内戦下のスーダンから初来日 現地で活動するスーダン人スタッフが長崎で語る「人々の暮らしと希望」

ロシナンテス20周年記念講演 長崎大学との連携の歩みも紹介

認定NPO法人ロシナンテス

本講演では、2023年4月に始まった内戦により深刻な人道危機が続くスーダンについて、現地で活動するロシナンテスのスーダン人スタッフが初めて来日し、自らの言葉で現状や人々の暮らし、復興への思いをお話しします。また、スーダンで20年間にわたり医療支援を続けてきたロシナンテス理事長・川原尚行が、活動を通して見てきた現地の姿や、支援を続ける意味についてお伝えします。

長崎は、被爆地として平和の尊さを世界に発信し続けるとともに、長崎大学を中心に国際保健や熱帯医学、アフリカとの医療協力にも長年取り組んできた地域です。ロシナンテスも、理事長の川原が長崎大学客員教授を務めているご縁もあり、長崎大学と連携しアフリカにおける医療・研究・人材育成などを進めてきました。

戦争は、人々の命だけでなく、日々の暮らしや医療、教育、将来への希望までも奪います。本講演では、内戦を経験する当事者の声を通して、ニュースでは伝わりにくい人々の日常や復興への願いをお伝えします。

理事長川原(真ん中)と、来日予定のスタッフ、モハメド(左から2番目の)とラビア(右から2番目)

平和への思いを受け継いできた長崎で開催できることをとてもうれしく思います。命や平和、国際協力についてともに考える機会となることを願っています。

当日はぜひご取材いただきたく、ご案内申し上げます。

開催概要

  • イベント名:ロシナンテス20周年記念講演 in 長崎
    「内戦の向こうにある人々の暮らしと希望 ― 長崎から考える命と平和の20年」

  • 日時:2026年9月9日(水)19:00-20:30

  • 会場:良順会館ボードインホール(長崎大学医学部坂本キャンパス)

  • 住所:〒852-8102 長崎県長崎市坂本1-12-12

  • 参加費:無料(要申込)

  • 主催:長崎大学熱帯医学研究所、認定NPO法人ロシナンテス

見どころ

  • 初来日のロシナンテス・スーダン人スタッフが、内戦下の暮らしや復興への思いを語ります。

  • スーダンで20年間活動を続けてきた川原尚行が、現地で目にしてきた「命」と「医療」の現場をお話しします。

  • 長崎大学とロシナンテスの協働や、長崎とアフリカをつなぐ医療・研究の歴史についてもご紹介します。

  • 質疑応答や講演後の個別取材も予定しています(時間の都合により調整)。

スーダン情勢について

2023年4月15日、スーダンで国軍(SAF)と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との間で大規模な武力衝突が発生しました。首都ハルツームで始まった戦闘は各地へと広がり、3年を超えた現在も、ダルフールやコルドファンをはじめ各地で戦闘や攻撃が続いています。

長期化する紛争により、紛争開始以降、国内外で1,000万人を超える規模の人々が避難を余儀なくされ、2026年には約3,370万人が人道支援を必要としています。食料不足や医療体制の崩壊、感染症の流行などが人々の暮らしを脅かし、支援を必要とする人々に十分な援助を届けることも困難な状況が続いています。

荒らされていたハルツームのロシナンテス事務所

故郷を離れざるを得なかった人々が長期にわたる避難生活を強いられる一方、戦闘が収まった地域では帰還の動きも見られます。しかし、生活や医療を支えるインフラは大きな被害を受けており、安全な暮らしを取り戻すまでには多くの課題が残されています。スーダンは今、世界最大規模の避難民危機を抱える、最も深刻な人道危機の一つに直面しています。

