第13回ゼロマラリア賞2026は栄研化学株式会社へ

日本発LAMP法によるマラリア診断の実装と制度化

特定非営利活動法人Malaria No More Japan

特定非営利活動法人マラリア・ノーモア・ジャパン(東京都千代田区、代表理事 神余隆博)は、4月25日の世界マラリアデーに先立ち、同月23日に第13回ゼロマラリア賞2026を栄研化学株式会社(東京都、取締役 兼 代表執行役会長 納富 継宣)へ贈ることを発表しました。

フィリピン・パラワン島の住民検体を、Malaria-LAMPを用いて検査:陽性検体(No.1)。装置表示温度(Reaction Block側)は酵素失活プロセス中の反応曹温度

同社は、医療現場(POC)で実施可能な簡便かつ高感度なLAMP法によるマラリアDNA診断法を開発し、(旧)国立研究開発法人国立国際医療研究センター/(現)特殊法人 国立健康危機管理研究機構 (JIHS)、国際感染症センター(DCC)およびマヒドン大学熱帯医学部と協力して国際性能評価を進め、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の承認を経て製品化を達成しました。同社が進めているマラリア診断法の開発と社会実装は、日本発の革新的技術を研究から、制度・臨床・国際展開へと結実させた成功モデルであり、ゼロマラリアの実現に資する卓越した取り組みの

ひとつです。また、科学的妥当性に基づくさらなる国際展開、技術の発展性と社会的インパクトは極めて大きいと評価されての受賞となりました。

同社からは「栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。」「患者様への確実な診断と適切な治療、そしてグローバルなゼロマラリアに向けて、高品質な製品提供により貢献することが私達に期待されている使命です。今後も日本発の革新的な技術開発を通じ、ゼロマラリアおよびUHCの実現に向けて一層取り組んでいきます。」とのコメントが寄せられました。

なお、本年度ゼロマラリア賞2026の授賞式は、6月10日東京にて開催される予定です。

日本で唯一のマラリアに特化した市民社会組織であるマラリア・ノーモア・ジャパンでは、ゼロマラリア賞を通じて、より多くの方が、マラリアや感染症について関心を持ち、アクションを起こすきっかけになればと考えています。

ゼロマラリア賞とは

 「2030年までにゼロマラリアを達成する」という国際社会の目標に寄与する活動に取り組む、あらゆる分野の個人、団体を対象に、表彰しています。2014年の開始以来、支援事業や研究活動、情報発信の取り組みなど、様々な立場からのゼロマラリアへの貢献を評価し、表彰しています。これまでの受賞について、弊団体ホームページからご覧いただけます。  

https://malarianomore.jp/archives/category/award

 栄研化学株式会社からのコメント全文

マラリア原虫核酸キット(3種:Pan/Pf/Pv)

第13回ゼロマラリア賞という栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。本受賞は、遺伝子増幅技術であるLAMP法を用いた診断薬開発で培った経験を活かし、マラリアLAMPの開発から制度化、臨床での活用、社会実装、国際展開までアカデミア、医療関係者、関係機関の皆様と共に地道

に取り組んできた成果が評価されたものと受け止めております。

マラリアLAMPは、遺伝子検査特有の高い感度を有しながら、現場の迅速かつ簡便な運用性が実証され、2025年にPMDA承認を取得し、体外診断薬として国内に上市いたしました。その結果、輸入感染症としてのマラリア感染に対し、適切な診断を可能にすることができるようになりました。

患者様への確実な診断と適切な治療、そしてグローバルなゼロマラリアに向けて、高品質な製品提供により貢献することが私達に期待されている使命です。今後も日本発の革新的な技術開発を通じ、ゼロマラリアおよびUHCの実現に向けて一層取り組んでいきます。

ゼロマラリア賞とは 

マラリア制圧のために取り組む個人、団体を表彰するもの。具体的な支援事業の実施に留まらず調査研究、情報発信、またマラリアという言葉の認知率向上のためのアイデア作りなどに取り組む個人など、マラリアに関わるあらゆる分野の個人、団体を対象に、2014年に認定NPO法人マラリア・ノーモア・ジャパンによって設立されました。

