Google検索結果で表示されたページがAIに引用される割合は?Optyino.aiがAI回答186件を分析、検索1〜3位の引用率は7.3%

Google検索順位・AI引用URL・SERP包含率による、検索順位とAI引用の関係分析

株式会社Wallabee

Optyino.ai(オプティーノエーアイ)は、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォームであり、そこに蓄積されたAI回答ログをもとに、Google検索結果に表示されたページのうち生成AIが実際に引用する割合を、検索順位別に分析しました。

本調査では、「おすすめの女性保険を教えて」「東京で注文住宅を検討しています。おすすめのハウスメーカー教えて」「EC物流のおすすめを教えて」など、保険・金融や住宅、物流、旅行・留学、家計管理、塾・通信教育まで幅広い業種の「おすすめ」系プロンプト48件を対象に、2026-07-07から2026-07-10までに取得されたAI回答186件を分析しました。

調査サマリー

Optyino.aiは、ChatGPTの回答186件と、同一回答に紐づくGoogle検索結果ページ6,461件を照合しました。 対象は48プロンプト、期間は2026年7月7日から7月10日までの4日間です。 

検索結果に表示されたページのうち、実際にAIが引用した割合(以下、ページ引用率)は3.8%(95%CI 3.3%〜4.3%)でした。

検索順位別に見ると、1〜3位のページ引用率は7.3%(95%CI 6.3%〜8.5%)、4〜10位は1.9%(95%CI 1.6%〜2.4%)で、上位3件は4〜10位の約3.8倍引用されやすいという結果になりました。

 一方、AIが引用したURL973件のうち、同一回答のGoogle検索上位10件にも含まれていた割合(以下、AI引用のSERP包含率)は25.1%にとどまり、AIの引用は検索順位だけでは説明しきれないことがわかりました。 

プロンプト別ではページ引用率が最大8.0%から48件中2件の0%まで分布し、ドメイン別では引用一致244件のうち65件、26.6%を上位10ドメインが占める一方、残りの73.4%は多数のドメインに分散していました。

調査の背景

生成AIの回答に自社の情報が引用されるかどうかは、AI検索時代における新たなブランド露出の指標として注目されています。

 一方で、従来のSEOで培われてきた「検索順位が高いページほど有利」という経験則が、AIの引用選定にもそのまま当てはまるのかどうかは、まだ十分に検証されていません。 

仮に検索順位だけでAI引用が決まるのであれば、企業が取るべき対策は従来のSEO対策の延長線上で完結することになります。 

しかし実際には、AIは複数の検索クエリや情報源を横断して回答を生成しており、単純な検索順位以外の要因が引用に影響している可能性があります。 

そこでOptyino.aiは、ChatGPTの回答に引用されたページと、同一の質問に対するGoogle検索結果の順位を直接照合し、検索順位とAI引用の関係を定量的に検証しました。

主な調査結果

検索順位1〜3位のページ引用率は7.3%、4〜10位は1.9%にとどまる

検索順位1〜3位のページ引用率は7.3%(95%CI 6.3%〜8.5%)で、4〜10位の1.9%(95%CI 1.6%〜2.4%)を大きく上回りました。

 ページ引用率とは、Google検索結果に表示されたページのうち、同一回答でAIが実際に引用したページの割合を指します。 上位3件は4〜10位と比べて約3.8倍引用されやすく、検索順位の高さとAI引用の間には明確な関係が見られます。 

一方で、4〜10位でも1.9%は0ではなく、検索順位だけがAI引用を決める唯一の要因ではないことも示唆されます。 この結果は、Google検索で上位表示を獲得すること自体が、AIに引用されるための有力な経路の一つであることを示しています。

AIが引用したURLのうちGoogle検索上位10件に含まれるのはわずか25.1%

AIが引用したURL973件のうち、同一回答のGoogle検索上位10件にも含まれていたのは244件、割合にして25.1%でした。 

残り74.9%にあたる729件は、検索クエリの上位10件の外や、今回取得していない検索クエリ・検索基盤などから引用されていたことになります。

 この結果は、AIの引用がGoogle検索の上位10件だけでは説明しきれないことを示しています。 検索結果とは異なる検索クエリでの上位表示や、検索結果に依存しない情報源からの引用も相応に起きている可能性があります。 

