がん患者サポートアプリ「ハカルテ」、累計10,000ダウンロード突破
ユーザーデータからみる40〜50代「働く世代」のがん治療実態
株式会社DUMSCO(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:西池成資、以下 当社)は、提供するがん患者サポートアプリ「ハカルテ」が、2026年1月に累計10,000ダウンロードを達成したことをお知らせいたします。

2024年7月にリリースした「ハカルテ」は、がん患者さんが日々の体調や服薬状況を測定・記録し、医療者に心身の状態を伝える手助けをするがん患者サポートアプリです。患者が自分の状態を知り、より主体的に治療やケアを受けられるようサポートすることで、がん患者の自己効力感を高め、治療生活のQOL向上につなげることを目的として開発されました。
リリース以降もユーザーの声をもとに継続的にアップデートを重ね、リリースから約1年半で10,000ダウンロードを達成しました。この数字は、多くの患者さんの日常生活の中で「ハカルテ」が利用されてきた積み重ねであると受け止めています。
「ハカルテ」のユーザーデータからみる利用実態
10,000ダウンロードの節目として、これまでのハカルテの利用データ(※)を分析しました。データからは、がん患者さんが治療や生活の中でどのように本アプリを活用しているか、その利用実態が見えてきています。
(※データは匿名化・統計化されたものを使用しています)
1. ユーザー属性:40〜50代、働き盛りの女性がん患者さんから支持
ハカルテを最も活用しているのは、40代(27.5%)から50代(35.9%)の世代。全体の約6割がこの層であり、性別では女性ユーザーが81.2%を占めています。


がん種別では、「乳がん」が42.7%と最も多く、次いで大腸がん、卵巣がんと続きます。仕事や家事、育児などで忙しい世代の女性のがん患者さんたちに多くご利用いただいていることがわかりました。

2. 利用開始のタイミング:治療が本格化したタイミングで利用開始
アプリを使い始めた時期は、診断直後(1ヶ月未満)の利用は6.7%にとどまり、多くの方は「治療が本格化し始めた時期」、あるいは「1年以上続く長期の治療期」にハカルテを使い始めていることがわかります。 これは、「がん治療が仕事や生活と両立しながら長く付き合っていくもの」に変化していることも影響していると思われます。

