途上国で磨かれた”解決力”が、世界と日本を変える マラウイの農家収入創出、三重の動物園再生、愛知の不就学児童支援――第4回 JICA海外協力隊 帰国隊員社会還元表彰 入賞者発表
~大賞決定イベントは6月8日(月)開催~
独立行政法人国際協力機構(JICA)はこのたび、JICA海外協力隊としての経験・知見を生かした社会課題への取り組みを表彰する「帰国隊員社会還元表彰」の入賞者6名を決定しました。
マラウイで農家の現金収入を生み出す仕組みづくり、三重県の過疎地域にある動物園の再生、愛知県で「不就学ゼロ」を目指す教育支援――。
途上国の厳しい環境で磨かれた”解決力”が、現代社会が直面する課題に”即戦力”として生かされています。
■JICA海外協力隊 帰国隊員社会還元表彰とは
JICA海外協力隊事業は昨年60周年を迎え、累計で5万8千人を超える隊員を全世界に派遣してまいりました。その経験は、派遣期間中だけでなく、帰国後に社会へ還元されることで、より大きな価値を生み出します。
JICAはこの「社会還元」に光を当て、活動の機運をさらに高めるため、2023年より『帰国隊員社会還元表彰』を創設しました。国内外・公私を問わず、社会課題の解決に取り組む協力隊経験者を紹介し、表彰します。
このたび、以下の6名の方々が第4回の入賞者として決定しましたので、お知らせいたします。
そして、6月8日(月)には「第4回社会還元表彰 大賞決定イベント・表彰式」を開催予定です。下記の入賞者が一堂に会し、「自らの活動がどのように社会を変えたか」をプレゼンし、審査員により大賞が決定します。
■大賞決定イベント・表彰式 概要
日時:2026年6月8日(月)13時~(予定)
主催:独立行政法人国際協力機構青年海外協力隊事務局
本イベントにおいては各入賞者が登壇予定です。個別取材のご案内も別途お送り予定です。当日はオンラインでの配信も予定しております。
■入賞者
アントレプレナーシップ賞


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氏名 |
ムスクワ 野原(2016度3次隊、マラウイ、コミュニティ開発) |
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活動拠点 |
マラウイ |
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所属 |
PENJANI Malawi代表 |
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出身 |
長野県 |
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取組名称 |
完全メイドインマラウイによる農民収入創出と地域経済循環モデル |
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活動概要 |
◇伝統布“チテンジ”でつなぐ、農家の新しい収入源 協力隊活動中に、農家の農閑期の生計向上を目指しPENJANI Malawiを設立。帰国後現地に再渡航し、現在まで約8年間にわたり「マラウイ人による、マラウイ国内製造を通じた地域経済循環」を基本理念とし、現地産の伝統布(チテンジ)を活用した布小物の製作・販売を行っている。マラウイ北部ムジンバ県ムズズを中心に、地域に既に存在する素材や技術を活かし、材料調達から製造、販売までをマラウイ国内で完結。現在は約50世帯の農家が製作者として参加し、作業時間と難易度に合わせた報酬体系を導入。農業収入に偏らない安定的な現金収入確保にビジネスを通じて貢献している。 |
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関係リンク |
地域活性化賞


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氏名 |
髙橋 文彦(2012年度9次隊、ウガンダ共和国、動物学) |
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活動拠点 |
三重県 |
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所属 |
神奈川県 |
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出身 |
神奈川県 |
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取組名称 |
過疎化が進む地域での小さな動物園の挑戦 |
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活動概要 |
◇存続危機の動物園を再生、地域と命を支える共生拠点へ |
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関連リンク |
多文化共生賞


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氏名 |
越智 さや香(2005年度0次隊、ブラジル、日系日本語学校教師) |
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活動拠点 |
愛知県 |
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所属 |
特定非営利活動法人 みらい 代表 |
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出身 |
岐阜県 |
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取組名称 |
外国につながる子どもの成長・子育てを支える地域に根付いた多文化共生の実践 |
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活動概要 |
◇地域とともにつくる、多文化共生の子育て環境 ブラジルの活動で学んだ「人とのつながりの大切さ」を原点に、外国人人口の割合が高い愛知県知立市において外国につながる子どもたちの健全な育成と、保護者が安心して子育てできる環境の発展に寄与することを目的に2009年から取組を開始。2014 年には特定非営利活動法人みらいへと法人化し、外国につながる児童生徒への学習支援教室や多文化子育てサロン、日本語教育体制整備支援を、地域や行政、大学等と連携しながら実施してきた。また、有識者として市の関連事業や学校運営協議会の委員等を務めるほか、愛知県や他団体が主催する説明会や研修会において事業報告等を行い、自身が現場で培った知見を発信している。 |
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関連リンク |
多文化共生賞


