「札幌ダイビル再開発プロジェクト」新築工事着工のお知らせ

ダイビル株式会社

ダイビル株式会社(大阪市北区、代表取締役社長執行役員 丸山卓)は、ダイビルグループ中長

期経営計画2035“BUILD NEXT.”における重点戦略の一つである「国内事業戦略~再開発・街創り~」

を体現するプロジェクトとして、かねてより推進しておりました「札幌ダイビル再開発プロジェク

ト」の新築工事に着手し、本日起工式を執り行いましたので、お知らせします。

  本計画は、札幌のメインストリートである駅前通りに面し、かつ地下街に直結する市内有数の好立

地に新たなランドマークビルを建設するものです。公共貢献の取組みとして、まちの集客装置となる

共用空間(まちのリビング)の整備、賑わい用途として低層部に商業機能の配置、中通の再整備を行

います。気候変動対応として環境負荷の抑制や災害時のBCP 対策も講じており、オフィス部につい

ては、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)※1 において、「ZEB Oriented」を取得する見込み

です。また、札幌市の札幌都心E!まち開発推進制度に基づき、「ゼロカーボン推進ビル」の認定を

受ける見込みです。なお、竣工は2027 年1月末を予定しております。

※1 建築物の省エネルギー性能の第三者認証による表示制度。

■立地

 本計画は2023 年5 月末に閉館したダイビルPIVOT 他の跡地に新ビルを建設するものです。札

幌市内では大規模再開発が続々と進み国内外からの観光客もより多く訪れ、周辺街区は一層賑わ

いが増していくものと期待されます。

 また、本計画地はビジネスエリアと商業エリアとが混ざり合う立地であり、札幌駅前通、南2 条

通、中通と表情の異なる通りに面していながら、積雪寒冷地において特に重要である地下直結とい

う利便性を備えており、そのポテンシャルを最大限に発揮することで街に対する賑わいの創出に

貢献します。

■コンセプト

 本計画は「つながりを創出し、伝播させていく」をコンセプトに、商業・オフィス・ホテルの

多様な人々の営みの連携により『コト』を、そこに暮らす人々と道外からの人々の相互作用により

『ヒト』を、札幌の歴史、文化とこれからの発展により『トキ』をつなぎ、そこで生まれるシナジ

ーを波及させることで、札幌の街にあたらしい風を吹き込むランドマークビルを造ります。

 外装では3 用途の多様性を、異なる表情のデザインの組み合わせにより表現し、周辺再開発と

差別化を行うことで札幌の新たな景観の創出を図ります。

■建物概要

(1)低層階(商業)

 低層階は駅前通り沿いのメゾネット区画、B2 階区画、北側中通り(通称OYOYO 通り)沿

 い区画の3 つの異なる特徴を持つ店舗で構成された商業施設としています。駅前通り沿い

 のメゾネット区画はブランドの顔出しによって街並みを彩る路面店舗、B2 階区画は日常動

 線のエスカレーターを設けた地下広場へ開いた店舗、北側中通り沿い区画は小規模区画を集

 積させた高密度な賑わい空間を創出し、街に開かれた商業施設を計画しています。

(2)中層階(オフィス)

 中層階(3 階から8 階)のオフィスフロアは駅前通り・南2 条通り・中通りに大きく開いた

 整形な空間とし、設備スペースをコア側に集約することで、十分な奥行を確保しつつ小割区

 画に対応しやすく自由度の高いオフィス空間としています。

(3)高層階(ホテル)

 高層階には、ウェディング事業国内大手のテイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区、代表

 取締役社長 岩瀬賢治)が手掛けるラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」

 (トランクホテル)が開業予定です。

 2017 年に東京・神宮前に1店舗目がオープン、昨年9 月に東京・代々木公園にも2店舗目

 がオープンしておりますが、北海道での展開は本プロジェクトが初となります。

■特色

(1)BCP 対応

  ・構造には制振ブレースやオイルダンパーを使った制振構造を採用し、強固な耐震性能を確

   保しています。建築基準法で定められた告示地震動の 1.5 倍の巨大地震動や内陸直下型

   地震に対しても安全性の検証を実施、JSCA(日本建築構造技術者協会)が定める耐震性

   能グレードにおいて「上級」に相当します。

  ・停電時への対応として、72 時間運転可能な非常用発電機を設置することで、防災設備や

   照明、トイレなどの主要機能ならびに貸室の一部に電力供給ができ、また、10 日間継続

   利用分の水供給が可能な仕様としています。

  ・地下2 階地下広場(まちのリビング)に100 人分の帰宅困難者一時滞在スペースおよび

   防災備蓄倉庫を計画しております。

(2)環境性能

  ・高効率熱源と大温度差送水システム、DHC(地域冷暖房システム)、Low-e 複層ガラスな

   どを採用し、環境負荷を抑制します。

  ・脱炭素に向けた取り組みの一つとして、CO2 フリー電力※2 を導入する予定です。

   ※2 非化石証書の使用により、実質的に再生可能エネルギー由来の電力。

■本計画に対応するSDGs

■完成予想パース

■本計画位置図

【お問合せ先】ダイビル株式会社 札幌事業部 TEL:011-218-0111

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会社概要

ダイビル株式会社

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URL
-
業種
不動産業
本社所在地
大阪府大阪市北区中之島3-6-32 ダイビル本館5階
電話番号
-
代表者名
丸山 卓
上場
未上場
資本金
-
設立
1923年10月