第1回(2014年度)受賞団体 公益社団法人日本青年会議所

長年の国際青年会議所による蚊帳をアフリカの子どもに送るキャンペーン「Nothing But Nets」に協力する活動が評価

第2回(2015年度)受賞者 川本文彦・大分大学名誉教授

アクリジンオレンジ染色顕微鏡検査法の開発、並びにマラリアとG6PD欠損症の分子疫学的研究で世界的にも有名な研究者の研究に対して

第3回(2016年度)受賞者 小林潤・琉球大学教授

長年ラオスでの活動を実施などアジアでの活動に対して

第4回(2017年度)受賞団体 南山舎による南風原英育著「マラリア撲滅への挑戦者たち」出版活動

日本で最後まで残った所謂「戦争マラリア」およびその後のマラリア制圧の沖縄県での取り組みを丹念に取り上げ、戦争マラリアの実態を紹介した書籍『マラリア撲滅への挑戦者たち』の出版活動に対して

第5回(2018年度)受賞者 桂歌助・落語家

狂言「蚊相撲」をヒントに作られた、創作落語「蚊相撲」を通じて、マラリアや蚊が運ぶ病気について、エンターテインメントから情報発信を行ったことに対して

第6回(2019年度)受賞団体 アジア・メディカル・イノベーション・コンソーシアム(AMIC)マラリア部会

同会でこれまで推進されてきたアジアおよびアフリカ地域におけるマラリア制圧のための産官学民が連携した具体的な取り組みに対して

第7回(2020年度)受賞者 國井修・グローバルファンド戦略・投資・効果局長

これまでの感染症対策・事業への長年の貢献に対して

第8回(2021年度)受賞者 斉藤美加・琉球大学医学研究科・助教、NGOチームがじゃん代表

八重山からマラリアが一掃されてから60年周年 マラリア排除の偉業を伝える試みが評価されて

第9回(2022年度)受賞者 金子明・大阪公立大学大学院医学研究科特任教授

過去37 年間にわたるインドネシア・北スマトラ島、ヴァヌアツ島嶼、パプアニューギニア、マラウイ、ザンジバール、ケニア・ビクトリア湖畔などにおけるフィールド研究を評価

第10回(2023年度)受賞団体 八重山ゼロマラリア達成の碑建立期成会

2022年に石垣島北部伊野田農村公園に「八重山ゼロマラリア達成の碑」を建立し、八重山で成し遂げられた偉業を次世代に継承し、世界に発信、感染症のない平和を願って、広報および住民衛生活動を評価

第11回(2024年度)受賞団体 シスメックス株式会社

「多項目自動血球分析装置 XN-31」 により、マラリア原虫等感染赤血球を短時間かつ全自動で高感度の定量測定が可能であり、革新的な診断技術として医療現場に福音的なインパクトをもたらしたことを評価

第12回(2025年度)奨励賞受賞団体 SORA Technology株式会社

ドローンとAIを活用したマラリアを媒介する蚊の幼虫源管理(LSM)という革新的技術の開発を進めており、新たなベクター・コントロール技術として補完的ソリューションの一つとなることを期待。現地人材育成への貢献を含めた将来への展開も評価

認定NPO法人Malaria No More Japanについて 

Malaria No More Japanはアメリカに本部を置くマラリア・ノー・モアの日本支部として2012 年に設立されました、日本で唯一のマラリアに特化した認定NPO 法人です。日本以外にもイギリスに支部が置かれた国際NGOとして、マラリアのない世界(=ゼロマラリア)を目指しています。

ゼロマラリア達成のための政策提言活動、コミュニケーション活動、そして連携促進活動を3 本柱に活動を行っています。

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会社概要

URL
https://www.malarianomore.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区麹町3-7-4 秩父屋ビル8階 (㈱販売促進研究所内)
電話番号
03-3230-2553
代表者名
神余隆博
上場
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資本金
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設立
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