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氏名 |
川上 貴美恵(2005年度0次隊、ブラジル、日系日本語学校教師) |
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活動拠点 |
多文化ルームKIBOU コーディネーター(社会福祉法人せんねん村 多文化共生教育コーディネーター) |
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出身 |
愛知県 |
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取組名称 |
愛知県西尾市にて多文化共生教育を実践 |
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活動概要 |
◇不就学ゼロを目指す、外国につながる子どもたちの支援 協力隊参加後、2008 年より現在に至るまで外国につながる子どもたちを支援。現在は、立上げから関与し責任者を務める愛知県西尾市の多文化ルーム KIBOUで、子どもたちの不就学ゼロ(SDGs4)を目指しスタッフとともに活動。多様な文化的背景をもつ子どもたちの学びに必要な環境を提供すべく、地域の関係者とつながり支援の幅を広げている。専門性を活かし、学会での研究発表や語彙調査の実践、愛知県のプレスクール実施マニュアル策定への参画、公的機関主催の会議や研修で事例報告や講義を担当し、地域・行政・教育機関をつなぐ実践者として高い信頼を獲得している。 |
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関連リンク |
国際開発協力賞


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氏名 |
坪井 彩(2017度3次隊、ウガンダ共和国、コミュニティ開発) |
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活動拠点 |
ウガンダ |
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所属 |
株式会社 Sunda Technology Global CEO |
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出身 |
福井県 |
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取組名称 |
アフリカ×日本の協働による持続可能な水設備管理の実現 |
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活動概要 |
◇約9万に安全な水を提供する、持続可能な井戸運営モデル 協力隊活動中、ウガンダの井戸が維持管理体制の欠如により機能停止し、水アクセスが不安定になっている現状に直面。帰国後、持続可能な水インフラを維持・運営する体制構築を目標に2020年に株式会社 Sunda Technology Globalを創業。日本のモノづくりのノウハウとウガンダ人技術者のアイディアを組合わせ井戸のプリペイド式料金回収システムを開発した。これまでにウガンダ国内の複数地域で当該システムを合計 300 基以上導入し、約 9 万人の住民が安全な水に安定的にアクセスできる体制を実現。協力隊で学んだ、課題分析、合意形成、実装を現地主体で進める姿勢を活かし、持続性を確保しながら事業を拡大している。 |
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関連リンク |
審査員特別賞


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氏名 |
田仲 永和(2017年度1次隊、マラウイ、小学校教育) |
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活動拠点 |
千葉県 |
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所属 |
(応募時)君津市教育センター 主査(指導主事) |
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出身 |
千葉県 |
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取組名称 |
きみつSDGs教育の推進 (国際理解、環境・地域課題、つながる山・川・海) |
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活動概要 |
◇日本の教室と世界をつなぐ、SDGs教育の実践モデル 現職教員特別参加制度を活用し協力隊に参加。帰国後、国際理解教育と地域・環境教育を2本柱とする「きみつSDGs教育推進事業」を君津市教育センターの事業として立ち上げ、持続可能な社会の創り手育成に貢献している。国際理解の取組では、マラウイで活動中の隊員や隊員経験者・国連機関の駐在職員等を招き講演を開催し、2021年度~2025年度で君津市内外の延べ1500名を超える生徒が世界と繋がる機会をサポート。地域・環境教育の取組では探究学習用の副読本「探究百科きみペディア」の作成を主導し、きみつSDGs教育の取組と共に2025年度グッドデザイン賞等を受賞した。 |
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関連リンク |
【ご参考】
社会還元表彰HPはこちら。過去の受賞者のインタビュー記事等もございます:社会還元表彰HP
過去の大賞受賞者をご紹介します。
・第1回 徳島 泰(インスタリムCEO 2012年度1次隊、フィリピン、デザイン)
帰国後も社会にインパクトを。多分野で光るJICA海外協力隊経験の社会還元 | ニュース・広報 - JICA
・第2回 栗野泰誠(一般社団法人チョイふる 代表理事 2014年度2次隊、エチオピア、体育)
子供たちが自分の未来に希望を持てる社会を作る:一般社団法人チョイふる 代表理事 栗野泰成
・第3回 青木由香(NPO法人アレッセ高岡 、2005年度0次隊、ブラジル、日系日本語額教師)
受賞者たちが今に至る道 大賞・多文化共生賞 青木由香さん ピックアップ | パンフレット | JICA海外協力隊
■JICA海外協力隊について
JICA海外協力隊は、開発途上国からの要請(ニーズ)に基づいて、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方を募集し、選考、訓練を経て派遣する、日本政府のODA(政府開発援助)予算により実施されるJICAの事業です。
詳しくはJICA海外協力隊をご覧ください。
■独立行政法人国際協力機構(JICA)について
JICAは、開発途上国が直面する課題を解決するため、技術協力、有償資金協力、無償資金協力など日本の政府開発援助(ODA)を一元的に担う二国間援助の実施機関で、150以上の国と地域で事業を展開しています。 国際社会の課題は日本とも密接に関係しています。国内外のパートナーと協力してそれらの解決に取り組み、世界の平和と繁栄、日本社会の更なる発展に貢献します。 詳しくは https://www.jica.go.jp/index.html をご覧ください。
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