3. 服薬状況:よく使用されている抗がん薬
使用されている抗がん薬のトップ10は以下の結果となりました。
1位:パクリタキセル(タキソール、パクリタキセル)
2位:シクロホスファミド水和物(エンドキサン)
3位:カルボプラチン(カルボプラチン、パラプラチン)
4位:ドセタキセル(ドセタキセル、ワンタキソテール、タキソテール)
5位:エピルビシン塩酸塩(エピルビシン)
6位:タモキシフェンクエン酸塩(タモキシフェン、タモキシフェン、ノルバデックス)
7位:ドキソルビシン塩酸塩(アドリアシン、ドキシル、ドキソルビシン)
8位:その他
9位:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)(キイトルーダ)
10位:オキサリプラチン(エルプラット、オキサリプラチン)
乳がんや婦人科がんの化学療法で中心となる薬剤が上位を占めています。また、9位には免疫チェックポイント阻害薬(ペムブロリズマブ)もランクインしています。
4.登録されている「服薬の薬」のトップ10
抗がん剤以外の、服薬の薬として登録されている薬剤のトップ10は以下の結果になりました。
1位:アセトアミノフェン
2位:デキサメタゾン
3位:酸化マグネシウム
4位:酸化マグネシウム
5位:タモキシフェン
6位:メトクロプラミド
7位:ロキソプロフェンナトリウム
8位:ロキソプロフェンナトリウム
9位:レバミピド
10位:オランザピン
※商品名で登録されている薬剤については一般名(成分名)に統合して表記しているため、同一成分の薬剤が複数箇所に記載されている場合があります。
解熱・消炎鎮痛剤やそれと併用しているであろう胃粘膜保護薬、吐き気を抑えるための制吐剤やステロイド、下剤、ホルモン療法薬などが上位にあったので、がん治療の場が病院から在宅へと移行する中で、患者は「痛み」や「便秘」といったQOLに直結する様々な副作用を処方された薬剤を用いてコントロールしており、セルフマネジメントを支えるデジタル管理の重要性が示唆されました。
5. 副作用症状のリアル:よく記録されている症状
ユーザーが記録している症状のトップ10は、以下の通りです。
1位:疲れ・だるさ
2位:頭痛
3位:手足のしびれ
4位:吐き気
5位:眠気
6位:食欲不振
7位:気分が晴れない
8位:腹痛
9位:口のかわき
10位:不眠
「しびれ」や「だるさ」は、検査数値には現れにくく、診察室で医師に伝えるのが難しい症状として代表的なものです。また、7位には「気分が晴れない」が入っており、身体的な苦痛だけでなく、精神的な揺らぎもハカルテに記録されていることが分かりました。
6. 活用実態:よく使われている機能
よく使われている機能のランキングでは、「症状」「排便」が上位となりました。 ハカルテはスマホのカメラを用いて心拍変動を測定し、自律神経の状態を記録できる機能があるため、3位に「HRV(心拍変動)」がランクインしています。
1位:症状記録
2位:排便記録
3位:HRV(自律神経)測定・記録
4位:体温記録
5位:体重記録
6位:メモ
7位:睡眠記録
8位:血圧記録
9位:服薬記録
他にも体温、体重、血圧といったバイタルデータと、日々の自由記述のメモを組み合わせ、日々の体調記録に役立てていただいております。
7.ユーザーの声:「ハカルテを使って良かったこと」
ユーザーアンケートで寄せられた、実際にハカルテを使って「役に立った」「良かった」と感じた声をご紹介します。
【症状管理・セルフケアに関して】
「抗がん剤後の副作用が出る時期を記録、把握しやすい」
「副作用の周期が分かった」
「前回の抗がん剤治療の副作用の振り返りが簡単にでき、副作用が出る前に備えられる」
「投与後何日目にどんな症状が出るか予測出来た」
「体調情報の一元管理」
「お薬の副作用で太りやすくなるので体重管理をするのに役に立っている」
「薬の時間をお知らせしてくれて飲み忘れ防止になる」
「服薬を忘れてしまうことがあったがハカルテを使い始めて減った」
【診察時のコミュニケーションに関して】
「診察時に伝えたいことをまとめる際に、副作用や身体の状況を振り返りやすくなった」
「副作用の内容と頓服薬を使った時期を伝えやすい」
「プリントアウトして持って行ったら、主治医が興味を示し、会話が弾んだ」
「記憶が曖昧なまま伝える事が無くなった。特に頓服薬を飲んだ回数や、発熱の時期など」
【心の変化に関して・その他】
「体調が良くない時でも症状別に簡単にクリックするだけ」
「体調が悪く字が書けないときでも、アプリなら手軽に入力できることがありがたい」
「振り返りがまとめて見られるので客観的に考える事ができる」
「症状を記録することで精神的安心につながる」
「副作用のサイクルを知ることによって、抗がん剤治療に対してどっしりと構えることができた」
「症状を細かく管理する事で自分の状態を強く認識出来る」
「基本的な測定(体温、体重、血圧)が習慣化できた」
「体調を記録することにより休薬期間の過ごし方(仕事やプライベートのスケジュール調整)の参考になる」
「朝と夕方症状が違うこともあるので、スマホで修正できるのが良い」
8.まとめ:「患者自身の体調記録」がこれからのがん治療のカギ
今回のデータ集計から、ハカルテは特に40-50代の女性がん患者さんに多くお使いいただいていることがわかりました。治療期間が長期化し、自宅で過ごす時間が多くを占めるようになった現代のがん治療において、ご自身の日々の体調をデータ化することで、主観的な「つらさ」を客観的な「記録」へと変え、医療者とのコミュニケーションに役立てていただけておりましたら幸いです。
ハカルテはこれからも、ユーザーの皆様の声に耳を傾け、がん治療に携わるすべての人にとって、より役立つツールとなれるよう進化を続けてまいります。
がん患者サポートアプリ「ハカルテ」について

ハカルテは、誰もが簡単に継続的な体調管理を行えるよう、ユーザー目線に立った開発・改善を重ねている点が特徴です。体調の記録から分析まで、包括的な健康管理機能を提供し、ユーザーが自分の健康状態を正しく把握し、より主体的に健康管理に取り組めるようサポートすることで、QOL(生活の質)向上に寄与することを目指しています。
今後は健康アドバイス機能の提供や、医療従事者との相談機能なども追加していくほか、アプリ内で健康に関する情報提供なども行い、より広くユーザーの健康をサポートできるアプリを目指してまいります。
詳細は下記をご確認ください。
ハカルテWebサイト
ハカルテ公式note
SNS(がん患者さんに役立つ情報を発信しています)
https://www.instagram.com/hakarute/
株式会社DUMSCOについて
「持続可能なパフォーマンスをデザインする」をミッションに、データ分析とテクノロジーで課題を解決するべくサービス開発や企業向け生産性向上コンサルティングを提供しています。
ハカルテ事業にとどまらず、前身アプリが300万DLを突破しリニューアル後もユーザー数を伸ばしているセルフコンディショニングアプリ「Habitone」、toB向けストレス測定アプリ「ANBAI」、ポーラメディカルと共同開発している熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」など、さまざまな事業を展開しています。
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