『ウッドデザイン賞2025』最優秀賞をはじめ上位賞が決定!

12月10日(水)に東京ビッグサイトで「表彰式」「受賞作品展示」を実施します

このたび、「ウッドデザイン賞2025」の上位賞が決定しました。

最優秀賞として「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」の4作品、優秀賞(林野庁長官賞)、奨励賞(審査委員長賞)、さらに昨年までの大阪・関西万博特別賞の流れを汲み、「日本の技・文化特別賞」が選出されました。

12月10日(水)には「エコプロ2025」(東京ビッグサイト)の特設ステージにて「表彰式」、 12月10~12日には特設ブースにて「受賞作品展示」を行います。

「ウッドデザイン賞」は、木を使って様々な社会課題を解決する、優れたデザインの建築・空間、プロダクト、活動や研究を表彰し、広く社会へ発信する顕彰制度です。 Ø 2015年に創設され、今回で11回目の開催となります。一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催するアワードとして、最優秀賞に「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」が授与されます。

さらに昨年までの大阪・関西万博特別賞の流れを汲み、2025より日本の木を使う技術や木の文化を、主に海外へ発信するにふさわしい作品に対して「日本の技・文化特別賞」が新たに設けられました。 

ウッドデザイン賞2025の応募総数は327点、10月10日には入賞作品206点を発表しました。今回、最終審査を経て「社会課題の複合的な解決をもたらし、イノベーション・新産業創出に寄与する作品」 として「最優秀賞」が4点、「優秀賞」が9点、「特別賞」が3点、「奨励賞」が15点と、上位賞31点が選出されました。受賞作品の一覧は「別添資料1」をご参照ください。

今後は、12月10~12日(水~金)に東京ビッグサイトで開催される『エコプロ2025』の「森と木で拓くSDGsゾーン」内で「受賞作品展示」を実施します。また12月10日(水)午前にはエコプロ2025内の特設ステージで上位賞の「表彰式」を開催いたします。詳しくは本資料をご覧ください。

総評 赤池 学(ウッドデザイン賞2025審査委員長)

今年度も無事に上位賞が決定し、本賞へご参加いただいた事業者、団体、地域の方々に改めて御礼を申し上げたい。11年目を迎えたウッドデザイン賞では、これまでにも増して、新たな木の時代の到来を予感させる素晴らしい作品に出逢うことができた。

そのなかでも上位賞受賞作品は時代を映した秀逸な作品が出揃ったと思う。

建築・空間分野では大規模木造建築を始め、オフィス、観光交流施設や一般住宅まで多様な用途での木材利用が見られ、地域工務店から大手ゼネコンまで木の担い手である事業者の幅が広がっていると感じた。プロダクツ分野は単に木を使うだけでなく、ディテールへのこだわりや使う木の成り立ちに着目した作品が評価を得ている。コミュニケーション分野では川上~川下の新たな協業、新規性あるビジネスモデルの提案が目を引いた。今後の「木材利用の新たな担い手」の登場を予感させる年であった。

~実施概要~

■名称:ウッドデザイン賞2025

■主催:一般社団法人 日本ウッドデザイン協会

■後援:農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省

■応募受付期間:2025年6月20日~ 7月31日(水)

■応募対象分野:建築・空間、技術・建材、プロダクツ、コミュニケーション、調査・研究等、木に関するあらゆるモノ・コトが対象

■表彰部門

ライフスタイルデザイン部門~木を活かして質の高いライフ&ワークスタイルを提案しているものが対象

ハートフルデザイン部門~木を活かして心身を健やかにしてWell-beingの実現が期待されるものが対象

ソーシャルデザイン部門~木を活かして森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象

■賞の構成 ※応募時のもの

最優秀賞/「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」各1点

優秀賞/「林野庁長官賞」数点×3部門

特別賞/「日本の技・文化特別賞」数点

奨励賞/「審査委員長賞」数点×3部門

 ウッドデザイン賞(入賞)/二次審査を通過したものすべて

【参考】 「ウッドデザイン賞2025」関連行事(予定)※「エコプロ2025」内で実施

1.受賞作品展示

【期 間】2025年12月10日(水)~12日(金) 10:00~17:00

【会 場】東京ビッグサイト 東6ホール (エコプロ2025「森と木で拓くSDGsゾーン」内 )

