ミラブルが医療機器に！一般医療機器として電動式生体用洗浄器を開発水の使用量や作業負荷の低減に

株式会社サイエンス

2024年10月31日 14時00分

　ファインバブルを独自の技術で効率よく吐水する「ミラブルテクノロジー」を多種多様な分野に導入することで、人々の暮らしをより豊かにすることを目的とする株式会社サイエンス（所在地:大阪市淀川区、取締役会長青山恭明）は、ミラブルをご使用いただいた多くのお客様のご意見をもとに肌への洗浄ならびにその効果から医療機器としての活用を目指し、この度一般医療機器・電動式生体用洗浄器を開発致しました。

　サイエンスは、従来使用されている生体用洗浄器の吐水量が0.5～１L/分と多く保水タンクも

大きいことから、ミラブルテクノロジーでの効果だけでなく節水や機材重量の低減も可能であることに着目し、バッテリ駆動の噴霧機構を開発することとした。吐水量を0.2L/分未満が可能となり、保水タンクも小型化に成功した。機材の準備時間等も短縮され、洗浄前後に必要な時間も効率化が図れる。今後、様々な機能性水などとも組み合わせを狙う。

届出番号：26B2X10045000001

機械器具55 医療用洗浄器

一般医療機器特定保守管理医療機器電動式生体用洗浄器

ミラブルボディーウォッシャー

●開発の経緯

　入浴装置ミラバスやシャワーヘッドミラブルが肌に対するやさしく且つ十分な洗浄力発揮したことにより医療関係者や肌疾患に悩まれる方々より医療分野での活用が期待できるとの要望を頂き、病院や大学との研究を通じて医療分野での利用を検討し、そのためには医療機器としての要件を満たすことが求められ開発に至りました。製造ならびに販売においても必要な認可取得等の手続きを完了いたしました。

●使用方法

　本機は、小型コンプレッサーを用いたバッテリ駆動のシステムであり、充電したバッテリを本体に取り付け、使用する液体をボトルに注ぐことで使用準備が完了します。

電源ボタンを押すと、３秒から6秒で運転が立ち上がり、噴霧部のトリガーを引くことで、吐水し、目的部位を洗浄します。

●今後の展望

　医療分野では、様々な目的で洗浄行為が行われています。肌表面洗浄だけでなく、感染症対策や検査部位や治療部位への洗浄、ならびに口腔ケアなど用途に応じた洗浄水やその吐出状態に求められる水流や流量を制御することで多くの医療現場や介護現場に貢献し、また単なる水の噴霧だけでは得られない機能を薬液等との組み合わせにより発展させていきたいと考えております。

また本システムの原理を利用した新しい分野での活用を行ってまいります。