レイセオン、SPY-6レーダーシリーズに関する6億4,600万米ドルのハードウェア製造および維持整備契約を受注

米海軍が保有する最新鋭の海上用レーダーの製造を継続

SPY-6は、マサチューセッツ州アンドーバーにあるレイセオンのレーダー開発施設で設計・製造されている複数のレーダープログラムのひとつです。

マサチューセッツ州アンドーバー（2025年6月9日）— RTX（NYSE: RTX）の一事業部門であるレイセオンは、米海軍向けAN/SPY-6(V)レーダーの製造継続に関する契約（契約額6億4,600万米ドル）を受注しました。これは、2022年3月に締結され、5年間で最大30億ドル規模になるハードウェアの製造・維持整備契約の4回目のオプション行使となります。

この契約に基づき、米海軍は新たに4基のレーダーを取得することとなり、調達契約に基づく累計レーダー数は42基となります。

ネーバル・パワー部門のプレジデントであるバーバラ・ボルゴノヴィは次のように述べています。「SPY-6は、米海軍にこれまで以上に遠くで目標を見つけられる能力を提供し、探知された脅威に対応する時間をより多く乗組員にもたらします。今回の契約は、モジュラー式で拡張性があり、かつ高い保守性を備えたレーダーの開発において、当社が長年培ってきた経験と技術力を土台として実施してまいります」

SPY-6は、マサチューセッツ州アンドーバーにあるレイセオンのレーダー開発施設で設計・製造されている複数のレーダープログラムのひとつです。同施設は3万平方フィートの敷地を有し、米軍および同盟国向けの多様なレーダーの製造を支えています。この垂直統合型で高度に自動化された施設は、世界でも最先端の製造拠点のひとつであり、高度なレーダー試験および統合作業が24時間体制で行われています。

本契約に基づく業務は、2028年までアンドーバー施設において継続されます。

レイセオンについて

RTXの事業部であるレイセオンは、米国政府、同盟国、そしてパートナー国が国家主権を守り、安全保障を確保するための防衛ソリューションを提供しています。100年以上もの間、統合防空ミサイル防衛、スマート兵器、ミサイル、先進センサーとレーダー、迎撃ミサイル、宇宙ベースのシステム、極超音速システムおよび陸・海・空・宇宙にわたるミサイル防衛分野において、新技術の開発と既存能力の向上に努めてきました。

RTXについて

RTXは、世界最大の航空宇宙・防衛企業です。18万5千人の従業員からなる私たちのグローバルチームは、科学技術の限界に挑戦し、私たちの世界をつなぎ、守る方法を再定義しています。コリンズ・エアロスペース、プラット・アンド・ホイットニー、レイセオンという業界を牽引する事業部門は、航空を進歩させ、任務を成功に導く統合防衛システムを設計、世界中のお客様が直面する最重要課題に対処するお手伝いをすべく次世代の技術ソリューションを開発・製造しています。RTXはバージニア州アーリントンに本社を置き、2024年の売上高は800億ドルに達します。

※　この資料はRTXが 2025年6月9日（現地時間）に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・要約し、配信するものです。資料の内容および解釈については英語版が優先されます。