Carbon EX、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」をホワイトラベルで提供開始

Carbon EX

Carbon EX株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:西和田浩平、竹田峻輔、以下「当社」)は、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」のホワイトラベル提供を開始します。

これにより、地方自治体や地方金融機関が独自のブランドでカーボンクレジットの取引基盤を構築し、地産地消のカーボン経済圏を推進することが可能になります。

日本におけるカーボンクレジット取引の課題と現状

日本では、GX-ETS(排出量取引制度)の本格導入などを見据え、脱炭素経営に対する企業の意識の高まりが感じられます。GX-ETSは、企業の自発的な参加を促しながら、排出削減目標の達成度に応じてカーボンクレジット取引を行う試行的な運用として、2023年度より第1フェーズが始まりました。2026年度からは本格的な第2フェーズに移行し、直接排出量だけで10万トン以上の企業は参加が義務付けられるなど、制度そのものが及ぼす市場全体へのインパクトに注目が集まっております。

一方で、カーボンクレジットの流動性向上に向けた取り組みについては、さらなる工夫の余地もあります。たとえば、経済産業省が実施するJ-クレジットの売払いは、2023年度は年1回の実施にとどまり、約20万トンの供給にとどまるなど、取引機会の面で改善が期待されています。また、流動性の確保に貢献するマーケットメイカー制度についても、参画企業の減少などにより、持続的な市場活性化のための取り組みが求められています。

このような状況の中で、より柔軟かつ地域に根ざしたカーボンクレジット取引の仕組みを模索する動きが、地方自治体や地方金融機関を中心に広がりを見せています。なかでも、地域で創出されたクレジットを地域内企業へ提供する「地産地消型」の取引へのニーズが高まりつつあり、地域経済の循環と脱炭素の両立を目指す機運が加速しています。

「Carbon EX」ホワイトラベルの特徴

当社は、こうした流れを踏まえ、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」のホワイトラベル提供を開始しました。「Carbon EX」ホワイトラベルでは、自立的かつ信頼性の高いカーボンクレジット流通の仕組みを支援します。

例えば、特定の都道府県やエリアで創出されたカーボンクレジットを、同地域内の企業に限定して販売する設定が可能です。これにより、クレジットのストーリー性がより明確になるとともに、地域内での価値循環が実現します。

<主な機能>

・独自ブランドでの展開

「Carbon EX」のAPIを活用し、地方自治体や地方金融機関が自らのWebサイト上にオリジナルのクレジットマーケットプレイスを構築することができます。地域の特性を活かしたカーボンクレジットの売買が可能となります。

・クレジット在庫の補完機能

在庫の確保が難しい地域においても、当社が全国で保有するクレジット在庫をAPI経由で補完可能です。ホワイトラベル契約者は在庫リスクを最小限に抑えつつ、安定した取引の継続が可能となります。

当社は「Carbon EX」のホワイトラベル提供を通じて、カーボンクレジットの流動性向上に向けて、信頼性の高い取引基盤を構築し、自治体・企業を支援してまいります。

「Carbon EX」について

1. 世界の幅広いカーボンクレジットの取り扱い

ボランタリーカーボンクレジット、J-クレジット、非化石証書、海外の再エネ証書など幅広いクレジットの販売・購入が可能です。日本語・英語版の両方があり、海外企業も利用することができます。また、24時間/365日、世界中のカーボンクレジットにアクセスが可能です。

2.カーボンクレジットの高い信頼性

Carbon EXでは、KYC*などの審査プロセスを実施します。また、高品質なボランタリーカーボンクレジットを取り扱う取引所として、クレジットの評価機関・企業と連携をすることでクレジットの品質を担保します。

3.カーボンクレジットの創出や購入コンサルティングを提供

国内外のボランタリーカーボンクレジット創出事業者への支援や、お客さまの目的・ニーズに合わせて、クレジットの種類解説や提案を実施します。自社のクレジットオフセットの取り組みを外部公表することによるPR・ブランド向上を支援します。

さらに、Carbon EXで売買したカーボンクレジットは、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」と連携させることで、お客さまの利便性を高めて、適切なカーボンクレジットによるオフセットの提案・コンサルティングサービスの提供が可能です。

Carbon EXについて

会社名:Carbon EX株式会社

代表者:西和田 浩平・竹田 峻輔

所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階

資本金:4億円(資本準備金を含む)

株主構成:アスエネ株式会社 51%、SBIホールディングス株式会社 49%

URL:https://carbonex.co.jp

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会社概要

Carbon EX株式会社

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URL
https://carbonex.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
電話番号
03-6161-3700
代表者名
竹田 峻輔
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年06月