モルガン・スタンレーの株式取引執行基盤活用による当社日本株サービスの抜本的拡充について
対象は当社で日本株をお取引される全てのお客さま、取引手数料は各種キャンペーン・プログラム・優遇プラン等含め、従来通りの水準でご利用いただけます。
当社は、進化・変化し続ける日本株市場の中で、MSMSのSOR・取引執行アルゴリズムの活用により、世界最高水準の性能の取引執行サービスをお客さまに継続的に提供すべく、引き続き更なるサービス拡充を検討してまいります。
■モルガン・スタンレーの株式取引執行基盤について
モルガン・スタンレーの株式取引執行基盤は、世界主要各国をはじめとした35ヵ国以上の株式市場において、幅広い機関投資家(アセットマネジメント、年金、基金、ヘッジファンド等)のお客さまに対し、サービスを提供するグローバルなプラットフォームです。
世界中の取引所システムが年々高速化・高度化し、投資家保護の目線も高まる中、最も要求水準の高い顧客ニーズ、取引所及び当局の目線に応えるため、同社は、常時最先端の性能へのアップグレード投資を継続することで、世界中の機関投資家から評価・支持され、株式取引における世界トップクラスのシェアを維持しています。
(1)SORサービスの特長とサービス拡充
(SORサービスの特長)
①最良価格の常時検知・執行と高速発注による価格改善と約定率向上機会を提供
モルガン・スタンレーのSORは世界トップクラスのデータ授受・執行スピードを有しており、この優位性を活かし、お客さまの発注時だけでなく、全量約定時まで、 各市場(東証・PTS・ダークプール)の最良価格を検知・執行することにより、高い価格改善効果と約定率向上を目指します。
②お客さまの注文の市場へのシグナル抑制
お客さまの注文はIOC(Immediate or Cancel)での発注に加え、各市場(東証・PTS・ダークプール)に高速かつ同時での到着を目指す仕様です。
本仕様により、レイテンシーアービトラージ(先回り発注等)の可能性を最大限排除しております。
(SOR注文のサービス拡充について)
従来より、ご提供している自動売買サービス・注文訂正について、今般、SOR注文においてもご利用いただけるようにサービスを拡充します。
これにより、SORを利用した取引においても、多様な取引執行方法をご利用いただけるようになります。
(SOR利用による1注文あたり約定金額別の価格改善効果) 2022/1/4~2022/12/30実績(※1)
(※1)2018年度より当社にて提供しているSORサービスの東証最良気配対比の価格改善効果
SOR利用による価格改善効果があった注文件数は全体の14%。上表はその1注文あたり約定金額別実績です。
(2)取引執行アルゴリズムについて
世界中の機関投資家が利用するモルガン・スタンレーの取引執行アルゴリズムの中から7種類を選定、当社にて個人のお客さまがご利用いただきやすい形にカスタマイズして提供します。また、アルゴリズムの基本性能は、モルガン・スタンレーにて常時アップグレードが行われたものをご利用いただけます。
従来からご提供している当社の自動売買サービスと合わせ、14種類の取引執行サービスをご利用いただくことで、お客さまの様々な取引執行ニーズに対応します。
アルゴリズムと自動売買による取引執行サービスをご利用いただきながら、SORによる価格改善と約定率向上のメリットをご享受いただけます。
(当社にてご提供予定の取引執行アルゴリズム)
アルゴリズム名(※2) | 概要 |
ステルス | 指定された価格の気配が表示されるまで発注せずに待機、気配が表示された瞬間に発注するアルゴリズム。自身の注文の気配を一切表示させずに取引を行うことが可能。 |
アイスバーグ | 気配への表示株数を指定し、注文株数全体を表示せずに分割発注するアルゴリズム。 |
アライバル | 発注時の株価を基準とし、マーケットインパクトや執行コスト等を抑えながら分割執行するアルゴリズム。 |
ペッグ | 注文価格を取引所の最良気配に連動させるアルゴリズム。 |
POV(% of Volume) | 注文株数を取引所の売買高に対して一定割合となるように分割発注するアルゴリズム。 |
TWAP | 注文株数を時間で均等に分割発注するアルゴリズム。 |
ダークプール | 取引所(東証・PTS)には発注せず、ダークプールのみに発注するアルゴリズム。 |
(※2)現時点の仮称であり、実際にお客さまに提供する名称や仕様詳細は後日お知らせします。
本件は、関係各所との調整の上、サービス提供開始となります。
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