【双葉電子工業】製造業の”隠れ残業”を50%削減 ― 部品調達30時間の課題を刷新するDXプラットフォームをフタバオーダーサイトで提供

双葉電子工業株式会社

2025年11月6日 14時00分

双葉電子工業株式会社（本社：千葉県茂原市、以下当社）は、フタバオーダーサイトの新たな機能として、「図面加工品」見積・発注サービスを追加します。

本サービスは部品の見積・発注だけでなく、製造業における部品調達の効率化を実現するサービスとして公開する予定であり、今までのフタバオーダーサイトの機能がより充実するという意味合いで「フタバオーダーサイトPlus（以下、FO Plus）」と称し、その中の最初のサービスとしてリリースいたします。

製造業の部品調達は、いまだにメール・FAX・電話といった"アナログの三重苦"に苦しんでいます。当社の調査では、1つの設備・装置の部品を発注するのに平均30時間を要し、図面を50回も送付するという驚きの実態が明らかになりました。本サービスは、こうした非効率を解消するために開発されました。

「FO Plus」は、図面をアップロードするだけで見積が届く、製造現場のアナログな業務をデジタル化されたスマートな業務へと進化させるプラットフォームです。本サービスは、当社ECサイトとグループ会社である株式会社カブクが取り扱う製造業向けの業務効率化支援サービス「Kabuku Cloud」を融合し開発したサービスで、今回のサービス開始により、お客様はあらゆる図面付き加工部品を手軽に調達できるようになります。

【開発背景】

当社は、金型業界を始め、様々な製造業のお客様の図面付き部品を製造・販売しておりますが、製造業での人手不足は深刻化しており、1人あたりの生産性向上が急務となっています。特に、設備・装置用部品では、部品の種類や図面数が多く、調達業務における大きな課題となっています。

当社が実施したアンケート調査では、約5０％の調達担当者が、1つの設備・装置部品の見積・発注を完了するまでに、平均30時間以上掛けており、50回以上の図面送付を実施しているという結果となりました。

また、図面の仕様伝達において、多くの企業が、対面での打合せ、メール、電話、FAXなどの複数の手段を利用しており、設計変更や図面記載外の指示事項などの見落とし、連絡ミスが発生しており、図面の仕様伝達における課題が浮き彫りとなりました。

調査の結果、経済政策としてDX化が推進される現代において、製造業ではメール・FAX・電話が主流という”2025年の現実”が浮き彫りとなりました。「FO Plus」は、2D図面やCADデータを専用WEBサイトにアップロードするだけで見積・発注を依頼でき、従来のメールやFAXでの図面送付が不要となるだけでなく、見積・発注画面上で、図面リスト化と書込みやチャットなどの機能も搭載しています。

これらの機能により、従来280時間を費やしていた購買業務の「50％削減（140時間）」が可能となり、より新たな付加価値業務に取組む時間を創出できるようになります。