検索順位対策だけに頼らず、AIが情報を拾いやすいコンテンツづくりを並行して進める必要があると考えられます。

プロンプト別のページ引用率は最大8.0%、48件中2件は0%

48プロンプトのうちページ引用率が最も高かったのは8.0%で、最も低い2件は0.0%でした。

順位

プロンプト

SERP表示ページ数

AI引用一致ページ数

ページ引用率

1

おすすめの女性保険を教えて

138件

11件

8.0%

2

夫婦におすすめの家計簿アプリを教えて

138件

11件

8.0%

3

家事代行サービスでおすすめを教えて

139件

11件

7.9%

4

早慶の文系に合格したいです。おすすめの塾を教えて

132件

9件

6.8%

5

東京で、太陽光パネルを設置したいです。おすすめの業者を教えて

132件

9件

6.6%

6位以降の結果はこちらを参照:

https://optyino.ai/press/ai-citation-serp-rank

最上位の「おすすめの女性保険を教えて」など複数のプロンプトが8.0%前後に並ぶ一方、上位5件はいずれもページ引用率6.6%以上でした。

 保険や家計簿アプリ、住宅関連のプロンプトが上位に多く並ぶ一方、物流や語学・留学系のプロンプトは相対的に低い順位に位置する傾向が見られ、48件中2件は引用一致がゼロでした。 

ただし1プロンプトあたりの回答数は4件程度と少なく、個々のプロンプトの数値は振れ幅が大きい点に留意が必要です。 

プロンプトのテーマによってAI引用の起こりやすさが大きく異なることから、GEO施策は業種・トピックごとに優先度を検討する必要があると考えられます。

AI引用一致ページの26.6%が上位10ドメインに集中

AI引用が一致した244件のうち65件、26.6%を上位10ドメインが占めています。

順位

AI引用一致ページ数

ページ引用率

1

10件

28.6%

2

8件

19.0%

3

8件

18.2%

4

7件

58.3%

5

7件

28.0%

6位以降の結果はこちらを参照:

https://optyino.ai/press/ai-citation-serp-rank

残り73.4%にあたる179件は、個別の引用件数が数件程度にとどまる多数のドメインに分散しており、特定の少数サイトだけに引用が偏っているわけではありません。 

上位10ドメインの中には、SERP表示ページ数が10件台と少なくてもページ引用率が50%を超える水準のドメインも含まれており、検索での露出回数が少なくても高い確率でAIに引用されるドメインが存在することがわかります。

 ドメイン単位で見ると、掲載実績の多さよりも情報の専門性・信頼性の高さがAI引用を後押ししている可能性があり、新規にAI引用を狙う場合でも上位ドメインと同等の露出を得られる余地があると考えられます。

AI引用率は調査期間中に3.2%〜4.4%で推移、最終日に上昇

ページ引用率は調査期間中、最低3.2%(07-09)から最高4.4%(07-10)の範囲で推移しました。

 日別に見ると、2026-07-07は3.8%、07-08は3.6%、07-09は3.2%、07-10は4.4%で、調査期間の最終日にもっとも高い水準となりました。

 同じ07-10には、AI引用のSERP包含率も30.1%と4日間で最も高く、この日は検索結果との重なりも大きくなっていました。 

4日間という短い期間のスナップショットであるため、これが継続的な傾向なのか日々の変動なのかは、より長期のデータでの検証が必要です。

調査から分かる考察

今回の調査から、AIへの引用は検索順位と一定の関連を持つものの、検索順位だけでは説明しきれないことがわかりました。

 検索順位1〜3位のページ引用率は7.3%で、4〜10位の1.9%と比べて約3.8倍高く、Google検索で上位表示を獲得すること自体は、AIに引用されるための有力な経路の一つだと考えられます。 

一方で、AIが引用したURLのうちGoogle検索上位10件にも含まれていたのは25.1%にとどまり、残り74.9%は上位10件の外や、今回取得していない検索クエリ・検索基盤から引用されていました。 

つまり、検索順位で上位10件に入るだけでは、AIに引用される可能性の4分の1程度しか説明できないことになります。

 この結果を踏まえると、GEO対策ではSEOで検索順位を上げる取り組みが引き続き重要である一方、それだけでは不十分であり、AIが回答を生成する際に参照しやすい一次情報や比較根拠、明確な結論をページ内に用意しておくことが同じくらい重要だと考えられます。 

