葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」がモチーフ、ドビュッシーのオーケストラスコア初版の表紙に使われたエメラルドグリーンの『LA MER』「浪裏」が木版画で甦る!
ドビュッシーのオーケストラスコアの表紙に使われた葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」がモチーフ、エメラルドグリーンの『LA MER』「浪裏」が木版画で甦る!
世界に誇る浮世絵の基礎となる彫りと擦りの伝統工芸技術を継承するために、伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、様々な作品をプロデュース・企画・制作する株式会社版三(代表取締役 坂井英治)はこの度、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の一部をデザインしたドビュッシーのオーケストラスコア初版表紙の再現「『LA MER』「浪裏」を製作いたしました。
19世紀後半、日本の美術・工芸がヨーロッパの芸術家たちに様々な影響を及ぼしました。フランスの作曲家であるドビュッシーもその一人です。
ドビュッシーは葛飾北斎の浮世絵木版画『冨嶽三十六景』シリーズ三役の一つ「神奈川沖浪裏」に影響を受け、1903年から1905年にかけて管楽楽曲『LA MER(海)』を作曲しました。また、ドビュッシーのオーケストラスコア初版の表紙には「神奈川沖浪裏」の一部をトレースし、配色を本藍色・ペルシャンブルーから、エメラルドグリーン主体に変更した「浪裏」が描かれています。
その『LA MER』「浪裏」を日本画家であり浮世絵師でもある塩崎顕と、浮世絵木版画の彫り・摺りの技術を江戸時代から継承し続ける専門の職人により再現しました。北斎の筆感を生かしながら、オーケストラスコアの独特の色味を「浪裏」の迫力と臨場感に絶妙なまでに融合させた作品となっておりますのでぜひご期待ください。
なお、額は茶色、白色の他に特別額装としてブラックウォールナット及び神代杉の全4種類をご用意。より作品が美しく見えることを考慮し、版三がオーダーした高級感ある額縁に入れてお届けいたしますので、そのまま飾ってお楽しみいただけます。
【商品概要】
商品名:「『LA MER』「浪裏」茶色額または白色額
販売価格:50,000円(税別)
販売数:各20部
仕様:縦32.0cm × 横24.0cm 額装:52.5㎝×41.0㎝ 素材:木材、アクリル
和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
【商品詳細】
https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000201
https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000200
商品名:「『LA MER』「浪裏」特別額装ブラックウォールナット
販売価格:150,000円(税別)
販売数:5部
仕様:縦32.0cm × 横24.0cm 額装:55.0㎝×43.5㎝ 素材:木材、アクリル
和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
【商品詳細】
https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000202
商品名:「『LA MER』「浪裏」特別額装神代杉
販売価格:200,000円(税別)
販売数:5部
仕様:縦32.0cm × 横24.0cm 額装:55.0㎝×43.5㎝ 素材:木材、アクリル
和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
【商品詳細】
https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000203
「LA MER」カテゴリの商品一覧
https://www.ukiyoework.com/view/category/la-mer
販売元:株式会社 版三
オンラインショップ:浮世絵工房 https://www.ukiyoework.com/
【当商品制作に携わった職人紹介】
■絵師:塩崎顕
日本画家でもある浮世絵師。主に平安~江戸時代の日本絵画に着目し、テーマの多様性や工芸的な技術の高さを再評価すると共に当時の様式やエッセンスを再構成し、現代の日本人の持つ美意識や感性に訴えかける平面絵画作品を制作する事で、アートの世界における「日本絵画」の存在と可能性を提示。
■江戸木版画 彫師:菅香世子
(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。
2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演
■江戸木版画 摺師:鉄井裕和
(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1975年 木版画摺師、鉄井孝之の次男として東京に生まれる。
会社員を経て鉄井木版画工房に入り摺師の道へ。 父に師事し修行を重ねながら各展覧会で摺りの実演を精力的に行い、2009年11月にロシアサンクトペテルブルグの露日友好会館で開催された文化催事においても 好評を博す。
■和紙:九代 岩野市兵衛(人間国宝)
1978年、九代 岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。
木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。
越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙として多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。先代 (八代) の市兵衛氏が漉いた紙は、あのパブロ・ピカソも版画用紙として愛用していた。
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