AIクラウド車両入退場管理システム「GENBA-Tracer」(ベータ版)をリリース
■ 本サービスで解決する課題
これまでの工事現場での車両の入場管理は、紙による入退場チェックに依存しており、その管理作業に多くの人的リソースが必要でした。特に、建設残土を輸送する現場などでは透明性が求められ、 作業工数が膨大となり多大なコストがかかっています。本サービスの導入により、車両の入退場履歴や帳票作成をAIやクラウドシステムを利用して自動化し、省力化のみならず確実な管理を実現します。
■ 本サービスの概要
本サービスは、現場に専用のカメラ端末を設置することで、入場車両のナンバーを自動で認識し、カメラ端末から携帯回線を使用してWebクラウド上のデータベースに情報送信することで機能します。入場車両がカメラの手前で停車するとAIが車番を認識します。特別な工事・配線は不要で、車両へのセンサー搭載も必要ありません。
Webクラウドシステム上ではリアルタイム閲覧もでき、遠隔の事務所にいながら車両入退場の状況把握が可能です。また、日次・月次といった単位で帳票を出力し、業務に活用することもできます。
■ 本サービスの特徴
車両入退場管理の省力化・ペーパーレス化
これまで伝票など紙媒体を介して実施していた車両入退場管理を、現場に設置したカメラ端末とWebクラウドシステムで行います。現場や事務所での紙の記録が不要となり、管理の省力化、ペーパーレス化が実現し、トータルコストを削減できます。「ICT活用による生産性向上に資する技術提案」としても有効です。
透明性の担保
本サービスでは、事前の車両登録が可能となっています。残土搬出入などの、特に輸送時の透明性が特に求められる工事では、事前登録の無い車両をゲートで排除することもできます。搬出入に関わる業務の信頼性や、現場の安全管理に役立ちます。
リモートで管理
履歴はWebクラウドシステムで閲覧できるため、現場に行かなくてもWebにアクセスすることでいつでも運搬の進捗状況を把握することができます。閲覧ユーザーの管理もシステム上ででき、会社を超えて履歴を共有、進捗を可視化できるというのも大きな特徴です。
サービスイメージ
GENBA-Tracerの詳細はこちら:https://www.ixs.co.jp/genba-tracer/
■ イクシスの注力領域
イクシスは、産業保安人材の高齢化や設備の高経年化等の環境変化、また自然環境配慮への対応も喫緊の課題となる中、社会・産業インフラ向けデジタル・トランスフォーメーション※の推進に取り組んでいます。
デジタル・トランスフォーメーション推進を目指して、イクシスは『「どこでも現場を手の中に」を社会実装』を実現すべく、3D連動ソリューションとして各種サービスを展開しています。
今後もイクシスが強みとするロボットやAI、3D連動ソリューションを連携したサービスを社会実装する取り組みを一層加速させ、社会インフラ・産業インフラ分野共にデジタル・トランスフォーメーション化を推進し、現場における生産性向上、品質向上、安全性向上に取組みます。
イクシスがインフラ業界に3D連動ソリューションを提供するビジョン
※ デジタル・トランスフォーメーション:
デジタル技術の活用により、既存のビジネスの枠組みを覆し、より良いものへ変革を起こすことで生活やビジネスのスタイルの価値変革を起こすこと。建設分野でもロボット、人工知能(AI)、拡張現実(AR)、BIM/CIMといったデジタル技術の活用による生産性向上、品質向上、安全性向上等が期待されています。
※ BIM/CIM:
Building Information Modeling/ Construction Information Modeling(Management)
計画、調査、設計段階から3 次元モデルを導入することにより、その後の施工、維持管理の各段階において3 次元モデルを連携・発展させて事業全体にわたる関係者間の情報共有を容易にし、一連の建設生産・管理システムの効率化・高度化を図る取り組みです。
※ デジタルツイン(Digital Twin):
サイバー空間に現実空間をコピーしシミュレーション予測等ができる技術
※ 3D Point Cloud:
3Dスキャナ等を用いて3次元点群データを取得する技術
※ XR:
クロスリアリティ、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の総称
■ 株式会社イクシスの概要
イクシスは「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションとし、ロボットを利用したデータ取得・AI解析・3次元データ連携等、インフラ関連業界におけるDXを支援、そして社会課題の解決への貢献を目指しています。
■ プレスリリース
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