具体的には、価格や条件の比較表の掲載、公的機関のデータや一次情報への言及、質問に対して単刀直入に答える構成など、AIが引用しやすい形でコンテンツを整理する施策が有効な可能性があります。

 また、プロンプト別のページ引用率が8.0%から0%まで分布していたことから、テーマによってAI引用の起こりやすさは大きく異なり、GEO施策は業種・トピックごとに優先度を検討する必要があります。

 さらに、AI引用一致244件のうち上位10ドメインが占めるのは26.6%にとどまり、残り73.4%は多数のドメインに分散していたことから、既に確立した大手サイトでなくても、検索順位対策とコンテンツの質を両立させれば新規にAIへ引用される余地は十分にあると考えられます。 

4日間という短い期間のデータであり、日によってページ引用率が3.2%〜4.4%で変動していた点も含め、継続的な傾向かどうかはより長期のデータでの検証が必要です。

調査概要

  • 調査テーマ: 検索結果に表示されたページのうち、実際にAIが引用する割合をGEOの観点から分析

  • 調査期間: 2026年7月7日〜2026年7月10日(AI回答データとGoogle検索結果データのIDが一致した4日間)

  • 対象プロンプト: 48件(保険・金融、住宅・生活サービス、物流、旅行・留学、AI/GEO関連、家計・資産管理アプリ、塾・通信教育など幅広い業種の「おすすめ」系質問)

  • 分析対象回答数: 186回答

  • 抽出引用URL数: 1,164件(回答内の重複を含む延べ出現数)

  • 集計対象引用URL数: 973件(回答内の重複を除いた実質件数)

  • SERP表示ページ数: 6,461件(検索結果に表示された重複除去後のページ数)

  • AI引用一致ページ数: 244件

  • 使用データ: Optyino.ai上のAI回答ログ(ChatGPT)およびGoogle検索結果データ(各検索クエリの自然検索結果)

  • 主な分析指標: ページ引用率、AI引用のSERP包含率、順位帯別引用率、ドメイン引用率、プロンプト別・日別比較

  • 調査主体: Optyino.ai

注記

※分析対象は、AI回答データとGoogle検索結果データのIDが完全に一致した2026年7月7日〜7月10日の4日間、48プロンプト・186回答に限定しています。対象プロンプトは全50件のうち、ChatGPTの回答データが欠損していた2件を除いています。

※検索順位帯は、同一回答内の重複ページを除去したうえで、同じページが複数の検索クエリに出現した場合は最も良い順位を採用して判定しています。

※検索クエリ別の集計は対象回答数が1件程度にとどまるデータが大半のため、本文中の傾向分析には用いず、参考情報にとどめています。

※本文中の「ChatGPT」は、分析上では「gpt-5.2-2025-12-11」というモデルのデータに対応します。

※本記事の内容は情報収集・分析を実施した時点のものであり、公開時点では状況が変化している、または情報が古くなっている可能性があります。

※本調査は生成AIのAPI等を通じて取得した回答データを分析したものであり、実際のユーザー体験・検索結果とは異なる場合があります。

※数値は調査時点のものであり、AIモデルのアップデート等により変動する可能性があります。

Optyino.aiとは

AI時代のブランドを可視化する、生成AIエンジン対策(GEO/LLMO/AIO)ツール。

 ChatGPTやPerplexity、Geminiなどの生成AIにおいて、自社ブランドがどのように言及・引用されているかを分析し、AI検索時代における新しいマーケティング指標を提供します。

 表示スコアや引用分析、ブランドシェアなどのデータを通じて、企業が「AIに選ばれるブランド」になるための改善アクションを支援します。

サービスURL: https://optyino.ai/

本調査データの引用について

本調査データを引用する際は、「株式会社Wallabee/Optyino.ai」および元記事URLの記載をお願いいたします。

元記事URL:https://optyino.ai/press/ai-citation-serp-rank

会社概要

会社名: 株式会社Wallabee

所在地: 東京都渋谷区桜丘町18番4号 二宮ビル1F-92

事業内容: GEO・LLMO領域の研究・プロダクト開発、AI検索対策支援、Webマーケティング支援

サービス: https://optyino.ai/

URL: https://wallabee.co.jp/

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘18番4号 二宮ビル1F-92
電話番号
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代表者名
森下浩志
上場
未上場
資本金
1050万円
設立
2023年02月