東京都品川区のスケッター、80%が「介護業界未経験者」 裾野拡大に寄与
〜地域住民で支える互助の仕組み構築へ〜
■スケッター登録者の80%が介護業界未経験者
介護・福祉領域に特化した有償ボランティアのマッチングプラットフォーム「スケッター」を運営する株式会社プラスロボは、2024年9月から連携中の東京都品川区におけるスケッターの取り組みに関する分析結果を発表した。
周知開始から半年間で介護施設への応募が500件近くあり、職員採用にも繋がった。
また、品川区のスケッター登録者の80%が介護施設での就業経験がない業界外の「未経験者層」で、介護業界に新しく関わる人の増加(介護人材の裾野拡大)に繋がった。

●主なトライアル参加理由
・現場の業務負担軽減
・利用者のQ O L向上(サービス力の向上)
・地域住民(関心層)との接点構築
・採用広報力(発信)の強化
●主なトライアルに参加して良かった事
・広報力向上につながる口コミ(体験レポート)が発信されたこと
・利用者のQ O L向上(サービス力の向上)につながったこと
・現場の業務負担軽減されたこと
・役割分担による生産性向上
・外部の目が入ることが現場への刺激になった
・介護職への興味を喚起につながった(採用につながった)
●9割の事業所が「様々な地域の人を手軽に呼ぶことができるツールと感じた」と回答。
●9割の事業所が「スケッターが来てくれたことで、助かった(助けられた)と感じた」と回答。
●全ての事業所が「これからも地域の方との接点づくりをしたい」と回答。

●スケッターとは
「スケッター」は、地域住民で福祉を支える令和時代の互助インフラ構築(地域共生社会の実装)を目的に、2019年にリリースされた「すきま時間のお手伝い」プラットフォーム。未経験者や資格のない方でも自分のできること(身体介助以外)で福祉に関われるのが最大の特徴。
登録者約8000人のうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種で、あらゆる業界からの関係人口を増やし続けている。
学生や10〜30代の若者をはじめ、60〜80代のアクティブシニアも活躍するなど幅広い世代の地域人材が関わっており「関心はあるけど、関わるきっかけや手段がなかった」潜在的な関心層を惹きつけている。
「スケッター」▼
スケッターは、各自治体との連携が加速しており、福岡県北九州市、熊本県熊本市、宮城県仙台市、東京都中野区、東京都品川区、神奈川県川崎市、神奈川県小田原市、長野県須坂市、長野県小諸市、茨城県大子町などとも連携している。

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