ワールドアスレティックスが米ニールセン社と公式調査サプライヤー契約を更新
「ニールセンとの関係継続によりファン層にアピール」とセバスチャン・コー会長
ワールドアスレティックス(以下「世界陸連」 セバスチャン・コー会長)は21日、スポーツ情報、メディア測定、調査の世界的リーダーである米ニールセン社を、今後4年間(2024~27年)の消費者市場調査サービスの公式サプライヤーに再任したと発表した。
※世界陸上競技連盟(IAAF)は2019年、ワールドアスレティックスに名称を変更。日本陸上競技連盟は引き続き略称として「世界陸連」を使用している。
この再任により、ニールセンは包括的かつ最先端の国際調査を引き続き世界陸連に提供。ニールセンは2025年東京世界陸上競技選手権大会、27年北京世界陸上競技選手権大会、25年南京世界陸上競技室内選手権大会、26年トルン世界陸上競技室内選手権大会を含む、スポーツと世界陸上競技シリーズの両方に関するスポーツデータとインサイトをもたらす。
ニールセンの総合的なイベント影響評価と幅広い調査プログラムにより、世界陸連、ブランド、主要な関係者の総合的な見解と、世界中の陸上競技ファンについての優れたインサイトを世界陸連に提供することができる。このサービスには、消費者調査、ブランドトラッキング調査、観客体験評価、開催都市の社会的・経済的影響評価、スポンサー向けの消費者調査などが含まれる。
ニールセンの調査によると世界におけるスポーツの興味関心度で、陸上競技は、サッカー、ジョギング、水泳に次いで第4位。陸上競技は男女両方の種目に関心のあるスポーツとして第1位となっている。また、ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会の観客の77%が、陸上競技にもっと頻繁に参加したいと回答、これは2022年オレゴン大会の調査41%から飛躍的に増加している。さらに、ブダペスト大会では、経済、メディア、社会、環境、観客動員の指標において総額4億800万USドル(約594億円)の経済効果をもたらした。
※ブタペスト大会調査
https://www.nielsen.com/ja/insights/2024/world-athletics-case-study
世界陸連のセバスチャン・コー会長は「ニールセンは過去4年間にわたり、データに基づく貴重な情報を提供。この情報により、陸上競技が幅広い視聴者に届き、あらゆる年齢層やデモグラフィックのファンに引き続きアピールできるよう、陸上競技についての重要な戦略的決定を下すことができました。そのため、私たちはニールセンとの関係を継続し、これまでに達成した成果を基盤として、スポーツを成長させ、今も拡大するファン層にアピールし続けることを嬉しく思います」とコメントを寄せた。
ニールセン スポーツのゼネラルマネージャー、ジョン・ステイナーは「大規模なイベントを開催するには、投資の正当化、戦略の調整、イベント実行の仕方の改善、そしてより良いものを後の世代に残すために、さまざまな関係者の支援が必要です。ニールセンが世界陸連に貴重なインサイトを提供し続け、観客動員数を増やし、社会や環境に影響を与え、世界中の陸上競技への参加を促すイベントの成功に貢献できることを嬉しく思います」と発表した。
ニールセン スポーツは 2019 年から世界陸連と連携、世界陸上競技選手権、世界陸上競技室内選手権、世界陸上競技クロスカントリー選手権、WAロードランニング選手権、世界リレーなどの競技で調査を継続している。
※本件は、ワールドアスレティックスによる21日のリリースをニールセン スポーツ ジャパンで翻訳・加筆したもの。
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