戦闘の被害を受けたハルツームの街

ご取材について

当日のご取材を歓迎いたします。

講演中の撮影のほか、講演終了後には登壇者への個別取材にも可能な限り対応いたします。事前にご連絡いただけますと、当日のご案内がスムーズです。

国立大学法人長崎大学について

長崎大学は、1857年にオランダ人医師ポンペ・ファン・メールデルフォールトにより行われた日本初の医学伝習を創基とし、戦争被爆による壊滅の体験を経て、1949年各種専門教育機関を糾合し、5学部1研究所から構成される新制大学として再構築された。現在は、10学部6研究科1学環3研究所及び長崎大学病院を有する総合大学に発展している。基本理念として「長崎に根づく伝統的文化を継承しつつ、豊かな心を育み、地球の平和を支える科学を創造することによって、社会の調和的発展に貢献する。」ことを掲げ、世界的“プラネタリーヘルス″教育研究拠点となることを目標として教育、研究、社会貢献等を推進している。

https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/guidance/philosophy/university/index.html

長崎大学 熱帯医学研究所について

1942年に長崎医科大学に設置された東亜風土病研究所を前身とする研究所。1967年に熱帯医学研究所に改称され、アジア、アフリカなど、その研究活動を途上国へと拡大してきた。熱帯病の中でも最も重要な領域を占める感染症を主とした疾病と、これに随伴する健康に関する諸問題を克服することを目指し、関連機関と協力して、熱帯医学及び国際保健における先導的研究と、その研究成果の応用による熱帯病の防圧ならびに健康増進への国際貢献、さらにこうした問題に関わる研究者と専門家の育成を進めている。

アフリカ大陸では1960年代から感染症研究を展開しており、2005年にはケニア共和国の首都ナイロビにケニアプロジェクト拠点を設立。現地機関と共同で、熱帯病の制圧や医療人材の育成に取り組んでいる。

https://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nekken/index.html

認定NPO法人ロシナンテスについて

内戦中のスーダンに外務省医務官として赴任した川原尚行が、外務省を辞して2006年に立ち上げた国際NGO。病院が無いなどの理由で必要な保健医療が受けられない地域に、医療が届く仕組みを整備することで、誰もが健やかに生きることができる環境を作ることを目指して活動する。アフリカのスーダン・ザンビアを中心に、巡回診療や診療所建設、給水所建設などを実施している。

ロシナンテスの名前は、小説「ドン・キホーテ」に出てくるドン・キホーテの乗る痩せ馬のロシナンテに由来している。「私たち一人ひとりは痩せ馬ロシナンテのように無力かもしれない、しかし、ロシナンテが集まりロシナンテスになれば、きっと世界を笑顔にできるはず」という想いをこめて名づけられた。

団体概要

  • 団体名 :認定NPO法人ロシナンテス

  • 代表者 :理事長 川原尚行

  • 所在地 :〒802-0082 福岡県北九州市小倉北区古船場町1番35号

  • 設立   :2006年5月1日

  • ウェブサイト :https://www.rocinantes.org/

理事長 川原尚行プロフィール

1965年福岡県北九州市生まれ。1984年福岡県立小倉高等学校卒。

1992年九州大学医学部を卒業後、九州大学第二外科(現:消化器・総合外科)に入局し同外科および広島赤十字・原爆病院で研修を行う。

九州大学大学院修了ののち、1998年外務省入省。在タンザニア日本大使館に二等書記官兼医務官として着任。その後ロンドン大学(イギリス)で熱帯医学を履修し、2002年在スーダン日本大使館に一等書記官兼医務官として着任。2005年1月、外務省を辞職し同年4月よりスーダン国内での医療活動を開始。翌2006年5月、北九州市に「NPO法人ロシナンテス」を設立。九州大学・長崎大学各客員教授、熊本大学薬学部臨床教授。

著書

  • 『もうひとつのスーダン 日本人医師 川原尚行の挑戦』 主婦の友社 2010年(共著)

  • 『行くぞ!ロシナンテス 日本発 国際医療NGOの挑戦』 山川出版社 2015年

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会社概要

認定NPO法人ロシナンテス

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URL
https://www.rocinantes.org/
業種
医療・福祉
本社所在地
福岡県北九州市小倉北区古船場町1-35 北九州市立商工貿易会館7階
電話番号
093-521-6470
代表者名
川原 尚行
上場
未上場
資本金
-
設立
2006年05月