の展望

当社は今後、低圧蓄電所リソース群の事業性シミュレーションと、実運用を担うアグリゲーションサービスの連携を強化してまいります。導入前の収支試算、設備仕様の比較、ポートフォリオ設計、運用開始後の実績管理を一貫して支援することで、低圧蓄電所の早期事業化と収益最大化に貢献します。

また、太陽光発電併設型の低圧蓄電所、複数オーナーによる分散保有、異なるEMS・PCS構成を含む案件にも対応範囲を広げ、分散型エネルギーリソース(DER)を市場で活用するための分析・運用基盤を拡充してまいります。

■株式会社Sassorについて

Sassorは、AIによるエネルギーリソースの最適制御技術を核に、アグリゲーションプラットフォーム「ENES」の開発・提供を行っています。「ENES」は、蓄電池等の分散型エネルギーリソース(DER)を最適に制御することで、卸電力市場や需給調整市場における収益創出から、需要家様の電気料金削減(ピークカット)さらには事業継続計画(BCP)まで、多様な価値を創出しますまた、電力情報サイト「グリッド研究所」を通じて、電力系統情報などのデータ提供も行っています。今後も、蓄電池を活用した収益性向上や再生可能エネルギーの普及を支援する技術提供を通じ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

【Sassor会社概要】

会社名: 株式会社Sassor (サッソー)

代表取締役: 石橋 秀一(いしばし しゅういち)

設 立: 2010年9月30日

所在地: 東京都渋谷区桜丘町 4-17

URL: https://www.sassor.com

事業内容: AIを活用した電力アグリゲーションサービスの開発・提供

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社Sassor (サッソー)

担当:矢嶋

お問合せ先(E-mail):sales@sassor.com


会社概要

株式会社Sassor

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URL
https://sassor.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町4番17号 PORTAL Apartment and Art POINT901
電話番号
03-6804-1916
代表者名
石橋 秀一
上場
未上場
資本金
7138万円
設立
2010年09月