【内 容】①上位賞作品展示 ②受賞作品展示(現物、パネル、映像) ③日本ウッドデザイン協会ブース

2.「ウッドデザイン賞2025」表彰式

【日 時】2025年12月10日(水)午前予定

【会 場】 東京ビッグサイト 東ホール (エコプロ2025 特設ステージ)

【内 容】 最優秀賞ほか上位賞の表彰、審査委員長コメント等

※上位賞受賞者によるプレゼンテーションなどセミナーは別日にて開催予定。

    詳細は決定次第、ウェブサイト等で公表します。


受賞作品のご紹介

最優秀賞(農林水産大臣賞) 1点

2025年日本国際博覧会 大屋根リング

(株)大林組(東京都)(株)竹中工務店(大阪府) 清水建設(株)(東京都) 藤本壮介(東京都) 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(大阪府) 東畑・梓設計共同企業体

建築・空間分野 ライフスタイルデザイン部門

内周直径約616m、円周約2kmにわたる圧倒的なスケールの世界最大の木造建築物として、ギネス記録に認定されるなど、万博来場者のみならず広く国内外日本の木の文化と技を発信することに成功している。日本の伝統的な貫接合を採用し、「つくりやすく・解体しやすく・リユースしやすい」架構形式とし、環境負荷を低減する循環型建築である。

最優秀賞(経済産業大臣賞) 1点

ヤマト本社ビルA棟・B棟

日建設計・鹿島建設設計共同体(東京都) ヤマトホールディングス(株)(東京都) 鹿島建設(株)(東京都)

建築・空間分野 ライフスタイルデザイン部門

想定するユーザーは多様な働き方を行うオフィスワーカーであり、床・天井のレベルが段階的に変化する木質の段床空間と、場所ごとに用途が変わる木質の造作家具を組み合わせることで、多様な働き方に応じた居場所を提供、働く場所に様々なバリエーションを作り出している。

最優秀賞(国土交通大臣賞) 1点

エバーフィールド木材加工場

小川次郎/アトリエ・シムサ+小林靖/kittan studio+池田聖太/3916(東京都) (株)エバーフィールド(熊本県) 山田憲明構造設計事務所(東京都) 小国町森林組合(熊本県)(株)興和産業(熊本県) ランバー宮崎協同組合(宮崎県)

建築・空間分野  ライフスタイルデザイン部門

地域工務店の木材加工場として計画された。熊本県産の小国杉を使い材長5m以下の小中径製材が互いにもたれかかるように支え合う「木造レシプロカル構造」により、新しい木造無柱空間が実現した。木造建築産業のさらなる活性化のためや地域における大工の育成や技術力の向上を図るためのスペースとしても構想されている。

最優秀賞(環境大臣賞) 1点

美郷町カヌー艇庫 カヌーパークみさと カヌーレIMAI

STUDIO YY(東京都)

建築・空間分野 ライフスタイルデザイン部門

同施設は江川水系県立自然公園内に位置し、平時は地元中・高生のカヌー部の部室として使用されるほか、大学の合宿地として招致にも成功し、スポーツ振興が始まっている。美郷町ではバリフェスティバルという行事を行っており、地域経済の起爆剤として、国際文化交流の中心地としても機能しており、木造建築の認知を広めることに寄与しているほか、自然公園来訪にも貢献する施設となっている。

優秀賞(林野庁長官賞)●ライフスタイルデザイン部門 3点

優秀賞(林野庁長官賞)●ハートフルデザイン部門 3点

優秀賞(林野庁長官賞)●ソーシャルデザイン部門 3点

日本の技・文化特別賞(日本ウッドデザイン協会会長賞)3点

奨励賞(審査委員長賞)●ライフスタイルデザイン部門 5点

奨励賞(審査委員長賞)●ハートフルデザイン部門 5点

奨励賞(審査委員長賞)●ソーシャルデザイン部門 5点

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会社概要

URL
https://www.jwda.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区大手町1丁目2番1号 Otemachi Oneタワー6階 ワークスタイリング内
電話番号
-
代表者名
隈 研吾
上場
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資本金
-
設立
2021年11月